今週のフリートーク(98年10月1週)

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ナリタブライアン

ナリタブライアンがあっけなく死んでしまった。
まだ8歳。考えてみれば、オフサイドトラップなどの同期生が現役でまだまだ頑張っており、
死ぬにはあまりにも突然だった。

しかし幸いだったのは、彼の後継者を2年にわたって残せたことだ。
願わくば、ここから1頭でもG1を勝てるような馬が出てきてくれればいいのだが。

それでもせめて最初の子供がクラシックを走り頃までは生きてて欲しかった。
その馬の父を振り返ったとき、この世にいないのはやっぱりさびしい。
でもこれも運命とあきらめるしかないのだろうか。

4歳の時の彼は強かった。というより手がつけられなかった。
あまりにも強いために、波乱が多いクラシックもナリタブライアンが負けるシーンは浮かばなかった。

菊花賞の7馬身差はよく語られるが、ダービーの勝ちっぷりもすごかった。
荒れた馬場を1頭だけものともせず、大外から豪快に伸びて勝ったレースだ。
とにかくスタートやコース取りなんて関係なかった。
最後追えばグーンと伸びてきた。

シンボリルドルフを実際見たことがない私にとっては、
4歳時のナリタブライアンは最も強い馬として強烈に印象づけられた。

しかし惜しむべきは5歳春の故障だ。股関節痛だったろうか。
あの後復帰はしたものの、手のつけられない馬から、単なる早い馬になってしまった。

6歳春、阪神大賞典でのマヤノトップガンとのマッチレースはあまりにも有名だが、
本当のナリタブライアンならトップガンをちぎり捨てて勝っていたと思う。
もう、あんな強い馬を見ることはないのだろうか。


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