観劇感想

1997年の観劇感想です。全部で70公演以上行きましたが、2度以

上観た舞台のいくつかは感想を割愛しました。みなさんは、昨年どんな舞

台をご覧になったでしょうか。

97年四季以外の観劇感想

(最終更新日:'98/Jan/04)

番外編

(最終更新日:'97/Jun/11)

<李香蘭>

(青山劇場)

−劇団四季−

('97/Nov/24)

 李香蘭千秋楽に行ってきました。さすがに千秋楽らしくカーテンコール

が実に6回もありました。しばらくぶりに見た野村さんは相変わらず美し

くすばらしい舞台でした。                       

 私としては、初めて観る舞台でした。これまで、テーマの重さから意図

的に避けてきたのですが、東京での四季の舞台がBB以外近い所ではない

ので一度観ようと思ったわけです。内容は、私の予想した通り重いもので

したが、一つ違った点がありました。これまで、李香蘭というタイトルが

ついていることから、彼女のエピソードが中心の舞台かと思っていたので

すが、違いました。私の目にはどちらつかずの中途半端な舞台に観えたの

ですが、他にこれをご覧になった方はどう感じたでしょうか?     

<美女と野獣>

(赤坂ミュージカル劇場)

−劇団四季−

('97/Oct/25)

 ちょっとしたストレス解消のために行ってきました。今日は荒川ビース

トでした。多分、ほぼ2年振りの東京の舞台ではないかと思います。  

 ちょっと前まで、ビーストを務めていた石丸さんとは対象的な舞台でし

た。どこがというと、石丸ビーストはかなり子供っぽいビーストであり、

また、大味な舞台なんですが、荒川ビーストはかなり演技が細かく、か

つ、コメディ色が強い舞台でした。その為、観客の笑いもいつもの舞台よ

り多いものになっています。「美女と野獣」二度、三度と観て飽きた方

この舞台をご覧になっては如何でしょう。               

<オペラ座の怪人>

(名古屋ミュージカル劇場)

−劇団四季−

('97/Sep/03・04)

 名古屋までファントムを観るために行ってきました。東京公演の時、チ

ケットを取っていたものの日にちを間違えて無駄にしてしまったもので。

 さて、主な配役は村フントム、井上クリスティーヌ、柳瀬ラウルといっ

たところでした。東京公演を観なかったので、今回が実はファントム初見

というところでした。                       

 オープニングがあれほど迫力があるとは思っていませんでした。とにか

くわざわざ名古屋まで観に行った甲斐がありました。         

 村ファントム・井上クリスティーヌ共に迫力ある歌声ですばらしい舞台

でした。一方、柳瀬ラウルは特に悪いところは無かったのですが、やや物

足りないものでした。どうも私の目には情感が足りないように見えたもの

で。いずれにしても、もう一度東京公演があれば通いつめてしまうと思い

ます。                              

<美女と野獣>

(赤坂ミュージカル劇場)

−劇団四季−

('97/Aug/03)

 もう書くことも無いほど観た舞台になった「美女と野獣」ですが、一つ今日

はアンサンブルについて書きます。というのも、舞台でガストンに絡む3人組

の女性ですが、通常若い女性が当たり、またそれが物語の設定上当然と思うの

ですが、今日の舞台では明らかに年配と思われる方が演じていました。   

 この舞台は、少なくとも「夢」を売る舞台と私は思っています。その意味で

どの役に誰を当てるかは重要な事と思います。観客もその「夢」を観るために

やって来る訳ですから、たとえ端役でもそれを無視した配役はどうでしょうか

 四季の舞台では、ロングランとなると次々と若手にチャンスを与える配役を

行います。それ自体は私は良い事と思いますが、そのしわ寄せをアンサンブル

に持ってくるのはどうでしょうか。やはり、舞台のイメージを壊さない程度に

して欲しいと思います。                        

<クレイジーフォーユー>

(日生劇場)

−劇団四季−

('97/May/10)

 前回感想が書きにくかった理由はわかりました。それは、あまりにも期待が大

きく、その期待の大きさに比例して感動がなかったからでした。もっとも、悪い

舞台だったわけではありません。                     

 さて、そのため今回はちょっと困惑しながら最初舞台を観ていました。すると

前回より舞台に集中して観ることができました。配役はほぼ前回と同じでした

が、アイリーン役の末次さんが気になりました。というのも、末次さんですから

演技が下手なわけではありませんが、やはり加藤ボビーの婚約者というには年齢

差が見え過ぎてかなり違和感がありました。数年前に観たときは、それほど違和

感はもたなかったのですが...。                    

 感動が無かったと書いたので、ここでちょっと言い訳を。まったく、無かった

訳ではありません。この舞台に関して言えば、毎回楽しい思いはあります。また

、他の劇団のミュージカルに比べればかなり良いと思っています。      

 しかし、こと四季の舞台に関して言えば同じ舞台でも私は毎回何か違いを観せ

て欲しいと思っています。その意味で加藤ボビーと保坂ポリーの組み合わせは円

熟した舞台になってしまったと思います。もっとも、これはこれで良いのでしょ

うが。                                 

 マチネでは、濱田さんがポリー役で好評を博しているようですが、一度観てみ

たいものです。今回の公演は、4ヶ月と短いために役が固定化したことも一つの

原因と思うので、次回は1年位のロングを期待しています。(同じ芝居を何度も

観に行くあんたが悪いと言われそうですが、良いと思った舞台は何度も行くのが

クセなので。その辺のことは 「気の向くままに」をご覧下さい。)     

<クレイジーフォーユー>

(日生劇場)

−劇団四季−

('97/Mar/08)

今回位感想が書きにくい舞台も珍しいです。いえ、悪い舞台だったわけではあり

ません。                                

3年前に何度か観た時は、なんておもしろい舞台だろうと思いました。エンディ

ングを除いては。                            

今回ショックだったのは、オープニング/エンディングをほとんど実は覚えてい

なかったからでした。                          

そのためオープニング/エンディングはかなり新鮮に見えたのですが、その一方

で前回覚えたような楽しさがほとんど伝わってきませんでした。       

何が原因かさっぱりわからないので、始末が悪いです。           

次は、5月10日に観に行きます。その時にその原因が分かれば良いのですが。

<エビータ>

(日生劇場)

−劇団四季−

('97/Fev/01)

二度目の観劇になります。前回と違う配役を期待したのですが、その期待とはう

らはらに、メインの配役はまったく一緒でした。              

一部に堀内エビータの不評を耳にしたのでぜひ堀内エビータを観たかったのです

が、残念ながらお預けです。                       

さて、今日の野村エビータは絶不調でした。セリフは、問題なかったのですが歌

っている最中に声が裏返ることが2度3度。                

風邪でも引かれて体調を崩されていたのでしょう。             

とにかく、あんな野村さんは初めて見ました。               

芝さんのチェは、前回同様唸らせる出来でした。少なくとも私は、はまり役と思

っています。                              

この「エビータ」の出来の善し悪しは、一重にチェの善し悪しに掛かっていると

思います。                               

一般に伝えられているエビータは、いわゆる「悪女」です。私のホームページで

も簡単に紹介しているように、二つの顔を持つ女性であったことは間違いありま

せん。「施しをする顔」と「弾圧をする顔」の。              

しかしながら、この「エビータ」を単なる悪女として描いたのでは今尚アルゼン

チンの人々に聖女として尊敬されている理由がわかりません。        

そこで、観る者の批判をそらすために登場するのがチェです。このチェが首尾一

貫して、「エビータ」を批判し嘲ることによって観客の目を「エビータ」の負の

面から逸らすことに成功しています。                   

ですが、その割にはなぜか物足りなさが残ります。なぜでしょうか。     

私には「エビータ」の描き方が足りなかったように思います。チェが辛辣に非難

するほど、この舞台での「エビータ」は傲慢な悪女には見えません。     

「エビータ」がそういった意味て光輝かないために、ぺロンも同様に影の薄い存

在になってしまいました。                        

ぺロンを演じている今井さんは、他の舞台ではいるだけでそれと分かるほど存在

感のある俳優ですが、この舞台では他のアンサンブルとの差が見えません。  

「エビータ」が他の舞台に比べて不評な理由は、こんな所にあるのではないでし

ょうか。                                

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