市松模様の白黒に、
象牙の塔がならんでる。
運命の見えざる手が、
あなたをつかんで
持ち上げる。
逃げ出そうとすると、
うすっぺらい衛兵が
つまようじのヤリでつつくのだが、
痛いというより
ちょっとくすぐったい。