今週のフリートーク
今週のフリートーク(97年10月2週)
4歳未勝利
毎年のことだが、秋の中央場所の開催が東京と京都になると4歳未勝利戦の番組がなくなる。この時期になっても未だ勝てない4歳馬は東西あわせて相当数いる。正確な頭数は把握してないが、何100頭単位でいることは
間違いない。
中央場所を追われた4歳未勝利馬たちは唯一未勝利戦の番組が組まれている福島へ行かざるを得ない。秋の福島開催では平場のレースは3歳戦を除いてほぼ4歳未勝利戦が組まれてはいるが、東西から未勝利馬が殺到するとあって毎レースフルゲートで大盛況である。そしてどの馬が勝ってもおかしくない不確定要素の多いレースだから、まず人気通り順当におさまることはない。それだけに秋の福島の名物レースとなっている。
ところが、福島2開催をつづけても行われるレース数は120ちょっとであり、当然福島開催が終わっても未勝利馬はたくさんいることになる。もう福島が終われば4歳未勝利戦はなくなってしまう。もはや不利は承知で500万下に出るしかないが、未勝利馬は中央場所のレースに出走できないので、ローカル開催のレースにしか出られない。しかも出走馬は賞金順に割り当てられるから、除外の憂き目に遭うことも多く、素質があって何らかの事情で未勝利に留まっていた馬を除いて出世のチャンスは閉ざされることになる。もうあとには3歳馬もぞくぞくとデビューしてきているためだ。
それだけに秋の福島の4歳未勝利戦は、また違った意味で白熱する。勝てば堂々と中央場所の500万下のレースにでられるが、負ければ残り少ないチャンスにまた賭けなくてはならない。そういう意味では非常にシビアなレース体系といえよう。
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