人々の午睡の夢は、 雲のような白い塊へと、 有機結合した状態で、 塔の 吸引口から一気に侵入。
突然の臨界点。
塔は激しくふるえ、 その身をよじり、もだえるが、 街を歩くだれも気がつかない。
侵入者は解毒され、 平らになった階段を いきおいよく地下へと捨てられる。