事務室第18室


TimeTrax(1998.03.28)

 Appleは開発中止を宣言してしまったNewtonですが、現在でも世界中のベンダーによってソフト(アプレット)の開発は継続されています。店主が最近手に入れたのはドイツで開発されたTimeTraxというDates(Newtonに標準搭載されているスケジューラ機能)を拡張したアプレット。Web上でダウンロードして、30日間は制限なしで試用できます。気に入ったらオンライン決済で購入も。

とにかく画面一杯に盛り込まれた機能の多さに圧倒されます。標準のDatesはそのシンプルさゆえ、必要最小限の情報しか表示できませんが、TimeTraxは画面右端のタブを使ってスムースに表示を切り替える事ができます。なにより、スケジュールとToDoを同一画面で一覧できるのがとっても便利。

Web上には英語版、ドイツ語版、ノルウェー語版(!)の3種類が登録されてますが、店主は英語版を使用中。御覧の様に日本語も問題なく使えます。

ダウンロード・購入は
こちらから…
Config Informationstechnik eG


野蛮ギャルド建築展(1998.03.29)

 TimeTraxの予定通り(いやはや…)東京乃木坂のギャラリー間で開かれている藤森照信の野蛮ギャルド建築展を見てきました。

 日本全国の近代建築を記録、調査する「建築探偵」として知られる藤森氏、大学教授の本職の傍ら、建築家としても活躍。壁にタンポポを植えた自邸、タンポポハウスや、作家赤瀬川源平氏の自邸、ニラハウス等、ユニークな建物を手掛けられています。

 床一面にチップ(木片)が敷き詰められた展示会場には、模型やニラハウス屋根部分のモックアップ、それにおびただしい数のアイディアスケッチ(コレが電話メモやホテルのレターペーパー、果ては会議資料の裏にまで描かれているのだ!)が展示されてます。

 ユニークな建築の影には、膨大な試行錯誤が繰り返されている事に改めて驚かされる作品展です。

藤森照信の野蛮ギャルド建築展
4月4日(土)まで
乃木坂 ギャラリー間にて開催中

ギャラリー間:03-3402-1010

 なお今回の作品展と連動して藤森氏の作品集も出版されています。

藤森照信野蛮ギャルド建築
TOTO出版 刊
¥1,714+税


東京都国分寺市にある藤森氏の自邸
"タンポポハウス"


キーボード(1998.04.05)

 店主結構キーボードにはコダワリがあります。PowerBook1400もキータッチの良さが決め手で選んでしまったくらいです(コレはPB100を超えるキータッチの良さ!)。

 ところが、哀しい事にAppleのキーボードってWin系のハードメーカーに比べるとかなりタコなキータッチのものが多いんですね。それはもう、タイプライターの国のコンピューターがこんなにキーに対する拘りを捨ててしまっていいのか?って程。PB500のベコベコキーボードなんかはもう怒りに近い感覚すら(いやはや…)。

 …っと言う訳で店主のキーボード捜しの旅は果てしなく続き、理想のキーボードを求めてまたもやキーボードを替えました。そんな訳で、我が家にはあちこちに納得できなかったキーボードがころがっている有り様です。

 今回チョイスしたのは「Apple拡張キーボードII」と呼ばれる巨大なキーボード。まるでワークステーション用と見間違うばかりの大きさで、机の大半がキーボードで埋まっちゃいました(いやはや…)。

 標準仕様のAppleキーボードIIに比べるとキー部分にスプリングが使用されていて、往年のAppleキーボード(Designed by frogdesign inc.)の面影を残すタッチになってます。

 お店の展示品がもう最高のキータッチで思わず衝動買いしちゃったんですが、実際購入できたのはちょっとタッチが堅めでした。これはもうちょっと使い込んでスプリングをヘタらせるしかないと、せっせとキーを叩く今日この頃です(いやはや…)。



黒猫(1998.04.11)


photo: ohshima

 夜の街で小さな黒猫を見ました。

 大きな交差点の角、宝くじを売る小さな古びたワゴンのテーブルの上に、その黒い子猫はいました。薄暗い白熱電球の光の下で、まるで精巧な機械人形の様に、子猫はピョコピョコと動き回っています。

 よく見ると、どうやら飼い主であるらしい、売場の小母さんの差し出した棒切れの先の紙を追いかけて、一心不乱に遊んでいるのです。子猫は狭いテーブルの上をまるでバネ仕掛けの様に飛び跳ねては、テーブルの上のものをおかまいなしに踏みつけて、小母さんにたしなめられてしまいます。

 宝くじ売り場と子猫。

 そんな似つかわしくない取り合せが、周囲の無関心な雑踏の中で、なんだか不思議に神秘めいた雰囲気を醸し出していて、妙に強烈な印象を残しました。