記者会見
(popAsia、HKrApid、産経新聞。他から抜粋しています)

ホテルの一室、待ちかまえていた記者ひとりひとりに丁寧に握手しながら着席
ご挨拶!
古い友達に再会できて嬉しいです。長年私を応援してくださってありがとうございます。
今回ほど日本に来て自分の気持ちが高ぶったことはありません。まさに興奮状態です。や
はり西洋の水を飲んで、少しは私の値うちも上がったのかなと感じています。突然自分は
こんなにウケてしまったのかと思いました(笑)

Q4年間のブランクがありましたが、その間、不安や焦りは感じましたか?
そういう気持ちはありませんでした。非常に充実した4年間でした。香港では休む間もなく映画を撮り続けていましたから
この期間は体を休め、じっくりと考える時間になりました。そして、この4年間は米国の文化にも触れ学ぶ機会にもなりま
した。苛立ちというのはなかったです。(冗談でしょうが、米国へ移ったのは夫人の強制だなどとも・・)

Qハリウッドで仕事をしていて、自分の中にアジアを感じたことはありますか?
アジア人であるとか、肌の色が違うということはありましたが、私の理想としては世界がひとつの輪になるという事です。
仕事をする時に一番大切なのは「真心」でしょう。たとえば私が日本で仕事をするとして、言葉がわからなくても、この
「真心」があれば上手くいくでしょう。

※作品においての事情について
ハリウッド映画の主役は白人が主流であり、アジア系は少ない状態。白人の主役を"黄色い色"に変えるのは一種の戦争みた
いなもの。今でこそ苦労を忘れて笑えるようになったし、今回の経験で今後の歩き方が分かったので、次からはリラックス
できると思うよ。
Q香港映画とハリウッド映画と今後どのように出演されるつもりですか?
まだ1本撮っただけですから、しばらくはハリウッドで頑張りたいと思います。自分はまだ若く青春だと思っています。時
間をもらってハリウッドで足場をかためていきたいです。

Qこの映画の見所を教えて下さい。
すべてがいいと思っていますが、私が一番好きなのは冒頭のシーンです。
Q冒頭のシーンが気に入っているという事ですが、どのあたりなのか、また大がかりだった撮影の裏ばなしなどがあれば?
オープニングの音楽と、私の後ろ姿が非常に神秘的に見える点、それからスローモーションが効果的でいいと思っています
一番気に入っているのは、この登場シーンで何も考えずに皆殺しにしてしまったということですね。これは爽快でした(笑)
映画は非常に長い時間かけて撮影しました。しかも、米国に行ってからかなり待つ時間も長かった。しかし、その時間はと
とても充実したものでした。英語を習ったり、妻とも長い時間いっしょにいることができました。とても良かったです。
一番辛かったのは、どういう脚本を得ることができるかという点で、この作品も最初の主人公は白人でした。苦労して脚本
家と時間をかけて話し、やっとアジア人が主役の脚本に書き変えてもらいました。この長く苦しい時間は、今思い出しても
やはり懐かしく、どこか「あぁ、大変だったなぁ」という気持ちですね。

※言葉の問題
不利なセリフがかなりカットされた分、二丁拳銃で撃ちまくるシーンが増えたわけですよ(笑)
※驚いたこと
専用のトレーラーがあって、ワンカット撮影する度にそこに連れていかれて「ここで休んでください」と言われるんです。
香港では皆いっしょに飲んだり食べたりしてきたので、こればかりは驚きました。(♪ちなみにミラはトレーラーの中でトレー
ニングばかりしていたらしいと映画雑誌に載ってました)
Qミラ・ソルヴーノさんについては?
ハリウッドではまったくの新人の私は、彼女から学ばなくてはいけないという立場でした。彼女は非常に聡明な人です。
ハリウッドでは先輩、後輩というのが非常にはっきりしていまして立場が上の人には従う他ありません。香港ではたくさんの
銃撃戦をこなしてきた私も今回は彼女にリードしてもらったかたちです。現場に彼女のボーイフレンド(クエンティン・タラン
ティーノ監督&俳優)が来て、私に色々な指導をしてくれました。「ハリウッドで生きていくにはこうしなければいけない」と
か色々な事を学びました(♪ハリウッドでも個性派でチト変わり者と言われている彼のアドバイス!? チト心配だわん・笑)。 
つまり二人は私にとって師匠というわけです。ところがふたりはもう別れてしまったようです(♪Yun-sama!ハリウッドの恋は
花火のようにドッカンと激しく燃え上がりパッと消えるのよん!) 。この映画のせいで別れたのではないことを祈ります(笑)。
Q素晴らしいラストシーンでしたがラブシーンがなかったのはユンファさんのアイデアですか?
ラストシーンついては実は4つのバージョンを撮影しました。Kissして別れる、Kissしないで別れる、握手をして「バイバイ
」と言って別れる、私が米国に残る・・・・実際、4つとも撮影しました。会社側が、監督やプロデュサーの意向も入れて、最
終的に私のイメージに合うのではないかとあのシーンになりました。ラブシーンですが、この映画の中での二人の関係は男女
というよりも兄妹というか友情の方が大切という関係です(♪ノノノノン、展開からいくと見てる方には追われる者同士、休息
CLEAR="ALL"> のあの足をマッサージしているシーンに"綺麗"なラブシーンをひとつくらい・・・ムム、これだと在り来りの展開かしらん?)
ラブシーンがないことで、このラストシーンが活きて、非常に感動的になったと思います。(♪了解!ラブシーン下手だし・殴)
Q料理がお得意と聞きましたが?
広東料理だったら大丈夫ですね。蒸し魚と野菜炒めは上手ですよ。ただし、料理後の食器洗いは嫌いです。
Q「王様と私」では頭を剃るんですか?
どちらかというと文芸作品なので、頭を剃ったり、歌ったり踊ったりする必要はないんです。まだ共演女優は決まっていませ
ん。エマ・トンプソンという話しもありましたが彼女の妊娠で見送られたので、まだ決まっていないんですよ。
Qハリウッドで映画を撮るのが夢だったそうですが、これからの夢はなんですか?
この夢を見るまでがけっこう大変でしたから、それ以外の夢はもうみたくないですね(笑)。今まで香港ではオーバーワークでし
たから、今はたっぷり眠りたいです。基本的には1日8時間くらい眠れればいいと思ってます。