日本ギタリスト協会主催
第33回 クラシカルギターコンクール結果発表
2002年 5月5日
1位 服部文厚
2位 山村 剛
3位 濱田 圭
優秀な新人が多くレベルの高いコンクールでした。
入賞者はもちろん参加者全員の今後の活躍を祈ります。
日本ギタリスト協会主催
第34回 クラシカルギターコンクール結果発表
2003年 5月4日
1位 なし
2位 マニュエル カブレラ セカンド(フィリピン国籍)
3位 大沢 稔
4位 杉本 朋 5位 前田 司 6位 伊藤 兼治 7位 冨山 詩曜
今回も優秀な新人が多く、2次予選からハイレベルのコンクールでした。
マニュエラ カブレラ セカンドさんの本選課題曲のミスがなければ文句無しの1位だったと思います。
テクニック、集中力、音楽性、どれもすばらしかったです。後は練習量でしょうか。
3位大沢さん 4位杉本さん両者ともテクニック、素質充分で期待が持てます。
5位前田さん 6位伊藤さん両者とも2回目の本選出場で安定した実力があると思いました。
あと一歩の表現、あと一歩の力が要求されます。
7位 冨山さん、長いブランクから蘇った努力の人。腱鞘炎を克服し、18年ぶりのコンクール本選出場だそうです。
他の出場者のほぼ倍の年齢。ギターを弾くのが楽しくてしょうがない感じでした。
本選出場者、そして惜しくも本選に残れなかった多くのギタリスト諸氏、今後益々の活躍を祈ります。
日本ギタリスト協会主催
第35回 クラシカルギターコンクール結果発表
2004年 5月3日
1位 藤元高輝
2位 佐野恵祐
3位 アリエル・アッセルボーン(アルゼンチン国籍)
4位 山田大輔
5位 徳永真一郎
6位 山崎拓郎
1位の藤元君(13才)の正確で安定した演奏はすばらしかったです。今後はもう少し大きな視点から曲を眺められるように、またいろいろな音楽に接して音楽の巾を広げてほしいです。
2位の佐野さんも正確で安定していました。藤元君より年上の分、上品な音楽作りで大変好感がもてました。大いに活躍してほしい逸材です。
3位アリエル・アッセルボーンさんは音楽性豊かでそれを自由に表現できるテクニックも充分あります。古典の課題曲でのミスが大きく減点になりましたが自由曲は手の内に入ったすばらしい演奏でした。やはり日本人とは感性が少し違う感じを受けました。
4位の山田大輔さんはやや単調な音楽作りでもう少し変化がほしいと思いました。フォルテの音が割れるときがあり注意すべきです。テンポの設定やリズム感はオーソドックスで好感がもてました。
5位の徳永真一郎さんは抜群のテクニックで古典のソルとジュリアーニを弾き切りました。ただソルもジュリアーニも同じ表現で聞く人を飽きさせてしまいました。ソルはもう少し落ち着いた弾き方をすれば、ジュリアーニと対比も出来て面白かったと思いました。
6位の山崎拓郎さんはきれいな音と上品な表現の持ち主ですが、練習不足が感じられ他の参加者に一歩及ばないと思いました。部分的にはとてもきれいなところがあって今後に期待したいです。