今週のフリートーク(98年7月4週)

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直線レース

昨年の秋シーズンから国内で敵無しの強さを見せたタイキシャトルがいよいよヨーロッパへ向けて旅立った。
行き先はフランスのドーヴィル競馬場。
目指すレースは8月16日に行われるジャック・ル・マロワ賞(G1)だ。

フランスG1とは言え、1600mではマイルチャンピオンシップ、安田記念と圧勝しており大いに有望だが、
ひとつ気になる点がある。
それはコースがスタートからゴールまで直線だということ、である。

1600mもの距離がひたすら直線で続いているコースなんて日本の土地事情ではとても考えられない。
ようやく新潟で1000mの直線ができるかというところだ。
あまりに直線が長いと観客がレースを見づらいだろうし、レース自体が単調になってしまう気がする。

土地がふんだんにあるアメリカでもオーバルコースが主流であるから、
やはり「見せる」競馬はオーバルコースになるだろう。
コーナリングの妙が明暗を分けるレースは位置どり、ペースといった要素が複雑に絡み合い、レース自体がおもしろくなる。

ヨーロッパで行われる直線だけのレースはテレビ画面を通じてでしか見たことはないが、
かなり変な感じがした。
馬は直線でもらち沿いに走りたいらしく、両側のらち沿いにそれぞれ固まって走っていた。

直線レースでいいことといえば枠順の不利がないこと、イン、アウトでのコーナリングの不利がないことだろう。
それぞれの馬の実力がフルに発揮されることが期待できるということからは、
直線のオンリーはフェアなコースといえるだろう。

日本のコースと180度違うコースでタイキシャトルはどう走ってくれるだろうか。
今度ばかりは悲観的な予想がついつい頭に浮かんでしまうが、それを跳ね返す走りをぜひ見せて欲しい。

あと、シーキングザパールも同じドーヴィルで行われるモーリス・ド・ギース賞(G1,1300m)に出走するそうだが、
いきなりG1はどうかと思う。意気込みは誉めたいが。

この厩舎は先代の戸山厩舎の遺産を食いつぶした上にその後鳴かず飛ばず。
いきなりジャパンカップ勝ったのはいいのだが・・。


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