今週のフリートーク

今週のフリートーク(97年7月1週)




宝塚記念

今週日曜日に今シーズン上半期のG1レースの最後を飾る宝塚記念が行われる。1着本賞金はG1レースの中でもダービーや天皇賞と並んで1億3200万円(確かそうだったはず)であるが、どうも盛り上がりに欠けるような気がする。というのも1流馬の参戦はあるものの、どの陣営からも「このタイトルだけは欲しい」という意気込みが伝わってこないのである。そこが同じ春に行われる天皇賞と違うところである。せっかく外国馬にまで開放してしておきながら、マヤノトップガンとサクラローレル、あるいは4歳のメジロドーベルやメジロブライトなどには目も向けられず、外国馬もセトステイヤー(日本人オーナー)しか出てこない。日本でもイギリスのキングジョージ&クイーンエリザベスSのような4歳馬の参加を促して7月に持ってきた意味がないように思える。
ところでなぜ4歳馬は出てこないのだろうか。それはオークス、ダービーの春のクラシックが終わった後で一息入れたい時期であり、秋に迎える菊花賞や秋華賞の方が目先の宝塚記念より重要という事なのだろう。では外国産馬はどうなのか。今年はシーキングザパールにスピードワールドというマイルの距離で活躍した2頭がいるが、とても2200mの宝塚記念に出るタイプではない。去年はタイキフォーチュンという中距離も難なくこなせる4歳馬がいたが、結局宝塚には目もくれず秋まで休養してしまった。
どうもダービーの後、というのは不利である。ダービーが終われば実質的に春競馬の終わりを意味する。次の週からはもう3最馬がデビューする。そこから1ヶ月もたった頃のレースに超一流の古馬や4歳馬の出走を望むのが無理と言えないか。そこにあるのは「宝塚記念」ではなく、単なる「G1レース」とは言えないか。だから春の天皇賞馬、ダービー馬、オークス馬、NHKマイルカップ馬にそっぽを向かれるのかも知れない。


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