今週のフリートーク(97年5月4週)
オークス
今週の日曜日に東京競馬場ではオークスが行われる。登録馬が出そろい、調教があり次第にムードが盛り上がってきたところだが、私自身としてはオークスに対してあまり盛り上がりがない。というのもオークスの2400mという距離設定を疑問に思う(つまり長すぎるということ)からだ。
日本の競馬はイギリスの様式を手本としたのはよく知られていることだが、クラシックレースの距離も例外ではなく、今日までずっと守られている。確かに牡馬も参加するダービーは2400mという距離がふさわしいと思う。しかし5月の4歳牝馬にとって長すぎる2400mを走らせることに意味はあるのだろうか。秋の秋華賞が2000mなのだから、長くても2000mまでがいいところだと思う。
2400mを戦うとなれば求められるのはスタミナということになるだろうが、現在はむしろスピード重視の傾向にあり長距離偏重がかなりやわらいできている。どうしても距離が長い方がいいというならダービーに出ればいい。そうなればダービー自体も盛り上がるしいいと思うのだが。
クラシック競争の距離体系に手を入れるというのは抵抗があるかもしれないが、かつて秋の天皇賞を3200mから2000mにしたのは競馬のスピード化に伴う改革ではなかったか。
競争である限りは勝ち馬は出るが果たして本当に意義のあるレースなのか、どうも今のオークスは考えるときにきているのではないだろうか。あくまでヨーロッパスタイルに習ってのことだろうが、日本の独自色を出してほしいものである。
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