今週のフリートーク
今週のフリートーク(98年1月4週)
顕彰馬
先日、昨年(1997年)の年度代表馬にエアグルーヴが選出されたことで話題になったが、その一方で顕彰馬の選定も行われていた。候補にあがったのは、昨秋引退したマヤノトップガンに昨年のドバイWCで悲運の死を遂げたホクトベガの2頭である。
顕彰馬とは、「競走成績・繁殖成績が優秀で中央競馬の発展に特に貢献があった馬の功績を称え、これを後世に正しく伝えることを目的とする。」とあるように、日本が誇る名馬として認められるということだろう。
歴代の顕彰馬を見ても、セントライト、クリフジ、シンザン、シンボリルドルフなど豪華な顔ぶれである。最近ではオグリキャップ、メジロマックイーン、トウカイテイオー、ナリタブライアンが選出されており、現在は24頭が顕彰馬となっている。
さて今回、マヤノトップガンとホクトベガの顕彰馬への仲間入りの是非が採択されたわけだが、両馬とも見送りという結果になった。
顕彰馬を選定する会合に出席した委員の賛成票が規定に及ばなかったようだが、これにはちょっと納得が行かない。
最近顕彰馬に選ばれた馬のレベルから見て、マヤノトップガンとホクトベガがそれらに劣るとは思えない。マヤノトップガンは菊花賞、有馬記念、宝塚記念、天皇賞(春)とG1を4勝しているのだ。メジロマックイーンもトウカイテイオーも同じくG1は4勝である。
ホクトベガが中央のG1こそエリザベス女王杯の1勝だけだが、地方との交流重賞でも川崎記念2回に帝王賞、マイルチャンピオンシップ南部杯も制している。成績的には両馬とも基準(があるのか知らないが)は満たしてるはずだ。
ならば印象が薄かったか勝ったレース自体のレベルが低いと見られたのか。でもマヤノトップガンが勝った昨年の春の天皇賞を低レベルな戦いと見る人があるだろうか。ナリタブライアンと大激戦を演じたあの阪神大賞典は何だったのか。ホクトベガが勝ってきた交流重賞は統一グレードが制定される前だったから軽く見られたのだろうか。
選考の場でどれだけの人がどういう理由で2頭が顕彰馬になることにノーと言ったのか理由を知りたい。
また競走成績だけじゃなく繁殖成績が考慮されるなら、ノーザンテーストの存在を忘れてはならないと思う。昨年産駒の合計勝ち数が1500勝に達するというとてつもない記録を打ち立てた。産駒を見てもアンバーシャダイ、ダイナガリバー、ギャロップダイナなど多数大物を輩出しているし、最近ではマチカネタンホイザ、シングライクトーク、ファッションショーなど個性的な面々が目立つ。
今ではアンバーシャダイの産駒のメジロライアンも種牡馬として活躍中である。
日本での競走成績がないことがネックになっているのか知らないが、何らかの方法で功績をたたえてもいいかと思う。
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