今週のフリートーク

今週のフリートーク(97年8月2週)




競馬場の形

どうも不定期で放送されているようだが、NHKの衛星第1チャンネルで「世界の競馬」という番組がある。主にヨーロッパやアメリカでの主要レースの展望や結果を報じており、 本職はよくわからない合田直弘氏(どうも個人的にしゃべりが気に入らないが)が解説を入れている。この合田氏、海外競馬事情に関しては恐ろしく詳しいが、馬やレースのこと 以外にも競馬場についていろいろコメントしてるのが面白い。
日本での競馬場の形態といえば、まず例外なくオーバルコースだろう(ばんえいは除く)。中央競馬の開催競馬場はもちろんだが、地方競馬でも変わった形をしている競馬場がある なんて聞いたことがない。これはアメリカのスタイルに似ているのではないか。
それに対してヨーロッパ、特にイギリスの競馬場は個性的なコースが多い。くねくねと右左のカーブが混在する走路など日本じゃまずお目にかかれない。
残念ながら場名は忘れてしまったのだが、イギリスのある競馬場は、実にユニークなコース形態をとっていることが紹介されていた。
そのコースは、長い直線走路の右端に、「8」の字型の走路がつながっている形状をしている。ちょうどLの字を裏返した形で、縦の棒を数字の8に置き換えたような形をしてい る。観客が入るスタンドは直線の前に設置されており、ゴール板も直線スタンド前にある。「8」の字の内側を通るか外側を通るかでいろいろな距離設定ができるという具合である。 長距離を走るときには、1度直線からスタートして、8の字コースをぐるっと回ってまた直線に戻ってくるなんてことが出来るのだ。
中庭のように空いた部分には池があり、コース脇には森が広がっている。これまでの競馬場に関する概念を一掃させられたようなコースだった。
もちろん、こうしたある種の奇抜なコース形態が日本に必要だとかは一概に言えない。ただ、日本全国の競馬場が似たような形をしているのは少々つまらない。実際足を運ばなく てもある程度想像がついてしまうからだ。
他には、プロ野球のフランチャイズで使用されている球場も、日本ではどこも似たり寄ったりだが、本場アメリカでは両翼の長さが異なっていたり、フェンスがレンガ模様(本当 にレンガかもしれないが)だったりする。
だけど、日本には交通の便がある程度いいところに競馬場を作れるような土地などなかなかないし、現存の競馬場だって土地の制約はあるだろう。まあ、競馬場に見られるこうし た違いはお国の事情といったところなのかもしれない。


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