今週のフリートーク

今週のフリートーク(97年7月3週)




内国産の種牡馬

先週から新潟、小倉の開催が始まり、いよいよ夏競馬も本番を迎えようとしている。函館では一足先に3歳馬がデビューしたが、1開催遅れて新潟、小倉でも新馬戦が組まれ、3歳馬の進出に拍車がかかってきた。3歳の新顔となるとまず気になるのが血統である。当然ながら、今をときめくサンデーサイレンスやブライアンズタイムといった輸入種牡馬の産駒に注目が集まり、内国産種牡馬の産駒は自動的にそれらの次の位置づけになる。実際、例外も大いにあるが、例年クラシックを目指す内国産馬のほとんどは輸入種牡馬産駒で占められる。今年の場合も牡馬ではメジロブライト(メジロライアン)、ランニングゲイル(ランニングフリー)、牝馬ではメジロドーベル(メジロライアン)らのいわゆる「マル父」の活躍はあったが、数では少数だった。
だが、よくよくこうしたことを考えると、先代から日本の地に馴染んでいるマル父馬は日本の風土に順応できるから、外国場を父に持つ馬よりもアドバンテージを持ってるはずなのだが、どうにも分が悪い。全体的な能力の平均値では外国場が上回るのは当たり前であるが、ここの馬を見れば能力的に引けを取らない馬もそろっている。シンボリルドルフはその好例である。確かにトウカイテイオーを輩出したが、もう2、3頭G1戦線に名を連ねる名馬を出して欲しいものだ。他のかつてのスター達は概ね苦戦している。タマモクロスはカネツクロスがいるが、後継者としては物足りない。オグリキャップ、スーパークリーク、イナリワンも種牡馬としてはいまひとつ物足りない。ただ、こうした状況で昨年初年度産駒の3歳馬を送り出したメジロライアンがG1馬を出す活躍をしたことは朗報であり、そうなると同期生で今年初年度産駒の3歳を送り込むメジロマックイーンには期待したい。ただ、どうもステイヤータイプの馬は時として産駒に優秀な馬が出現するが、押し並べて優秀と言うわけにはいかないような気がする。初年度産駒から菊花賞や春の天皇賞に挑戦できる産駒が出てくるかどうか・・。
ただ現状では平均的にいい産駒を出す輸入種牡馬にどうしても目が行きがちになる。そうなると数では圧倒されるマル父だが、その中から1頭でもクラシック等G1を取る馬が出てくれば自ずと道は開けてくる。今年デビューする3歳馬達とともに、同じように今年デビューする種牡馬達、なかでもなじみのある内国産の種牡馬達を期待を持って見ていきたい。


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