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Scoutingメーリングリスト参加のしおり Version 1

制作:scm-adm (1999年9月1日)

このメーリングリスト参加のしおりは、Scoutingメーリングリストに参加している皆さんが、メーリングリストを楽しめるようにと考えて、電子メールの一般的なマナーや、メーリングリストを楽しむためのアドバイスをまとめたものです。
まだ完成というには程遠い仕上がりですが、参考にして頂ければ幸いです。

また、この参加のしおりはScoutingメーリングリストに参加している皆さんと作っていきたいと考えています。御意見がありましたら遠慮なくお聞かせ下さい。

scm-adm 広報担当 浅野義夫(asano@mbox.kyoto-inet.or.jp)





【メールを読む時】


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はじめの1週間は、送られてくるメールを読んでみよう


メーリングリストに参加して、まずすることは何でしょうか。「自己紹介」?それもいいかもしれません。でも、その前にメーリングリストの雰囲気を知っていただきたいと思います。

メーリングリストメンバーが今どんな話題で盛り上がり、どんな風におしゃべりしているかなど、しばらくは「ほほう、なるほど」とながめてみましょう。1週間あるいは、20〜30通のメールを読むうちに、きっとスカウティングメーリングリスト独特の楽しく快活なムードが感じ取れると思います。

そして、自信を持ってメーリングリストにデビューしてください。


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ここは、リーダー会議の終った後の雑談の場です。


スカウト運動に参加したばかりの人も、指導者歴ウン十年の人も、スカウトの保護者の人も、連盟で奉仕されている人も、ここではスカウト活動が好きな一個人として楽しくおしゃべりができます。

「○○団△△隊の隊長の☆☆です」と名乗って発言しても、団や隊の代表として意見を述べているわけではありません。あくまで、☆☆さんが見たことや感じたこと、経験したことをお話ししてくれている、と受け止めてください。


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未読がたくさん、でも大丈夫


メーリングリストでは一度にたくさんの話題が話されています。その中には、あなたにとって興味のある話もあれば、興味がない話もあるでしょう。あなたは興味のある話題に関して話に参加すればいいのです。

Subjectを見て興味のある話題を探してもいいし、メールの最初の方をチラッと眺めて興味のある話題を探すのもいい方法です。差出人をみて、この人のメールはいつも楽しいから…という読み方も一つの方法でしょうね。

メーリングリストからやってくるメールは個人間の信書ではなく、多くの人とディスカッションをする手段として電子メールを利用しているだけなのです。だからすべてのメールに目を通す義務はないですし、それが失礼に値するということもありません。

何が何でも全部読みたいというのならば止めませんが、それなりに量が多いので最初のうちは大変だと思います。時間がなくて読めなかったメールは老後の楽しみに残しておこうというぐらいの気楽さでメーリングリストを楽しんでみてはいかがでしょうか?(^ ^)


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【メールを書く時】


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「初めまして」からみんな始まります


参加したなら、投稿しないと楽しさ半減です。最初はROM(リード・オンリー・メンバー「読んでるだけの人」) でもいいですが、自分が知りたいこと、知ってることが話題になったら、「初めまして」と書いて アクティブメンバーに仲間入りしてください。

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所属を書こう


ここは、スカウティングに関わっている人達のメーリングリストです。メンバーはどこかの団・隊に所属して活動をしておられる方が多いと思います。

スカウト・リーダーとしてどこに所属しているのかと言うことが分かると便利じゃないでしょうか。たとえば、同じ地区の人だと分かるとなじみ易かったりしませんか?地区行事でばったりと顔を合わせたりして、ちょっとしたオフ会気分になれます。

また、「森本です。」と書くより「森本@横浜130団CLです。」と書くと、読む方は「あぁ、横浜130団でカブ隊長をしている人だ」と分かりますよね。こうすることで、所属や役務を知った上でメールが読めるんじゃないでしょうか。自分の所属・役務をメールの先頭か署名に書くことで、読む方の助けとなることでしょう。

メールは書くだけでなく読んでもらうことも非常に重要です。読みやすくするためにも所属を書きましょう。


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署名の書き方


署名はあなたが誰なのかを書いた、名刺のような役割をもっています。あなたの名前やE-MAILアドレス、所属、役務などが書いてあると、読む人に親切ですね。

ただ電子メールは まだまだセキュリティが高いメディアではなく悪意を持った第三者がその情報を利用する可能性もあります。ですから個人の住所や電話番号の掲載は控えた方が無難でしょう。

署名はあなたのシンボルですから、記号を組み合わせて絵を描いてみたり、気の利いたセリフと入れてみたりと、いろいろ工夫するのはいいことです。でも行き過ぎないようにしましょう。

同じ署名を何度も読む側にすれば、本文より大きな、何行も使った署名などは必ずしも楽しいものとは限りません。時には長い署名を邪魔に感じることもあります。

署名は1行から3行くらい、多くても5行まででまとめた方がいいでしょう。


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わかりやすいSubjectをつけよう


「Subject」は、メッセージの内容を明確に表したタイトルです。

例:
先日リーダー会議で夏キャンプの計画を話し合い、日時やプログラムは決まったものの、肝心の場所が決まらない。そこで、キャンプの候補地をメーリングリストで尋ねてみようと思い、メールを書くとき。
×「探してます」 何を探しているのか、さっぱりわかりません。
△「夏キャンプ」 スカウト関係者なら読むでしょうけれど…。
○「夏キャンプの候補地探してます」 これなら、わかりますね。

メーリングリストメンバーの中には、受け取ったメールを順番にすべて読む人もいれば、Subjectを見てメッセージ(本文)を読むかどうかを決める人もいます。

わかりやすいSubjectを付けるよう、心がけましょう。


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1つのメールに複数の話題を書くときのSubject


1つのメールに複数の話題を書いてしまった場合は、Subjectに書いた話題が中心で、他の話題はオマケとわかるような配分にしておきましょう。

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Subjectをわかりやすく書き替えてもOK


オマケの話題に反応して返信を書くとき、ちょっと工夫するとわかりやすくなることことがあります。Subjectは「Re: 夏キャンプの候補地探してます」なのに、メッセージはまったく別の話題というのでは、読む人が混乱してしまいます。このような場合は、新しくSubjectを付けて送信してもかまいません。

元のSubjectとかけ離れた内容になった場合や、話題が変わったのに元のSubjectのままで多くの人が返信を出している場合にSubjectを変えるときは、メッセージ中に「Subjectを変えました」と一言添えておくと、よりわかりやすいでしょう。

このほか、複数のメールで似たような話題が出ていたので、それにまとめて返信する場合も、新しくSubjectを付けて送信してかまいません。この場合も、メッセージ中に「Subjectを変えて、まとめてお返事します」といった一言を添えておくとよいでしょう。


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ホームページの宣伝目的だけのメールは良くないです。


自分や他人のホームページの宣伝だけのメールをメーリングリストに投稿する(宣伝媒体としての利用)のはやめて下さい。

たくさんのメンバーがいるメーリングリスト上で宣伝をするのは確かに効果がありますが、たくさんの人が宣伝を始めるとスカウティングについて話し合う場が宣伝の場になってしまいますので、宣伝だけのメールの投稿は禁止します。

話題の中で紹介(参照)したいページや、活動の報告を乗せたホームページを紹介したいときは、さりげなく署名欄にURLを書いておくとか、話の中に「参考のページはhttp://www.」等と書くと、見せ方もスマートですし、多くの人に見てもらえると思います。


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メールを書く時は落ち着いて


電子メールと言うのは非常に便利なものです。電話や会話と違い、時間にとらわれずに相手とやり取りすることができます。ただ、気心知れた相手と違い、不特定多数の人とメールを交換するメーリングリストの場合、相手の感情や考え方などがわかりにくいものです。ついつい、自分の感情や考え方を中心にしたメールを書いてしまうことがあります。

メーリングリストへ送信する前に、自分が読み手として、もう一度書いたメールを読み直してみましょう。もし、「嫌な表現・・・」とか「変な表現・・・」と感じるところがあれば、書き直しましょう。メールを読んだ時に「なんじゃ!こりゃ!」と怒りを爆発させる前に、それまでのメールの流れや書かれ方の雰囲気をよく考えてメールを書くことも大切です。

また、メールの中にフェイスマーク(フェースマーク/スマイリーマーク/顔文字)を入れることがあります。これは、どうしても文章だけでは微妙なニュアンスが伝わりにくいので、フェイスマークを入れてニュアンスを伝えたい!と付けるものです。冗談のつもりで:-)と段落の後に付けたり、ちょっと意地悪のつもりで書いた段落の後に;-Pと付けたりします。
しかし、あまり多用すると「なんかバカにしているんじゃない?」と受け取られることもあるので、ご注意を!(^-^;


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私信は直接相手に


メーリングリストはメンバー全員で話をするところです。個人的な話は直接相手にメールを送って下さい。

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引用は適切に


引用とは、返信する時に元のメールの内容を添えることを言います。

あるメールへの返信を書く時に、元のメールを引用すると流れも分かり易く、読み手にも親切です。ところが、数十行の元のメールを全文引用して、「同感です。」とか2〜3行足しただけのメールを見かけることがあります。こういう場合は、「同感」と感じた部分のみを引用したほうが良いでしょう。

もし、元のメールが読みたければ、コマンドで取り寄せることもできます。(元のメールの情報も付けておくと親切です)逆に、引用を端折りすぎると意味が通じなくこともありますので、意見を交換したい部分に着目して引用すると良いと思います。

また、引用する場合には、元のメールの意図が分からなくなるような引用はすべきではありません。引用部分と自分の書いた部分を分かるように区別しておくと読む方も読み易くなります。

読み手に分かり易くするための引用です。引用は適切に行いましょう。


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半角70文字前後で改行を入れよう


昔は一行半角 80 文字の端末が大半でした。その名残で、現在でも、 E-mail は一行半角 80 文字で表示できる(あるいは一行半角 80 文字しか表示できない)ことを前提にやり取りされています。ということは、一行当たり 81 文字以上書いたメールは読みにくいメールになってしまいます。せっかく書いたんだから、あなたもみんなに読んでもらいたいでしょ?

そのために、誰にでも読みやすいメールを書きましょう。

『じゃあ、なぜ半角 80 文字でなくて半角 70 文字前後で改行するの?』メールでは、相手からのメールの本文を引用するとき「> 」や「鈴木> 」といった記号を付ける習慣があります。メールのやり取りを繰り返すと、すぐに「> > > 」や「私> 鈴木> 」となり、一行当たり半角 80 文字を越す(越しそうになる)ことが目に見えますね?だから、半角 70 文字前後で改行を入れるようにするんです。


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【その他】


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メールの2次利用で気を付けること


メーリングリストに投稿された他人が書いたメールを、ホームページに掲載したり、多数の人に転送したり、プリントして配布するときはメールの作者に許可を取る必要があります。

メールは出版物と同じように書いた人に著作権があるからです。ただし、引用として使う事は著作権法でも認められています。

許可を取るときは、本人に直接メールしてください。(そのとき「どのメールを何に使うのか」を書いたほうがいいでしょう。)また他人(他所)から受け取ったメールをメーリングリストに転送する場合も、その作者に了解を取って使ってください。


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コンピュータウィルスについて


最近、電子メールを通じてコンピュータウィルスに感染するという話がマスコミによって報道されています。実際、このメーリングリストでもコンピュータウイルスが流れたことがあります。
でも必要以上に恐れないで下さい。『添付ファイルを安易に開かない』というたった一つの対策でそれを予防することができます。

コンピュータウィルスというのはプログラムもしくは、マクロウィルスと呼ばれるMicrosoft Wordの文書ファイルや、Excelのデータファイルの中に仕込まれているものです。これらを電子メールで配布するときは、必ず添付ファイルという形で行なわれます。

メールを読むだけで感染することはありません。添付ファイルを開けてはじめて感染するのです。ですから『添付ファイルを安易に開かない』というたった一つの対策でそれを予防することができるのです。

それともし貴方が、ウィルス情報を手に入れて善意でその警告をメーリングリストに出そうと思ったとしても、それはやめてください。たとえそのウィルスがMailing Listに流れたとしても、『添付ファイルを安易に開かない』というたった一つの対策でそれを予防できるのですから、警告は不要なのです。むしろ伝言ゲームで不正確なウィルス情報が広まる方が危険なのです。

それと、ウィルスと似て異なるものに、デマウィルスと、チェーンメールというものがあります。

デマウィルスというのは、例えば、『GOOD TIME!という件名のメールはウィルスに感染しているので、絶対に読まないで下さい。』という偽のウィルス情報です。先にも書きましたが、添付ファイルを開かない限り、読んだだけで感染するウィルスはありません。

チェーンメールというのは、不幸の手紙と同じように、同じメールを多数の人に発信するように求めるメールです。デマウィルスもこの一種です。最初の発信者はその情報がネットワーク上に広がっていくのを喜んでみています。いわゆる愉快犯です。

チェーンメールにはわかりやすいものから、わかりにくいものまで多数あります。例えば「捨て犬の飼い主を探しています」とか「人助けにご協力ください」などの人探しやボランティアを募るものは判断が難しいです。この手のものは安易にメールを他の人に転送せずに、情報の裏を取って納得してから必要な人に対して行動を起こして下さい。

デマウィルスを含めたチェーンメールというのは、ネットワーク上に無用なトラフィックを増大させたり、不正確な情報によるパニックや混乱の原因になりますから安易にメールを転送したりしないように注意して下さい。

最後に…。忘れないで下さい。『添付ファイルを安易に開かない』ということを。もし、添付ファイルを開く必要がある場合は、それが信用できる相手から届いたものでないのならば、市販されているウィルスチェッカーで検査してから開くぐらいの慎重さが必要です。


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scm-admとは…


scm-admとは、Scoutingメーリングリストの技術的な問題や、運営面での問題に対して、支援している有志グループです。
興味がある方はお気軽にscm-adm 広報担当 浅野(asano@mbox.kyoto-inet.or.jp)に声をかけて(メールを書いて?)ください。本末転倒な人数にならない限り歓迎します。(^ ^;;

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