事務室第4室


持ち歩くカメラ(1997.02.19)



photos: ohshima

 おおしま が写真好きってのは、以前お話しましたが、実は、出かける時にも今時の女子高生よろしく、なるべくカメラを持って行く様に心がけてます。こちらの事務室に時折掲載される不思議な写真は、その殆どがそんな何かのついでに撮ってきた写真から選んだものです。

 写真を撮りに行くと決めてる時には、以前にもご紹介したCONTAXのG1ってカメラを使いますが、とりあえずカメラを持って行こうって言う様な時には、大抵このCONTAX T2を使います。

 レンズがすっぽり本体の中に沈み込む様な構造になってるので、携帯は非常に楽ですし、驚くべきカールツァイスレンズの描写力で、大抵の一眼レフより、よっぽど深みのある色調の美しい写真が撮れます。私もこのカメラを手に入れてからは、それまで使っていた一眼レフを全く使わなくなりました。ただ、ホームページに載せる為にフィルムスキャナで取り込んだり、縮小したりすると、大分情報がなくなっちゃうのは、何とも残念な処ですが。

ライフ写真講座(1997.02.19)


 写真がらみの話題をもう一つ。アメリカの有名なグラフ誌、『LIFE』は、優れたフォトグラファーを数多く輩出した事でも知られていますが、そのLIFE誌のスタッフ・フォトグラファーが全面協力して作られた写真技法書が、この『ライフ写真講座』シリーズです。精神論ではない、合理的かつ平易で深い技法解説(写真屋さんが使う、あの蛇腹式ビューカメラの具体的な使い方が解説されてる一般向け技法書って、他に知りません)と、世界中のフォトグラファーによる素晴らしい作例写真が満載の名著です。中学生の頃、偶然図書館で見つけて、もうむさぼる様に読みました。

 それから年月は流れ、再び目にする事もないだろうと思っていましたが、数年前に偶然美術関係の古書店で再会する事ができました。もちろんその場で購入したことはいうまでもありません。先日、欲しかった他の巻も入手でき、ようやく手元に揃った本達。久しぶりの再会にも、写真の素晴らしさは全く色あせていませんでした。


photo: ohshima

建築はどこへゆく(1997.02.21)

 先日の雑談で、日本の町並みのとんでもなさを書いたんですが、昨日の朝日新聞に、関連するホームページの紹介が載ってました。最近良く見かけませんか?町中に突如出現する異様なスタイルの建築って。私も山の手線の車窓から、壁に巨大な赤い球体のくっついてるビルや、亀裂の入ってるビルを見た時には、一体なんだろう?とか思いましたが…周囲の町並みとの調和を拒否し、浮きまくってる建築…バブル全盛の80年代末期から増殖を始めた、そんな変な建築を「ばかけんちく」と命名し、小難しいコンセプトに惑わされず、ヘンテコ建築をホンネで一刀両断!ってホームページです。一度覗いてみてはいかがです?

ばかけんちく探偵団


ちょっと3DCG(1997.02.24)

 最近パソコン用の3Dソフトが随分安くなってきましたね。数年前まで数十万円のソフトでしかできなかった表現が、今や数万円の入門ソフトでも可能になって来てます。上はSTRATA社の"VISION3d"って入門用ソフトで作成したイメージですけど、レイトレーシングやフォッグも使えます。

 こういう単純な奴だとモデリングから始めて、30分もかからずに完成。使い込めばかなり凝ったイメージが作成できるだけのモデリング・ツールは揃ってるみたいですね。個人的にはちょっと根気ないですが(いやはや…)。最近自作の3DCGを展示してるサイトも徐々に増えてきて、ガンダムとかは、バンプレストのCMに出て来そうな凄いCGを作られる方もいらっしゃいます。

 凝ったCGも凄いですが、そんな技量も根気もない"おおしま"でも、簡単なモデルならなんとかなりそう。それに、こういうプリミティブな奴もリアルに描かれてると、結構シュールな感じで面白いなぁとか思います。こういうのって、リアルに描くのは大変だし、模型を作るのも面倒だし、CGならではの分野かな?って気がします。4000アクセス過ぎたらトップページのグラフィックがプリミティブCG(いやはや…)に変わりますんで、ちょっぴりお楽しみに(ホントかぁ?)。