砂時計

 

延々と続く砂浜は

単なる砂時計の砂だった。

近くのいちばん高い砂丘から、

天上へと砂の細い流れが

さらさらと続いている。

やがて自分も

この砂の流れにのって

さらさらと登っていくのだろう。

 

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