今週のフリートーク(98年3月1週)
競馬マンガ
今から10年も前には考えられなかったことだが、少年コミック誌に競馬を扱った漫画があるのは全然めずらしいことではない。
その中で私がよく目にしたのは、「みどりのマキバオー」に「風のシルフィールド」くらいだろう。前者は週間少年ジャンプ連載でアニメにもなったからおなじみだろう。
マキバオーは時にはシリアスな場面もあるが基本的にはギャグ漫画なので、サラブレッドのクセに2頭身だろうが、言葉を話そうが気にならない。なにせアニメでは海外遠征に行くとき飛行機の客席に座ってしまうのだから。
そのくせレースではギャグ調からとたんに真剣勝負になる。マキバオーの馬体重はいくらか知らないが、騎手よりも軽いのではなかろうか。すごい力である。
一方「風のシルフィールド」の方は実際に近いストーリーものである。とはいえ実際のコースやレースをそのまま表現したのでは物足りないので多少のデフォルメが見られる。例えば京都競馬場の3コーナー坂は有名だが、主戦が関東の主人公がこの坂の急さに驚く場面があるのだが、その描かれ方が坂というより斜面だったのを憶えている。だいたいレースで初めて通りかかって驚くのもすごい。返し馬で通るだろうに、普通は。
あとマキバオーもそうだが、馬の走りが尋常じゃないし、せいぜい2分のレースに長々と話を引き伸ばすやり方は、塁間がやたらと長い「巨人の星」からちっとも変わっていない。
とまあ、ほとんどけなすだけになってしまったが、これも競馬がギャンブルだけでなくスポーツと認知されたことを示しているのだろう。競馬ファン=ばくち打ちと思われたくない1ファンとしては、喜ばしいことではある。
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