今週のフリートーク(97年4月4週)
開かれた競馬を
ホクトベガがドバイへ行き、ダンスパートナー、マイネルブリッジが香港へ遠征するなど、日本馬の海外進出は年々盛んになりつつある。一方日本でもジャパンカップの創設を皮切りに安田記念、京王杯SCの国際レース化など海外の馬が日本で走る環境が整いつつある。しかし全体から見ればまだほんの一部にすぎない。まず、頭にマル混のつく重賞レースはすべて外国馬に開放してほしい。外国産馬がよくて外国で調教された馬が走れない理由がわからないのだ。いわゆるマル外の外国産馬は所詮は血統からして外国馬なのであるから。それに開放したからといってすぐさまワッと外国馬が押し寄せてくるとも考えにくい。今年の京王杯SCは外国馬の参加は無いし、去年のオールカマーもそうだった。たとえ外国馬の参加が無くとも世界に開放したレースであれば、そこでの成績は世界で評価してもらえる。日本馬が世界の馬と同等に評価されるのだ。たとえばサクラローレルは春の天皇賞と有馬記念に勝ちはしたが、国際的な評価といえばオールカマーのみにすぎない。つまりローレルの実質的な評価は単なるG3の勝ち馬でしかないのだ。このように閉鎖的な環境で競馬が行われる限り、競走馬のレベルが向上しても世界に実力を認められることはできないだろう。
本音をいえば日本競馬においてある種の「聖域」とされている天皇賞やクラシックも開放すべきだと思う。これには国内の生産者の問題も絡んでくるからいろいろな面から論じなければならないが、別に「イギリスからやってきたダービー馬」が誕生してもいいように思うが。去年のフサイチコンコルドだって父カーリアンの血統的には外国の馬なんだし。
しかし現実はといえばクラシックレースはおろかトライアルとはいえマル混だった弥生賞やチューリップ賞を内国産限定にするなど、どうも私の考えとは逆をいっているようで。
今はまだ日本の馬は海外では全然だめだけど、将来海外で勝ち出すようになってから日本のレースを開放しろなんて迫られてからでは遅いと思うのだが。
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