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豆の記


豆のこと。折に触れ加えていきます。


花豆

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11年8月7日
豆乳その1: そんなに飲んだことはないが、豆乳で思い出すのは台北で朝食を食べたお店。一応椅子はあるがスタンド風(日本で言えば駅の蕎麦屋くらい?の庶民的な)。何種類かの中華饅頭や揚げパンと、豆乳がある。私は言葉ができないので注文をどうしようかと思っていたら、店のおじさんが日本語で饅頭の種類を教えてくれた。豆乳には「冷たい、熱い、あったかい」、さらに「甘い、甘くない」の選択肢。朝の飲料としてポピュラーなことがわかる。適度にうすい、熱い豆乳はほっとする味。心配した飲みにくさはない。これだけ目的に台北に来ても良いくらい美味(ちょっと大げさかな)、と思った。

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ピーターパンのずんだあんパン

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11年7月17日
あるとき中華料理店で、「干豆腐のあえもの」を食べてみた。豆腐といっても麺状で、歯ごたえがしっかりあって、酢の味がとても合う。
後日横浜の中華街で食材店を訪ねたら、店の人は「精進料理に使うアレね……」といって焼きそばのような袋入りの「五香絲」を出してきた。精進ということは肉の代わり? それ以来時々買うが、家では主に炒め物にする。肉というより、本当に焼きそばそっくりのダイエットヌードルに出来上がる。
「肉の代わり」に見えるのは、その後池袋で見つけた、真空パックで売っているご飯の進む大豆製品。香辛料が効いており、これこそサラミもどきというか豆腐ジャーキーというか。中国の豆腐はそのままでなく、さらに炒める、煮る、漬けるなどの調理が前提になっているのかもしれない。ある店では前菜の一つに「湯葉の漬物」というのが出たし。
日本では冷奴に代表されるように水気や涼感、とろけ感を大事にする部分が大きい豆腐。そのまま食べることが多いのもそのためか(そのままでないものは油揚げやがんもどきという、別の名で呼ばれる)。これは日本ならでは?
一度詳しい方に中国の豆腐事情を聞いてみたい。ハム状や、巻いて輪切りにしたようなのや、種々の形態の干豆腐も調理法が知りたいし、中国の「精進料理」とは何か。彼の国には豆腐村というところもあるそうなので、豆好きとしては是非……

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黒目豆

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11年6月30日
豆腐料理店のお客は、なぜ9割以上が女性なのだろうか? たとえば「八かく庵」。

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11年6月28日(15日の続き)
食事の好みと美術の好み、生活とアート、その境目はなく続いていると考えている(したがってアートという言葉もあまり使わない)ので、一筆箋のような原稿用紙が食物柄でもおかしくない。それを使って展示もしてみたい。まずは豆のほうで、食べる豆をテーマにいろいろ集めよう。
「豆」展はそんな風に発案した。

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11年6月15日
「豆」展の参加者を募集中。豆のイラスト入り原稿用紙に豆についての文章や絵を書いて(描いて)もらい、集めて9月に展示。そもそもは雑司が谷の「手創り市」で豆や瓢箪、きのこなどのイラスト入り文具で出展していた赤飯堂さんと知り合って、原稿用紙のデザイン2種を発注したことに始まる。用紙を作った時にすでに公募展の企画が念頭にあったが、なぜ豆なのかというと、自己紹介にまで書いていたように私が「豆ときのこを好む」からで、それだけでは食の嗜好でしかないが、…(つづく)

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緑豆

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11年6月12日
緑豆(りょくとう)といえば、まずは春雨の原料として知られているのかも。しかし飯に炊き込んでもよい。乾物の豆は普通一晩くらい水につけるが、それが面倒な人も緑豆ご飯ならいきなり炊いても大丈夫。豆だけ入れても良いし、昆布やひじきと一緒に入れて、酒やしょうゆで味つけしても良い。甘党ならぜんざいにしても良いし、ベトナム料理ではデザートに緑豆餡入りの白玉が出る。食事にも菓子にもなる、優秀な豆である。


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11年6月5日
イスラエル料理店「シャマイム」へ十数年ぶりに行った。肉が主役の定食と同じくらい、豆料理の定食がある。今日はひよこ豆スープ、ひよこ豆の揚げボール(コロッケ?)、レンズ豆ご飯。日本ではしょうゆ、味噌、豆腐といった形のなくなった状態で「豆」をあまり意識しない場合も多いが、彼の地では形の見える豆もかなり人気のようだ。香辛料もかなり使われているが、辛さより風味付けに重点が置かれ、初めてでも食べやすい。

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