駄文のゴミ箱


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復活!
「グリッドマン会議室占領作戦!」



巷では何と25年振りにグリッドマンが復活してますが、オリジナルのグリッドマンが放送されていた頃は、まだインターネットも一般的ではなく、懐かしのパソコン通信がネット・コミュニケーションの主役でした。

そんなパソコン通信ネットワークの1つ、「ニフティサーブ」には「電光超人グリッドマン会議室」が設けられ、グリッドマン・ファンの活気あふれるトークが繰り広げられて…いるはずだったのですが、実はあんまり発言をする方が多くなく、終盤になると特撮フォーラムの重鎮「ロト」さん(氷川竜介さん)と私位しか発言者がいなくなってしまう有様(いやはや…)。

最後の方になると私もやりたい放題で、発言者が少ないのを良いことに、何とカーンデジファー様のお力を借り、会議室の占領を企ててしまうのでした!(いやはや⋯)

シナリオ形式のストーリーは書いてみると面白く、これが後の「GSD(ゴールデン・シャチホコ・ドラゴン)」や「SFXボイジャー」につながって行くことになるのですが…

◆ ◆ ◆


- FANPLN MES( 5):電光超人グリッドマン(1) 93/12/12 -
135/135 おおしま   グリッドマン雑感・6(長文注意!) ( 5) 93/12/12 13:43


カーンデジファー:
「武史よ!」

武史:
「ZZZ・・・」

カーンデジファー:
「ムッ!此奴め、寝ておるのか?!タアッ!!」

ブラウン管から電撃を発するカーンデジファー。
うたた寝中の武史に命中する電撃!

武史:
「ひい〜っ!!」

カーンデジファー:
「馬鹿者め!グリッドマンとの最終決戦も近いというのに、何たるダラケぶり!」

武史:
「お、お許し下さい、カーンデジファー様っ!」

カーンデジファー:
「まあ良い・・・して、新しい作戦はまとまっておるのか?」

武史:
「はい。実はNIFTY-Serveというパソコン通信ネットワークに、グリッドマンを応援する会議室がある様なのです。」

カーンデジファー:
「何っ!グリッドマンを応援する会議室だと!?う〜ぬ、グリッドマンめ、そんなところで人間共を手なずけておったのか!?」

武史:
「今回はNIFTY-Serveのホスト・コンピュータに怪獣オオシマを送り込んで、グリッドマン会議室にアクセスする者達を、カーンデジファー様の忠実なしもべにしてやります。」

カーンデジファー:
「フッフッフ、それは面白い。怪獣オオシマよ、行けっ!行って人間共をワシのしもべとするのだ!!」

武史:
「怪獣オオシマ。口から吐くお調子光線で、どんな奴でもお調子者にして会議室に引っ張り込む。」

カーンデジファー:
「行けっ!!」

カーンデジファーの指先から発射される光線!
CGの怪獣オオシマが実体化し、咆哮をあげる!
パサルートが開き、藤堂家の電話線を伝って、怪獣オオシマがNIFTYへの侵入を開始した!

・・・という訳で、思いっきり長いイントロで、どうもすいません。私がみなさんを悪の道に引っ張り込もうと暗躍する(?)怪獣オオシマです(いやはや・・・)。

さて、シリーズもいよいよ終盤に入ってまいりましたが、一見終盤の予感がない(いやはや・・・)「グリッドマン」ですが、実は着実に「終末への胎動(?)」は現われ始めている様ですね。


◆ ◆ ◆

第36話「やったぜ!ベィビィ」

おっと、久々に藤堂君の本領発揮、ハッカー話ですね。今回は今までのシリーズの中で、こういうシーンが観たいと思っていた部分に対するフォローが結構あって、嬉しかったです。舞台となるハイテク・セキュリティーシステムを導入したショッピング・センターっていうのも、仲々おいしい設定で琴線に触れるものがあります(予算の関係か、すぐにエレベーター内の密室話に移行してしまったのは、ちょっと勿体ないなあと思ってしまいましたが)。

今回一番印象に残ったのは、やはりデビルフェイザーがショピングセンターのコンピュータ・システムに侵入するシーンでしょうね。今回も何時もの通り、スッと侵入してしまうかと思えば、何と嬉しいセキュリティーシステムの妨害!パサルートを伝送されていたデビルフェイザーが、セキュリティーシステムにブロックされて進めなくなり、電磁波の雷撃でシステムを破壊!システムに侵入する一連のシークエンスは、観ていて「これだよ、これっ!」っていう感じで、乗りましたね。こういう「グリッドマン」ならではの「おいしい描写」を随所に散りばめてゆけば、仲々楽しめる作品ができるぞっ!という可能性をまたもや見せてもらいました。

今回のデビルフェイザー、劇中でも述べられていましたが、今までの怪獣達と比べるとパワーアップしている様ですね。グリッドマンとの戦闘でも、パワー、火力ともグリッドマンを完全に凌駕しているといった感じの描写の連続で、いよいよ最終決戦に向けての布石と見ましたが。暴君超獣っていうクレジットがありましたが、どの辺がそうなんでしょうね(いやはや)?タロウのタイラントの時も良く分かんなかったんですけど(いやはや)暴君の定義って難しいですね。

でもデビルフェイザーはいかにも悪役って風貌だし、怪力でグリッドマンをねじ伏せてしまうシーンや、電磁火炎をグリッドマンに浴びせかけるシーン(このシーンも合成が凄くて、一瞬、本当に火がついたんじゃないかと思っちゃいました)等々、さすが藤堂君の自信作!堂々たる活躍ぶりです。この位の強敵だと、グリッドマンとゴッドゼノンのコンビネーション・バトルも必然性が出て乗れるんですけどね。

実際、今回の戦闘シーン、戦闘中のグリッドマンが自身の心情を吐露したりとか、ゴッドゼノンのロケットパンチ(?)がコントロールされてグリッドマンを襲ったりだとか、ラストの必殺技を盛り上りのピークとする戦闘シーンの組み立てだとか、若干王道表現的な部分はあるにせよ、今までの戦闘で物足りなかった部分を随分補ってくれていた気がします。

直人とゆかは、いよいよこちらも最終段階に突入した様で(いやはや)、救急車の前で、しっかり直人に抱きついちゃうゆかの姿には、今後の展開が見えた気がしますです。ここでは一平君、二人を見て爽やかに微笑んでおりまして、やっぱ、君っていい奴だよ一平君!とか思ってしまいましたね(いやホントに)。


◆ ◆ ◆

そのころ藤堂家、武史の部屋ではカーンデジファーと武史が、モニターでコンピュータ・ワールドでの怪獣オオシマの様子を観ていた・・・。

カーンデジファー:
「武史よ、何だこいつは!?人間どもをワシのしもべにする筈ではなかったのか?これではグリッドマンの応援ではないか!」

武史:
「こ、こんなバカな!?(キーボードをたたき、プログラムをチェックする)・・・こ、これはっ!?」

カーンデジファー:
「ん?どうしたのだ?」

武史:
「プ、プログラム・ミスです。ボ、ボクとしたことが・・・機能拡張プログラムに問題があった為に、能力が逆転してしまったのです!」

カーンデジファー:
「馬鹿者めッ!!え〜いっ!折角グリッドマンに味方する者共をワシのしもべに出来たものを!引けっ、ここは一旦あの出来損ないを呼び戻すのだ!」

武史:
「わ、わかりました!」

キーボードをたたき、回収コマンドを入力する武史。NIFTYのコンピュータ・ワールドに再び、パサルートが開き、怪獣オオシマはパサルートに吸い込まれる!

カーンデジファー:
「ウ〜ヌッ!こうなれば、ワシ自ら会議室に乗り込んで、会議室の人間共をワシのしもべにしてやるまでの事。・・・フッフッフ、ハーッハッハッハ!」

ナレーター:
「武史のプログラム・ミスで、危うく難を逃れたグリッドマン会議室。しかし、遂に魔王カーンデジファーは自らグリッドマン会議室に乗り込もうと決意した!危うし、グリッドマン会議室!」


- つづく - 

- FANPLN MES( 5):電光超人グリッドマン(1) 93/12/19 -
139/139 おおしま  グリッドマン会議室占領作戦(約300L!)
( 5) 93/12/19 12:23

カーンデジファー:
「ようこそグリッドマン会議室へ!だが、今日からこの会議室は、このカーンデジファー様を讃える会議室となるのだ!!フッフッフ・・・」

ナレーター:
「カーンデジファーはついに自らの身体をNIFTY-Serveのホスト・コンピュータに伝送、グリッドマン会議室の占領を企てた!カーンデジファーのグリッドマン会議室占領作戦が遂に開始されたのだ!」

NIFTYのホスト・コンピュータ、そのコンピュータ・ワールドにはカーンデジファーの築いた不気味な城が出現し、周囲に雷撃を放出!周囲のコンピュータ・ワールドを改造して行く!

城の中、玉座についたカーンデジファー。
傍らの空間にモニター映像が浮び上がる。
金属質の外装で装甲強化された怪獣オオシマ。

カーンデジファー:
「フッフッフ、所詮人間は人間、武史などにはまかせて置けぬわ・・・怪獣オオシマはワシが直々に強化改造してやった。全身に武器を搭載した怪獣メカ・オオシマだ!」

モニター映像、咆哮をあげるメカ・オオシマ。

カーンデジファー:
「メカ・オオシマよ、早速作戦を開始するのだ!!」

再び咆哮をあげたメカ・オオシマが、アクセスしてくる回線に片っ端からカーンデジファーの念波を送信し始める!・・・

フッフッフ、今回はこの魔王カーンデジファー様が直々に我が忠実なるしもべ、毒蜘蛛超獣カーンジョルジョの活躍を振り返ってやるぞ!

◆ ◆ ◆

【第37話 えっ!パパが死刑?】

どうだ、法律を作り替えるとは、我ながら良く考えた作戦ではないか!人間共のくだらぬ法律とやらは、武史に聞いたところによると、どうやら強い者や権力のあるものが徳をするように出来ておるようだな。そんな法律ならばワシの作ってやったカーンデジファー憲法の方が、余程役に立つというものだ。何しろ、ワシが法律なのだからな、フッハッハッハ!

人間共をどうやってワシの「カーンデジファー憲法」に従わせるかは、今回の作戦の中でもワシが一番知恵を絞ったところだ。だが、地球には法律を守らせる為に警察という人間共の組織がある。これを利用しない手はないではないか!うまい事に街の警官共は皆、無線機を持っておる様だ。これを利用して奴等をカーンデジファー憲法を守らせる手先に使ってやるとは、我ながら良い思い付きだ。こうしてやれば、ワシが一々監視せずとも、人間共にワシの法律を守らせる事ができるという訳だ。おまけに、元がグラついておるのだから、これほど簡単な事はないわい。

カーンジョルジョは良く働いたが、いかんせん、キンググリッドマンと互角に戦える程のパワーはなかった様だな。デザインに関しては、もう少し改良の余地があったかも知れぬ。武器も捕獲ネットと口からの光弾のみでは貧弱だったかも知れぬな。個々の武器は仲々威力のあるものなのだが、バラエティに欠けておった様だ。しかし捕獲ネットは惜しかったぞ。あそこでダイナドラゴン奴が割り込んで来なければ、グリッドマンにとどめを刺してやる事もできたものを!おのれ、ダイナドラゴン!

しかし、後で調べてみれば、今回の計画の発端もあの武史奴が、公園で生理現象の開放なんぞを行うところから始まっておったとは!何時もの事ながら何とも情けない奴だ。そろそろ彼奴にも見切りを付ける時が近付いて来ておる様だな。

あの安サラリーマン(!)を電気椅子にかけてやるところは、彼奴に仲々の恐怖を味あわせて痛快であったぞ、フッフッフ。処刑時間を午後6時にしてやったのは、せめてワシの活躍を冥土の土産にしてやろうという、ワシの寛大な配慮によるものなのだ!

◆ ◆ ◆

ナレーター:
「カーンデジファーが調子にのって自分の活躍ぶりを喋っている頃、ジャンクの部屋では、直人達がジャンクでNIFTY-Serveにアクセスしようとしていた。」

ジャンクの部屋
直人、ゆか、一平の三人が、ジャンクの回線をNIFTY-Serveに接続しようとしている。
キーボードを叩く一平。

一平:
「さてっと、今日もグリッドマン会議室の様子を見てみっか・・・」

画面にNIFTY-Serveのログが流れる。
グリッドマン会議室に入ろうとする。
と、突然、モニターにカーンデジファーの姿が映る!

一同:
「カーンデジファー!!」

カーンデジファー:
「ようこそ、グリッドマン会議室へ!だが、今日からこの会議室はこの魔王カーンデジファー様を讃える会議室となる!ハーッハッハ!」

直人:
「一体どうなってんだ、これ!?」

ゆか:
「カーンデジファーがNIFTY-Serveのホスト・コンピュータを占領したのよ!このままだと、NIFTY-Serveにアクセスした人達が危ないわっ!」

一平:
「カーンデジファーの野郎、とんでもねえ事しやがるぜ」

と、突然モニターのカーンデジファーが直人達に向って電撃を発射する!

直人:
「あっ、危ないっ!!」

モニターから発射される電撃!
危うく避ける3人。
電撃は部屋の壁に命中し、火花が散る!

直人:
「一平、切れ!回線を切るんだっ!!」

一平:
「わ、わかった!」

電撃をかいくぐり、回線を切断する一平!
モニター映像が消える。

一平:
「ふ〜っ、すっげえ迫力!こんなのゲームにしたら結構売れねえかな?」

ゆか:
「何馬鹿な事言ってんのよ!このままだと大変な事になるわ!」

直人のアクセプターが光り始める。
ジャンクのモニターに映るグリッドマン。

グリッドマン:
「直人、パソコン通信のホスト・コンピュータにカーンデジファーが侵入した!」

直人:
「ああ、どうやら今度はカーンデジファーが自分で出てきているみたいだ。」

グリッドマン:
「行くぞ!!」

直人うなずく。
位置につく一平とゆか。
変身ポーズをとる直人。

直人:
「アクセ〜ス・フラ〜ッシュ!!」

光輝くアクセプター!
パサルートを通り、NIFTY-Serveのホスト・コンピュータに侵入する。

NIFTY-Serveのコンピュータ・ワールド
カーンデジファーの城の周囲はすっかり改造されてしまっている。

荒涼たる風景
その中で、メカ・オオシマが相変わらず念波を放出している。
パサルートが開き、飛来するグリッドマン。
着地し、胸のクリスタル・コンバータに手をあて、巨大化する!

グリッドマンとメカ・オオシマの戦闘!
パンチやキックで攻めるグリッドマン、しかし、装甲強化されたメカ・オオシマの身体はびくともしない!
逆にメカ・オオシマの尾でふっ飛ばされてしまう。
体勢を立て直し、グリッドビームを発射する!

グリッドマン:
「グリッドビームッ!!」

メカ・オオシマに命中するグリッドビーム!
しかし、命中したビームは身体を被う装甲の表面で拡散してしまう!
メカ・オオシマの周囲で拡散したビームが炸裂する!

グリッドマン:
「何っ!?」

ジャンクの部屋
モニターに見入る一平とゆか。

一平:
「何て奴だ、グリッドビームをはねかえしやがった!」

コンピュータ・ワールド
苦戦するグリッドマン。
と、メカ・オオシマの身体のあちこちが開き始め、全身からミサイルが現われる。

一斉に発射されるミサイル!
グリッドマンの周囲で次々に爆発!
がっくりと膝をつくグリッドマン、額のエネルギーランプが点滅する。

ジャンクの部屋。
ジャンクのあちこちから煙がふきだし、オーバーヒート気味だ。

一平:
「やっべ〜っ、このままじゃやられちまう!」

コンピュータ・ワールド。
メカ・オオシマの攻撃に防戦一方のグリッドマン。
と、その時、カーンデジファーの城から稲妻が走り、空中に何か形を作って行く。
巨大化したカーンデジファーだ!

グリッドマン:
「カーンデジファー!!」

カーンデジファー:
「フッフッフ、グリッドマン、遂に貴様の最期が来た様だな。喰らえっ!!」

手から強烈な雷撃を放出するカーンデジファー!
雷撃はグリッドマンを包み込み、膨大なエネルギーをグリッドマンの身体に送り込む!
苦悶するグリッドマン!

カーンデジファー:
「グリッドマン、貴様の身体を原子に分解してやるっ!!」

グリッドマン:
「うわーっ!!」

ジャンクの部屋
ジャンクの煙はいよいよ激しくなる。

一平:
「くそっ、カーンデジファーまで出てきやがった。このままじゃホントにやられちまうぜ!!」

ゆか:
「ドラゴンフォートレスを送りましょう、グリッドマンを助けなきゃ。」

一平:
「よおし、ドラゴンフォートレス、GO!!」

パサルートを通り、発進するドラゴンフォートレス!
雷撃を発射するカーンデジファーとメカ・オオシマにフォートレスミサイルをぶち込む!!
不意な攻撃にひるむカーンデジファーとメカ・オオシマ。

カーンデジファー:
「お、おのれっ!!」

ドラゴンフォートレスに向って光弾を発射するメカ・オオシマ。
その攻撃を避けながら分離するダイナファイターとキングジェット。

一平:
「グリッドマン、竜帝合体だ!!」

グリッドマン:
「オーッ!!」

2機のメカニックと合体、キンググリッドマンとなる!!

グリッドマン:
「合体竜帝キンググリッドマン!!」

キンググリッドマンに向ってミサイルを連射するメカ・オオシマ。
しかし、その攻撃をものともせず前進するキンググリッドマン。

武史の部屋
モニターにはコンピュータ・ワールドでの戦闘の様子が映っている。
戦闘の音が微かに聞こえている。

気絶している武史
その顔に、モニターの反射光が青白くあたり、ちらちらと強弱をつけている。

気が付く武史。

武史:
「・・・ボクは、一体・・・(モニターを見る)・・・こ、これは!」

コンピュータ・ワールド
メカ・オオシマにパンチを決めるキンググリッドマン!
ふっ飛ぶメカ・オオシマ!
再び雷撃を発射しようとするカーンデジファーに、振り向きざまにブレストバルカンを発射!ひるませる。
必殺技の発射体勢に入るキンググリッドマン!

キンググリッドマン:
「キンググリッドビームッ!!」

キンググリッドビームがメカ・オオシマに命中!
徐々に分解して行くメカ・オオシマ。
遂に爆発的に分解してしまう!!

そのままビームをカーンデジファーの城に向ける。
吹き飛ばされる城!!

カーンデジファー:
「おっ、おのれーっ!!」

キンググリッドマンに向けて最大レベルの雷撃を発射するカーンデジファー!
キンググリッドマンの動きが止まる!身体のあちこちがスパークする!!

武史の部屋
モニターを見つめる武史。

武史:
「何故だ・・・何故カーンデジファー様はボクをおいて闘っている?・・・(ハッとした表情)・・・やはり、カーンデジファー様は!・・・うわーっ!!」

発作的に回線を切断する武史!

コンピュータ・ワールド
カーンデジファーの雷撃に苦戦するキンググリッドマン。

カーンデジファー:
「フッフッフ、そろそろとどめを刺してやる!」

キンググリッドマン:
「く、くそーっ!!」

ジャンクの部屋
遂に火を吹くジャンク!
一平が消火器で火を消す。

ゆか:
「ジャンクがもう限界だわ!グリッドマン、直人!」

一平:
「直人〜っ!!」

その時、コンピュータ・ワールドに突然パサルートが開く!
強烈な引力がカーンデジファーに向けられる!!

カーンデジファー:
「何っ!?」

物凄い引力にカーンデジファーの身体が変形し、パサルートに吸い込まれて行く!!

カーンデジファー:
「うわ〜っ!!」

遂に吸い込まれてしまうカーンデジファー。
パサルートが消える。
よろよろと立ち上がるキンググリッドマン。

ゆか:
「一体、何が起こったの?」

一平:
「分からねえ、けど、とりあえずは助かったみたいだぜ。大丈夫か、キンググリッドマン?」

キンググリッドマン:
「ああ、危ないところだった。どうやらカーンデジファーを送り込んでいた回線が強制的に切断された様だ。カーンデジファー、それにしても恐ろしい奴だ・・・」

ゆか:
「とにかく、無事で良かったわ。早くコンピュータ・ワールドの修復を。」

うなずくキンググリッドマン。
フィクサービームを放出し、破壊されたコンピュータ・ワールドを修復する。

ナレーター:
「直人達とグリッドマンの必死の活躍で、グリッドマン会議室の危機は去った。しかし、カーンデジファーとの最終決戦の時は近い。負けるな、グリッドマン!!」

空の一点を見つめ、たたずむキンググリッドマン。          

- 終 - 


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