今週のフリートーク(98年12月4週)

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ついに障害レースにもグレード制が導入されることになり、
これまで中央4場所で組まれていた重賞8レースが、G1〜G3に格付けされた。
頂点のG1は中山の2レースで、今の中山大障害の春秋にあたる。

それぞれレース名称も「障害」の文字は12月の中山大障害を残して消え、
「ジャンプ」という言葉に改められた。
とってつけたような味気無さはあまり変わらないが、
来年からは「障害」という言葉は使われなくなるのかもしれない。

今のJRAが障害レース振興策を打ち出していたのはわかっていたが、
今回の番組改変からも、その意欲が見て取れる。

今まである意味虐げられてきた障害レースが、これをきっかけにして
メジャーになっていくかもしれないが、今の障害レースを見ていると
ほんとにメジャーになるのか疑問に思う。

それはグレード障害レースにふさわしい実力を持つ馬がどれだけいるのか、ということである。
普通、障害と平地のレースを掛け持ちして走る馬はめったにいない(最近ではポレールくらいか)。
兼用馬がいたとしても、あくまで主戦は障害レースである。
障害馬にとって平場のレースは、勝ち負けは別にして調整とか障害では出るレースがないから、
とかそんな捕らえかただ。

それもそのはず、現時点では障害馬の走力レベルがあまりに低い。
なぜかというと、言葉は悪いが、障害入りする馬は平地レースで
見切りをつけられた馬ばかりいるからである。

つまり最初から障害を目指す馬などいないのだ。
平地で重賞を勝った馬も障害入りすることがあるが、
今の障害馬は平地では未勝利とか500万下で頭打ちだったとか、
下級クラスにいたのが圧倒的に多いだろう。

いくら平地の脚だけじゃないとはいえ、平地では条件クラスの馬の集まりで
果たしてG1レースが成り立つのだろうか?

それともG1をつけたから平地の重賞クラスの馬もどんどん障害レースに
参加してくれるだろうというようなあまい考えを持っているのだろうか。

それ以前になぜJRA今さら障害レースを盛り立てようとするのかわからない。
私はいずれはアラブのレースのようになくなってしまうのでは、と思っていたからだ。

これといった騎手がいるわけでも、スターホースがいるわけでもない。
どうも先行き不安でならない。

とりあえず最初のG1となる来年4月の中山グランドジャンプがどんな感じで
行われるのか見てみたい。
どれだけファンが注目するか、どれだけ馬券が売れるかが興味深い。


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