事務室第20室


Beocom2400 has arrived! (1998.06.07)

 いやぁ遂に到着しました Beocom 2400!クレジットカード不可の個人輸入って仲々大変でしたが、世の中何とかなるもんです(いやはや…)。

 非常にユニークなスタイリングながら、実に使いやすいフレンドりーな電話機。新しい番号に電話すると、通話が終わった後で「登録します?」って、ちゃんと聞いてくれて、かけるそばからガシガシ登録して電話帳を作ってしまうという恐るべき機能を持ってます(いやはや…)。「人間、面倒くさい事は後ではしない」というモノグサ野郎の心理を突いた考えのシビアさはさすが外国製品(いやはや…)。

 ちなみに今年の春、渋谷にB&Oの直営ショップがオープンしました。実は今回、Beocom2400を購入する前にもコンタクトしてみたんですが、「年内には何とか認可が下りて販売できそう」との回答でした。ちなみに現時点ではJATE(電気通信端末機器審査協会)の認可が下りていないため、取り寄せ販売できないそうです。

 あ、そうそう、電話機としての機能も総て問題なく使用できますんでご心配なく。気になる電源はモニタースピーカーやメモリー機能を使う場合のみ必要で、何と乾電池でございます。とにかくまるで肉声を聞いてる様なクリアな音質と信じられない位持ちやすい受話器が最高にクール!


Newtonビジネスの黄昏(1998.06.23)


photo: ohshima

 以前からAppleの生産縮小によって世界的な品不足が続いていたMP2100ですが、遂に本日、日本語版MP2100の発売元である株式会社エヌフォーが製品の調達難を理由に、各販売店から受けていた予約注文を一旦キャンセルすると発表しました。

 まぁいずれこの日が来るであろう事は、誰の目にも明らかではあった訳ですが(当初からAppleはあくまで「在庫分」の継続販売を表明していましたし)、リスクを承知であえてNewtonの可能性に賭けてきたエヌフォーとすれば、今回の発表はさぞかし無念でしょうね。いずれにせよMP2100日本語版正式版発売から丁度2カ月で、日本のNewtonビジネスは大きな転機を迎える事になった訳です。

 ハードが供給されないという事は、必然的にそのシステムの「ゆるやかな枯死」を意味します。Newton市場が徐々に縮小してゆく事は、最早やむを得ない流れでしょう。新規ユーザーが生まれない訳ですからね。

 でもまぁ個人レベルでは、当面状況は変わらないでしょう。普段使う分の環境はかなり整って来ましたし、MP2100関連のソフトもしばらくは発売されるでしょうから。とりあえず今後もマイペースでNewtonとつき合って行くつもりです。


ウルトラ超伝説(1998.06.24)

 巷で話題の「ウルトラ超伝説」復刻版、店主も手に入れました。いやぁ懐かしい!実は結構「アンドロメロス」って好きだったんですよ。コミックの方は連載当時、ホントに断片だけ読んだ事があったんですけど、アンドロ超戦士(当時は連載中盤に改題があって、こういうタイトルになってました)がシャープで格好良かったのは強烈に印象に残ってますね。今回初めて全体読んだんですが、仲々ハードで壮大なストーリー。

 キャラ的には終盤の核となるアンドロトランが好きですね。一番最後に登場したキャラクターだけあって、デザイン的には「アンドロ超戦士」の総決算的な洗練された仕上り。モノクロで見ると、カラーはマルスの様なオレンジ系を想像しがちですが、当時のカラーイラストでは意外やブルー系のコスモテクターだった記憶があります。

 実写版は若狭新一氏の造形がいい味出してて、特にアンドロマルスはコミックから抜け出てきた様なそっくり度。CSでは結構最近まで放送されてた様ですが、地上波では再放送がまったくなく、ちょっと残念。ビデオでも出ないかなぁと思ったりしてますが。


Newton狂騒曲(1998.07.29)

 今Newtonが熱いです(いやはや…)。とにかく世界的な品不足は頂点を極めた感があり、特にMP2100は極度の入手難。既に地球上で(誇張ではありません)新品のMP2100を購入する事は、ほぼ不可能になっています。

 アメリカのあるオンラインショッピングサイトでは、入手できたMP2100(新品)の内3台をオークションにかけていますが、既に$2,000を越える値がついています(恐らく推定小売価格の2倍以上)。

 日本では先にお伝えしたエヌフォーの予約キャンセルで、一気に購買層が動き始めた様で、ついこの間までは見向きもされなかった旧モデルのMP130があっと言う間に市場から姿を消してしまう過熱ぶり。

 今やNewtonは実用品からプレミアグッズへと変貌を遂げつつある様です。

★1998.08.04補足★
 Niftyを覗いていたら、MP2100の急激な品不足に関して興味深い「噂話」がありました。世界的な製薬会社として有名なアメリカのブリストル・マイヤーズ スクイブが98年2月、ディスコン直前のMP2100をなんと7,000台一括購入していたのだとか。購入されたMP2100は営業支援端末として在庫管理や訪問記録管理に使用されているらしいんですが、この大量購入で在庫は一気に払底、ディスコン直後から激しい品不足が起こってしまったとの事です。情報の真偽はともかく、ちょっと気になる内容ではありますね。