今週のフリートーク(98年5月3週)

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トライアルレースの距離

クラシックレースをはじめ、4歳G1レースにはトライアルレースが設けられている。
また、古馬のG1でも優先出走権はないものの大抵同じ競馬場でのトライアル的なレースがある。
例えば安田記念には今週行われる京王杯スプリングカップがそれである。

それぞれのトライアルレースの距離を見てみると、ほとんどが本番のG1より若干距離が短くなっている。
安田記念は1600mだが、京王杯スプリングカップは1400mという具合だ。

この理由について主催者に問い合わせたわけではないが、自分なりに推測すれば、

1.本番のG1と同じ距離のレースを1度やってしまうことによって、ある程度新鮮味が薄れてしまうことを防ぐ。
2.本番はトライアルからやや距離を延長されるので、その分展開や距離適性など未知の要素が増える。

ということくらいだろう。
しかし1の理由は最近当てはまりにくくなりつつある。
皐月賞のトライアルの一つである弥生賞は本番と同じ2000mだが、ここ何年か弥生賞の勝ち馬が皐月賞を勝っていない。
それにここ3年続けて弥生賞で負けた馬が皐月賞馬になっている。

平成8年 イシノサンデー 弥生賞3着 --> 皐月賞1着
平成9年 サニーブライアン 弥生賞3着 --> 皐月賞1着
平成10年 セイウンスカイ 弥生賞2着 --> 皐月賞1着

これらはトライアルでうまく行かなかったところを修正して、本番でうまく生かした好例だろう。
確かにトライアルと本番のG1が同じ距離だと、今年の弥生賞のように、「こりゃスペシャルウイークで決まりか」なんてことになるが、
実際はそうでもないことがわかる。

2の理由もいささか説得力に欠ける。1200mが1600mになるとか、2000mが2400mになるならわかるが、
ほとんどが200mしか違わない。なら同距離でも一緒だと思うのだ。
これがあるのは菊花賞くらいかな。ダービートライアルだった頃のNHK杯もそういう雰囲気は少しあった。

そういうことを考えると、G1レースのトライアルは、本番と同距離のレースがあったほうがおもしろくなると思う。
もちろん今までの本番より短いレースも別ルートとして残しておいていいだろう。
G1までのルートが多くなるほど強豪同士の対決が持ち越されて盛り上がることも期待できる。


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