事務室第21室


おみやげ(1998.08.14)

digital effects: ohshima

カップに付いているマーク
建物を真上から見た形を
抽象化したデザイン。
デザインは設計者、
ラファエル・ビニオリ。

 どっかに出かけた時って、おみやげ買いたくなりませんか(いやはや…)?おみやげって言っても別にまんじゅう買ったりする訳じゃなくって、丁度東京タワーなんかに行って、金メッキのタワーがついたペン立てを買っちゃう様な、ああいう感覚。…っというワケでまた買っちゃいました(いやはや…)。

 ひょんな事から東京国際フォーラムに行ったんですが、そこのアートショップで見つけたのがこのマグカップ。この建物の設計者である処のアメリカ人建築家、ラファエル・ビニオリ氏がデザインしたというマークがワンポイントで入っていて、仲々いい感じであります。

 カップは非常に肉厚で、コーヒーがおいしく飲めそう。ただ結構重量があって、把っ手に指を入れてずっと持ってると、指がしびれる程なのは、本格派の造りってコト…かな?

 お値段は1ケ\1,000也でございます。


GridClock (1998.10.08)


 まるで「学習と科学」の付録の様な組み立て式の時計、「GridClock」。バラバラになった塩化ビニール樹脂製のパーツをプチプチはめこみながら組み立てて行くと、見事時計の出来上り。デザイナー、Ross McBride氏の手になるプロダクト。組上がると直径約23cmの円形になります。

 私が購入したのは白いタイプですが、この他にグレーのボディに黒い針、黒いボディに白い針の計3種類があります。

 購入先ですが、私は下のお店にメールオーダーしちゃいました。ちなみに価格は5,000円。


Over Revved(オーバーレブ)

東京都港区六本木5-17-1
AXIS Bldg. 2F
03-3587-2463


緯度0大作戦 (1998.12.06)

 巷で話題の「緯度0大作戦」輸入版ビデオ!私もご好意で情報を頂き、購入できました。「緯度0」は円谷英二・本多猪四郎コンビによる最後の東宝特撮映画(1969.07.26公開)で、「特技監督 円谷英二」を冠する東宝SF最終作。魅力的な作品ながら、合作時の契約問題から国内ではソフト化が不可能となっている作品です。

 撮影は全編英語で行われていた(日本語版は実は吹替えなのです)ので、これが本当のオリジナルという事になります。宝田、岡田、平田諸氏の英会話、噂に聞いていた甲保(大前亘)の「ハイ艦長!」やマリクの「クロイガー(黒い蛾)」なんかも聞けて満足満足(いやはや…)。基本的には東宝側で作った作品なので、もちろん音楽は伊福部サウンドがそのまま使用されていますし、スタッフクレジットも日本語版とほぼ同様の細かさでちゃんと各スタッフ・キャストを紹介してくれます(勿論英語ですよ)。

 ビデオはワイドスクリーン版ですが、画質はイマイチ。映写用のプリントを未調整のままテレシネした感じで、ロールが変わるとフィルムの色調や輝度が変わっちゃいます(いやはや…)。「緯度0」の特撮は割とロング系の絵柄が多いんで、ディテールが殆どツブレちゃってるビデオ映像は、往時の印象を偲ぶにはちょっとツラいものもありますが、なんか感激です(いやはや…)。

 気になる版権表示は"National General Pictures"になってました。東宝もこの会社と交渉したら日本語版が発売できるんじゃないかなぁ?吹替え版観たいッス!


くま井ゆう子 (1998.12.28)

 "くま井ゆう子"って知ってます?数年前に高校卒業前後頃の若者のちょっと純な恋愛感情とかを、カジュアルでポップな曲調で描いていたシンガーソング・ライター。久しぶりに最近の曲を聞いてみたくなってCDを探したら、なんだか活動をお休みしちゃってるそうですね。

 ちなみに写真は現在の処最後のアルバムになっている"100%恋愛 (1995.04.21発売)" 。あんまり器用じゃないけど、瑞々しい感性の曲が多くて、好きだったんだけどなぁ。

 時の流れって容赦ないから、そういう高校生頃の純粋な気持ちって、徐々に忘れてしまうのは仕方ないかも知れない。

 ただ、おんなじ様にポップな曲調だった"種ともこ"(現在では高橋良輔監督、"ガサラキ"のテーマ曲を歌ってますが、過日の面影はない変貌ぶり)が徐々にヘヴィな世界に脱皮して行った様に、素直に自分なりの今の気持ちを歌っていれば、それでいいんじゃないかという気もします。

 最近某アーティストのアルバムに詩を提供したという話も聞きますし、また復活して欲しいものです。


フィリップ・スタルクの文房具 (1999.01.01)

 セブンイレブンで販売が開始されたフランスのデザイナー、フィリップ・スタルクのデザインになるステーショナリー。値段的にもお手頃なのでついつい購入。写真はテープ・ディスペンサーで¥250なり。この他にもステープラーや筆記具、ハサミ等々一通りのラインナップが揃ってる様です。

 スタルクは吾妻橋のアサヒビール本社や、屋根に金色の不思議な物体(炎だそうですが…)が乗ったスーパードライホールの設計等でおなじみの世界的デザイナー。

 さすがに値段が値段なんで、質感を求める処までは無理ですけど、こういう普段使いの部分、特にコンビニで扱われるステーショナリーという分野にデザイン的な要素の強い商品が出てきた事は、ちょっと特筆すべきかも知れないですね。