川崎フロンターレな随想
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川崎フロンターレ観戦記?
2003/12/07 天皇杯 2回戦 対国見高校
結果: 7-1
得点: 伊藤宏樹 10分
今野章 19分
中村憲剛 32分
我那覇和樹 67分
中村憲剛 70分
我那覇和樹 79分(林選手のアシスト)
林晃平 87分(快足飛ばして)
いまだに2週間前ここであのいい試合があったんだなぁ、なんて思いながら、産まれて初めて天皇杯の生観戦。相手が高校生ではやり難かろうと思いながら観戦。なんか久々に牧歌的にフットボール観戦しました。そしたら、立ち上がり、君たち二日酔か?と思うようなプレー振り。箕輪選手が見事なポストプレー(???)で相手選手に渡し、そこから渡辺匠選手がえ?っていう感じで見送ったら相手フォワードがきちっと決めてきた。

な、プロが高校生相手に2分で失点。それからちょっとの間もなんかボールに対する食い付きが今ひとつという感じ。ま、すぐ10分、19分と逆転してくれましたけど。これ、もし相手が市立船橋高校だったらまずかったかも。ザスパ草津と船橋高校との試合テレビで見ていたら、FC東京入りが決定してる増嶋選手のディフェンス統率力とか佐藤選手のすごいセービング見ていたもので。ちなみに市立船橋は阪南大学も撃破しました。

この試合、今年最後の等々力の試合でちょっと寂しい。このチームの今年の選手、スタッフの名前全てを刻んだ限定Tシャツを買いました。今年の選手全ての名前を残しておきたくて。

後半、林選手が交代で入ってきました。今年で契約満了となってしった選手です。2001年、仕事で手一杯でその活躍を全然見ていない私としてはサイン会でのお人柄に魅かれ、ずっとゴールするシーンを見たいと思っていた選手でした。

その林選手、ペナルティエリアでボールが来たところ、無理な体勢でもシュートしてアピールしたかっただろうに、心憎い落ち着きで我那覇選手にボールを回し、我那覇選手の2得点目を好アシスト。そして、得意の快足飛ばして7点目を取りました。

もう一人。今日ベンチ入りで来期契約しない選手。小林康剛選手。なんでだ?また契約しないのか?という思いは強い。この選手が点を入れてくれればと思っていましたが、いかんせん時間が少なかった。

試合は結果的に7-1の大差で終わりましたが、国見高校イレブンはガッツ溢れるプレーっぷりでいい試合でした。ユニホームがなんとなくモンテディオ山形を連想させてしまいましたが。

試合終了後、今期で非常に本当に非常に残念ながら監督を退任される石崎監督がサポーター席に挨拶していました。その後、サポータが本当はやってはいけないことなのですが、グランドになだれこんで石崎監督を胴上げしていました。会場アナウンスの「危険ですのでグランド内には入らないでください」の後、すばやく元の席に戻っていきました。実にすばやく連携も確か。事前に練習していたに違いない。

そして、林晃平、小林康剛両選手を呼ぶコール。一旦控え室に入ってしまっていた両選手がふたたびグランドに姿を現し、頭を下げていました。

いろいろな思い、特に寂しさが胸にしみた今期最後の等々力観戦となりました。


2003/11/23 第44節 対サンフレッチェ広島
結果: 2-1
得点: アウグスト×1 ミクロン単位の超芸術的FK
我那覇×1 今年の最後を飾る一発
最終節というのが来るのは当たり前ですが、一抹の寂しさを感じます。昇格がかかっているとかそんなことではなく、自分の好きなチームの試合を沢山見たいっていうのは当然な欲求ですから。その試合が来週から見られなくなるんですから。天皇杯はあくまでも別の分類になってしまうのでそう思ってしまいます。

開場2時間前に行ったんですよ、事前に混むということは言われていたので。それが、なんと競技場の周りお客さんがとぐろ巻いている。今まで入場に並んだことがないので、初めての体験にびびってしまった。いつもこの半分でいいから来てくれればいいのに。入ったお客さん、22,087人。10月4日の記録を早速更新。記録更新に2度立ち会うなんて。でも、相手方のゴール裏はあのときは真橙。今回はそれほどでもありませんが、はるばる広島から沢山来ていた模様。

10月4日くらべて自分は悲壮感を持って見てしまった。あのころは勝てばJ1昇格に希望の光が差すという状況でしたが、今回は勝っても相手の結果次第という状況。自分としてはJ1に上がる上がらないは関係なく今年の集大成のいい試合をしてくれればそれで満足でした。

試合ははじめから中盤でボールを奪い合うスピーディな展開。おお、面白い!でもどこか自分の心の片隅に悲壮感が。声援はあきらかに「青援」(川崎フロンターレのチームカラーになぞらえた造語)一色。J2はつまらねぇとか言っているやつがいたらこれを見なさい!と自慢できる展開。

で、試合が動いたのが23分。ジュニーニョが倒され、FKのチャンス。蹴るのは勿論アウグスト様。あの平塚のをもう一度と思っていたら、入った!!!後でビデオでも見たんですが、なんで入るのか分からないような入り方!まさにミリ単位いや、ミクロン単位の精度。神よ!!

そして前半このまま持ちこたえてって思っていたところアウグスト様が相手を倒してPKを与えてしまいます。蹴るは広島マルセロ。守るは川崎、吉原。私のすぐ横の人が「右に来るよ、右に来るよ」って言っていました。その通りマルセロは吉原の右側(ゴール左)に向けて蹴ってきました。吉原選手は逆に飛んでいました。すかさずさきほどの方が「ばかやろう、あんなの右に来るってわかるじゃねぇか。ほんっと馬鹿だな!!!」と語気を荒らげる始末。結局そのまま前半終了。広島さん、優勝したいだろうけど、こちとら鬼っ子川崎だ。そんなすんなりJ1復帰、J2優勝なんかさせてたまるか。

後半。前半同様スピーディな展開でいい感じ。もう勝とうが負けようがどっちでもいいです。こんないい試合見せてもらえたんだから。って思っていたら、あの我那覇がやってくれました。中盤からスピーディに持ち上がったボールをジュニューニョが我那覇にラストパス。ゴールに吸い込まれました。この吸い込まれるのが目の前で見られるのがゴール裏の醍醐味。でも最初私は決めたのがジュニーニョと勘違いしていたんです。観客席は再び大爆発!やはり我那覇ですね。山形のJ2行きを阻止したVゴールの我那覇。セレッソ大阪のJ1初優勝を阻止するラストパスを送った我那覇。名古屋戦誰もが敗北を覚悟したロスタイム同点に追いつくゴールをJ初ゴールで決めた我那覇。そして今度は(結果的にですが)広島J2優勝を阻止するかもしれないゴールを決めてくれたのです。まさに鬼っ子の面目躍如。そのまま試合は終了。残念ながら新潟が勝ったため勝ち点1足りない形でJ1には上がれませんでした。我那覇は開幕戦の先制点、そして最終戦の決勝ゴールと決めて、今年の最初と最後を見事かざりました。あれほどシーズン2、3点とけなされていた選手が終わってみれば13得点の日本人得点王。

試合終了後歓喜の輪のない勝利というのを目の当たりにするのは、はっきり言ってつらかったです。選手のみなさんは涙にくれているし、申し訳なさそうにサポータに頭を下げています。そんな中、サポータたちも「フロンターレ、フロンターレ、オオオーオオオオー、俺たちと戦おう供に〜」と大合唱で答えます。この歌、私も大好きです。

今年は去年に引き続き、本当にチームの方向性が感じられる楽しいシーズンでした。選手みなさんそして全ての川崎フロンターレに関係する方々に感謝の一年でした。あぁ、明日から何を糧に生活していくのだろう。天皇杯はあるけれど、長いと思っていたリーグ戦が終わってしまえば本当に虚脱感が大きいです。それだけ自分にとって川崎フロンターレが、フットボールが日常になってしまった1年でした。


2003/11/15 第43節 対ベルマーレ平塚
結果: 2-2
得点: ジュニーニョ×1華麗なるゴール
アウグスト×1芸術的FK
平塚は遠かった。そして、小雨が降った後。だいたい、川崎は雨が降った後ろくなことがない。すべるピッチで試合もすべるケースも多かった。

全然関係ない話だが、2001年J1リーグ。東京ヴェルディ1969対名古屋グランパスエイト、ストイコビッチ現役最終戦&2001年前期最終戦を見に東京スタジアム(現味スタ)に行ったときの話しだ。ストイコビッチのせいでサッカー好きになった私はもちろん名古屋側。そのときの場内が面白かった。「東京スタジアムは立ち見は禁止となっております。ホーム側にお回りください。」おいおい、逆なら分かるが、なんでアウェイ側が超満員、それでも立って見ようってのにホームがすかすかなの?とそりゃ、ストイコビッチ見たい人はアウェイ側に集まるだろうが。かく言う私もそうだった。名古屋サポータのコールリーダ「今日は俺たちのホームだ」「おおーッ。ピクシー、オレ」・・・・・ほんとにどっちがホームなんだか。

で、本日の平塚競技場、14:30に到着したせいもあるけど、行ってみると「本日、アウェイ側川崎フロンターレ側のサポーター席は満員となっております。ゴール裏席にお回りください。」ここでもアウェイ側の方がいっぱいでした。でも、全体的には半々かな?明らかにメインスタンドのブロック席は平塚側の方が多かったですから。それに平塚さん側の応援の声もそろっていてよく響いていたし。このゴール裏席、とっても寂しい隔離された状況でした。食べ物やさんもないし。すぐに売り切れているし。子供はご飯食べたいって言っているのに何もない状態。

試合内容はというと雨が残っているせいか、両選手とも大事なところで転びすぎでした。川崎側から見るとおいおい、またこの嫌な展開か?前半0で折り返す気か?そうなるとろくなことないんだよな、とか、なんか今日守備が不安定だな、とか。途中で寺田選手はゴールライン間際に来たボールを出そうとしてヘッドスライディング的なヘディングを試みて相手選手に蹴られた(?)かなんかで頭怪我させられるし。

でも26分にジュニーニョ選手がまたまた先取点をたたき出しました!まずは嫌な雰囲気を断ち切りました。 その後、もう1点欲しかったところですが、そのまま折り返し。

後半開始早々、オウンゴールを与えました。あーあまたこんなことしてといった感じです。攻め込んでいる時に点が取れず、そのあと間延びした中盤と守備陣のほころびから攻め立てられ、結果的にオウンゴールでしたが、点を失くす。オウンゴールいやいや、そんな舶来言葉で包み込んではいけません。敢えて不謹慎を承知の上でこの「自殺点」が。

それからまた攻めても点が入らない時間帯が続く。打つシュートは空の彼方。ゴールネットの横。シュート打つべきところで何を迷ったか、打てない。押し込めばすむところを押し込めない。我那覇選手は福岡戦でのあのがつがつさがどこへやら、なんだかとってもプレイが硬く見えた。どうしたんだ、我那覇。ジュニーニョからものすごいきれいなクロスが入ったのに、空の上。ほらそこ、打ち込めっていうところで何を躊躇したのかシュートが打てない。でそうこうしているうちにその我那覇選手が倒され、フリーキックを得ます。蹴るのは勿論、アウグスト様。入ったらいいなぁ、入ってほしいなぁと思っていたら、ななななんと。相手の壁をアウグスト様から見て左側をきれいな弧を描いてボールはゴール右隅へ(アウグスト様から見て)ん?守備側のだれかにはあたっていたのかな?芸術的って言うのはああいうもののことを言うのでしょう!いや本当に凄かった。

で、その後も追加点が取れません。先のジュニーニョ選手から出た素晴らしいパスを我那覇選手が空へ打ち上げたのはアウグスト様のFKの後なんですけど。あれ1点入っていたら、本当に違いましたよね、という点で1998年11月19日のJ1参入戦でヴァルディネイ選手が決定的瞬間で点を入れられずロスタイム同点に追いつかれたのがシンクロしました。その通り、ロスタイムではないですが、追いつかれました。

追いつかれた後の選手たち、猛烈な勢いで点を入れにいったんですが、入りません。一回川崎がボールを失い、自陣まで持ちこまれたとき、吉原選手、ゴールキーパーが猛然と出てきて、胸でボールをトラップ、前線に送りかえすという気迫のプレイがありました。ゴールキーパーがあんなに出てくるなんて。ジュニーニョ選手も時間がないっていうことで普段やらないコーナーキックを時間節約のために自ら蹴ってみたり。

選手は気迫を見せてくれましたが、あまりにも悲しい引き分け。

試合終了後、選手たちは来づらいだろうに、川崎側応援席の方まで来てくれました。ただ、試合終了後のセンターサークルで挨拶したあと、一旦ホベルチ(だったと思う。違ったらごめんなさい)だけ何もせずに帰ろうとしていたんですけど。

勿論この結果に対してブーイングするサポータはいません。拍手こそ少ないですが、選手たちに声援を送り続けました。やはりそこはそれ。つらいことを幾度も見ている川崎サポーター。コールリーダーの声が聞こえました。「今から選手を励ましに行くぞ」

この結果を作り出したのは選手かもしれません。サポータは悲しい気持ちを持っているかもしれません。でも、この結果を厳粛に受け止め、後がない、と感じているのは選手たちに他なりません。

選手を後押しする我々の声が足りなかったのかもしれません。アウェイとはいえ、平塚は川崎と同じ神奈川県です。サポータもきやすいはず。移動疲れはそんなにないはず。もっと声を出せたはず。私は途中から祈るような思いになってしまい、声を出せませんでした。のども枯れてました。

この結果、広島のJ1復帰は決定しました。新潟は負けたため、昇格は決定せず次節勝ちか引き分けで昇格決定です。川崎が勝って新潟が負ければ川崎の昇格です。まだ可能性は0ではありません。


2003/11/08 第42節 対アビスパ福岡
結果: 5-2
得点: ジュニーニョ(アウグストが体張った後のPK)
我那覇根性の一発
ジュニーニョ(鬼木からのすばらしいスルーパスを受けた後のすばらしい個人技)
ジュニーニョ(我那覇が体張った後のPK)
我那覇根性の二発目
「結局、だめなんだろうな」
前節の負け方から今日も負けてJ1昇格への夢が絶たれるのかなと思って試合会場に行きました。

試合前日に「神を見た夜。」という1998/11/19川崎フロンターレがアビスパ福岡とJ1参入戦を行ってロスタイムに負けたビデオを見ました。今見ても手に汗が出るのはなぜだろう。もう5年も前なのに。そして、そのせいか今は新潟にいる上野が何故かまだ福岡にいて、その上野のシュートで敗れるという夢をみました。

前節山根選手が警告を受け、この日は累積警告のため出場停止。その代わりにキャプテン鬼木がスタメンなのは分かりきったこと。そして、ディフェンスの3人の真ん中に寺田選手が!

鬼木選手は先に述べましたJ1参入戦にも出場している選手。今では川崎の心臓となっているキャプテンです。今年は怪我で出遅れ、この日も久々のスタメン。そして寺田選手。2000年川崎J1昇格の年に川崎の顔として登場した選手もここ最近は怪我に泣かされ続け、今期初スタメン。そしてそして2試合出場停止のアウグスト様も満を持しての登場!!コアな川崎ファンから最近川崎ファンになった方まで楽しめるスターティングメンバ。

試合開始。それでも私はうきうきした気分になれませんでした。今日負けてしまったら、とそんなことばかり考えていました。で、あれほど期待していた15分までの1点も入りません。押してもはじき返されることの連続。挙句、前半ロスタイムに昨年川崎にいたベンチーニョ選手に先制ゴールを許す始末。やってしまった。もう終わりか。全然前向きになれませんでした。本当に暗いハーフタイムを迎えていました。でもゴール脇の応援団は必死の応援。私はこれでも応援の声が出せない。自分が情けないと思いつつも暗い気持ち。

後半開始直後、娘をトイレに連れて行ったら、何やらゴール裏が騒然となっています。どうしたのか?と思ってゴールマウスの方を見ると、ジュニーニョ選手がPKの準備。お?何が起こったのか。ジュニーニョ選手もPKの準備をしていますが、なかなか蹴る姿勢をとらない。後で細君に聞いたところ、アウグスト様がキーパーに倒され、怪我をした模様とのこと。そして一旦担架でピッチ外に出たところ、起き上がったとのこと。!冗談じゃないよ!こんなところで怪我させられたら!一応立ち上がったということで安心は安心なんですが。

で、そのPK、どきどきしながら祈るような気持ちで見ているとジュニーニョ選手はこともなげに決めてくれました!同点!!!あの鬱屈した気分が一気に晴れて、飛び上がってしまった。PKっていうといかにもキーパーと1対1で絶対決めるような気がしますが、ジュニーニョ選手、今年外しているんですね。それと、随分前のゼロックススーパーカップで、普段は素晴らしい精度のキックを見せるかの名古屋グランパスエイトのエース、ドラガン・ストイコビッチ氏がPK戦で外したのを見て以来PKって実は入りにくいんじゃない?とか思っています。その時、解説者は「PKって精度じゃないんですよね」と言っていたのが忘れられません。

でこのPK以降、川崎は前半とは別のチームのように点を取るは取るは。32分間で5得点。45分間0点だったチームがですよ。この5点、我那覇選手がこぼれ球を押し込んだり、鬼木選手からのスルーパスをジュニーニョ選手が個人技で持ち込み最後はキーパーをかわし落ち着いて決めたり、普段つっかかっていくなんて姿を殆ど見たことがない我那覇選手が強引にペナルティエリアに右サイドから入り込んでディフェンダーに倒されPKを得たり。そのPK、普段はジュニーニョ選手が蹴るんですが、我那覇がこれまた強引に俺に蹴らせろ、とばかり随分長い時間ジュニーニョ選手と話しをしていました。結局はジュニーニョ選手がきれいに決めたんですけど。その後、さらに我那覇選手はなにくそとばかりにもう1点挙げてくれました。あのPK、我那覇選手が蹴っていれば我那覇選手がハットトリックだったということなんですが、それはどうでしょう。あそこでジュニーニョ選手が蹴ったからこそ、なにくそという気持ちで2点目を取れたのではないか?という気もします。点を取ってくれたことは勿論嬉しいですがここへ来てこれだけの闘志、点を取るんだというがつがつした気持ちを表してくれたことが非常に嬉しい。

もう一つ。点にはつながらなかったのですが、次のようなシーンがありました。勘違いでなければ。真ん中を我那覇が持ち上がります。左サイドにはジュニーニョが併走(ちょっと前目)。当然我那覇にディフェンダーが着きます。そこで我那覇が左サイドジュニーニョのちょっと前、つまり左サイドのスペースにボールを出します。ジュニーニョはよし分かったとばかり少しドリブルしてから中央の我那覇に戻します。このパスから結果的に点は生まれなかったのですが、点を取る映像が二人の間で見事に重なっていた瞬間なのではないでしょうか。こういうボールで会話をするというシーンはフットボールを見る醍醐味ですね。やはり二人のコンビネーションはいいんですよ。

そしてキャプテン鬼木選手の働き、久々登場ながらまずまずの働きをした寺田選手。忘れてはならない今野選手。彼はいったいいつまであれだけ走り回れるのでしょう?いったい普段何を食べているんだろう?茂原選手。そろそろ点を入れてね。小林選手ももっと早い時間から出たいだろうなぁ。

神様アウグスト様。やはりあなたが入ると川崎の選手一同、サポータ一同盛り上がります。本当に。

今日は審判いたのか?っ思うくらいジャッジが納得いくものでした。そしたら私の大好きな吉田主審。あの、新潟で川崎が2-3で敗れたときの主審でした。敗れたとはいえ、その日も今日の審判はいいな、と思っていたあの吉田さんでした。感謝。

試合終了後、娘が選手を待つっていうので随分待っていたら、嘗ての川崎の選手ベンチーニョ選手が敵の選手なのに、川崎ファンの前に現れてきました。川崎ファンも去年の活躍を忘れられないのか、数人握手を求めていました。にこやかにそれにこたえるベンチーニョ選手。いいのか?そんな敵のサポータにと思いましたが、暖かないい雰囲気。帰り、福岡の選手を乗せたバスが私たちの目の前を通過。最後部席に座ったベンチーニョ選手に手を振ると(結局自分も忘れられていないの)、これまたにこやかに手を振ってくれました。川崎のために新潟をやっつけてください、とは他力本願。よし。あと2つ。


2003/11/01 第41節 対ヴァンフォーレ甲府
結果: 0-2 ×
得点: なし
初めて甲府に行きました。フットボール観戦のついでに子供をぶどう狩りに連れて行こうと思って行ったんですが、残念ながらぶどう狩りは既に終了しておりました。トホホ。でも、農園の方が「折角来てもらったのにすみませんね。来年来てください。」とぶどうをくださいました。暖かいお心遣いに感謝<(_ _)>来年は必ず最盛期にうかがわせていただきます。

とそんなこんなで初めて行ったヴァンフォーレ甲府の地、小瀬スポーツ公園陸上競技場。開門時間前についてしまったり、当日券発売前に行ったりでやたらと時間があまってしまった。初めて行った小瀬ですが、テレビで見るのとは違って、芝生席はなかなか居心地がよかったです。ただ、売店がそこここにあると便利かな、とは思いました。そして。なんか、朝早く起きたのと時間がやたらあったのと、芝生席の気持ちよさで、試合開始前から全然緊張感がなくなってしまった。

で試合の方は、なんだか川崎の選手から覇気が感じられません。もちろん、選手たちはそんなことはないのでしょうが、それがこちらまで伝わってこないのです。なんだか、相手の方がのびのびやっているというか。ディフェンスはオタオタ、攻撃もパスミスの連発。なんでそんなにオタオタしているの?と聞きたくなるくらい。それじゃ、相手も点を入れに行くよ。攻撃陣もキーマンをことごとく封じ込まれた感じです。

そして、もっと気になったのはピッチの状態に対する選手の動き。なんだか川崎の選手がやたらめったら滑って芝生が飛んでいるのが見えました。対して甲府の選手はそれほどでもない。ここで言いたいのはピッチの状態が悪かったから負けた、とか、甲府はそういう動きをしていなかった、とかそんなことではありません。同じ状態の上で相手も戦っているのです。これは言い訳にできないでしょう。しかも、今日初めてここでやった訳でもないのだからもう少し対応とかはなかったのか?ということです。

それから、塩川選手。2001年シーズンの左サイドを駆け上がったり、右サイドを駆け上がるその縦横無尽な姿を見てからファンになった選手。その塩川選手がもらったボールを後ろに返してしまったり、そんなあの魅力はどこへ行ったの?というプレーが目立ったのが残念でした。新潟戦で見せたような積極性がもっとあってもよかったのではないか?

いずれにしても選手みんなに何かしてやろうっていう気持ちはもっともっと表現して欲しかった。後半途中から入った岡山選手、中村選手からしかそんな感じが響いてこなかった。次はホーム。絶対応援に行くから、なんとかしてくれ!

ウラ情報:今回、ビールのコップなどにリユースカップを用い、無駄なごみを減らそうという試みが小瀬で試みられていました。細君がコップを返しに言ったところ、「川崎の方はマナーがよくって。」と甲府のボランティアの方に褒められたその矢先、後方で川崎サポータと甲府サポータの方が喧嘩を始めたそうです。サッカーは暴力を辞さずみたいな応援の仕方は私は嫌いです。川崎華族のコールリーダーがハンドスピーカーで怒っていたのはそのためだったのでしょうか?川崎の合言葉は「Football Together」それは相手のチームともでは?それを実現するのは、甘いのでしょうか?実現不能な理想なのでしょうか?


2003/10/18 第39節 対コンサドーレ札幌
結果: 1-0
得点: ジュニーニョ→我那覇の入魂の得点×1
雨が降り出したということ、なんとなく気温が低いことといったことで、スタジアムに入ったときにものすごく嫌な予感がしました。まさか、8/17に水戸に敗れたときの再現にならなければいいがという嫌な予感。

お客さんの入りは、2週間前は真橙だったアウェイ側ゴール裏がコンクリートのまま。だが、こちらは青一色。スタンドがホーム側に傾くのではないか?というくらいの観客層の落差。

で、試合内容は悪い予感が的中するような実にいや〜な感じのまま進みます。前半20分までに1点入らないとやばいのでは?と思っていました。その20分が過ぎても点は入りません。そのままずるずると前半は進み、0-0のまま終わってしまいます。ディフェンスはしっかりしているし、特に箕輪選手がきっちり的のボールをはじき返してくれていましたので、そういった意味では安心してはいられました。相手のシュートミスにも助けられていた感じはありましたが。

後半早々、札幌の選手が2枚目のイエローカードで退場。お、これはもらい。と思ったのは確か。で、そんなこんなするうちにジュニーニョが右サイドをくずし、グランダーのマイナスの折り返し。反応したのは、我那覇でした。後でビデオを見ると、彼はボールをもらうはずの位置より前に体が行ってしまっています。それでも、体制を崩しながらもゴール。あそこで空振りしたり、打ち上げたりするシーンは見飽きてきたので、なんとも嬉しかったゴールでした。それから後の試合内容は、選手には悪いですが、なんかだらだらした感じでした。というよりも、先々週のホームのお客さんが一気に1/3になるような感じで、それはそれで寂しいかなっていう感じで。


2003/10/04 第37節 対アルビレックス新潟
結果: 3-0
得点: 塩川→ホベルチの根性×1 岡山→我那覇の美しい得点×1 ジュニーニョさまの個人技のすばらしい点×1 アウグスト様の華麗なるクロスバー直撃シュート×0(得点に至らず)
上位相手でも下位相手でももうJ1昇格のためには1敗もできない川崎フロンターレ。今期3連敗中なので、是非とも勝って欲しかった。新潟から新潟サポーターがバス22台でやってくるという噂。川崎側も小中学生無料、などなど大々キャンペーンを張りました。その成果、川崎フロンターレ史上第一位の21,393人が等々力陸上競技場に集結!!!

私もこの試合等々力競技場に行きました。キックオフ1時間前に武蔵中原駅に到着、競技場にはキックオフ45分前に到着したのですが、すごい人々々。今までに見たことがなかっただけに、ちょっとびっくり。昨年(2002年)セレッソ大阪戦にいけなかったものでなおさらです。

競技場に1歩踏み入れると、対岸の新潟側はすでにスタンドいっぱいに真橙。こちらホーム側はそこら中水色。新潟サイドに比べて結束力が弱い、というかキャンペーンを聞きつけてやってきた人が大半のためか、いまいち応援の声がそろっていない感じがしました。それは試合が進むにつれて変わってきました。 試合開始前だというのに新潟側の声援は大きく響いてきます。声もそろっている感じ。大して川崎側はまだ声を全員が出しているというところまでは至っていない。いつもの試合でもゴール裏から声をそろえているということはないので、いつもの風景といえばそうです。でも、手に手に無料で配布された水色の小旗を振っている人はあり、それはそれでいいのです。

さて試合が始まると1分、なんだかんだと混戦やっている間にホベルチが先制点!びっくりしました。いつもの川崎だとジュニーニョがシュートミスしてそれで終わりだっていうのに、ゴール前に詰めている人が少なくとも二人もいました。一人は久々出場の塩川。そしてもう一人はホベルチ。こんな嬉しい幕開けは見たことがありません。そして歓声の大きいこと。地鳴りのようです。ああ、いつもこんな中で試合が見られたらいいのになぁ、もっと早くこんな1万人を超えるような中で見たかったなぁと思いました。ゴールはずしたときのがっかりしたため息や、その他地鳴りのような応援。これぞ2万人の効果なのだな。

前半はホベルチの1点以降、川崎のディフェンス陣が体をはって守りきっています。いつもこうならくだらない失点もなかったのに、とちょっと嫌味に考えたり。それもこれも、観客が多いという張り合いも影響しているのかもしれません。みんな、スタジアムに来ようよ。

ディフェンスといったら、圧巻は吉原選手がバックパスを手で取ってしまい、相手に間接フリーキックを与えてしまったシーン。全員で壁をつくり、相手キックがディフェンスの壁に当たりそれを吉原GKががっちり抑えてシーン。吉原選手、ボールを抱えたまましばらくうずくまっていました。その絶対にゴールは割らせないぞという気迫のこもった姿に思わず涙が出そうになりました。

ひたすら川崎の選手の負けてたまるか、1点も取られないぞという姿勢が感じられました。そして攻撃について。前半の終わりの方はいつものようにジュニーニョ、ホベルチだけで前に走っていってしまうような感じでしたが、後半になって、ジュニーニョが上がる、ホベルチがいる、ポジション的に右だったはずの塩川が左にいてフォローに入っているといったような形でいつもと違う面が多かった。塩川は久々の出場でこの機会を逃してなるものか、といったところなのか、いつのまにかサイドにいるというような縦横無尽の動き。今野はというと相手に渡りそうなボールを鋭いスライディングでカットしたり、山根も同様に果敢に相手のボールをスライディングでカット。なんだかもの凄い気迫で守備を固めます。

そしてそして85分もう何試合ぶりでしょうか。我那覇が点を取ったのです。この瞬間、彼がこちらのゴールにめがけて蹴るのを目撃したわけですが、見ている私もそのときは彼の動きとボールがゴールに吸い込まれる道筋がすーっと見えてまさに邪念もなく周りの音も聞こえない状態で見ていました。そしたらゴールにボールが吸い込まれた。嬉しかった。苦しんでいたところの追加点。

で、いつもの川崎ならここで相手に1点取られてはらはらさせるようなことになるのですが、絶対にゴールを割らせない、その気迫はいつまでも変わることがなかった。そうしているうちにジュニーニョが巧みなステップで駄目押し点。その後アウグストが惜しいシュートを放ってそれがゴールポストに当たったのは惜しかった。あれほど大声で応援していた新潟サポータを沈黙させた試合でした。反対にゴール裏で最初遠慮しがちに遠慮応援していた人たちも徐々にフロ〜ンタ〜〜レと声を出すようになっていました。私はたとえ子供が振り返って怪訝な顔で見ようと大声で応援していました。前半は一緒に行った子供が寝てしまっていたので声は出せませんでしたが。

今日の収穫はブラジル人ばかりが点を入れる、と揶揄する向きもあるなかで岡山、我那覇が導き出した1点。大きな損失は、最高のディフェンスの犠牲として茂原、山根が負傷交代していること。ホベルチも負傷、イエローで次節出場できないこと。

この試合、最も恐ろしいのは石崎監督の頑固さ。負傷者が出たら、負傷者のポジションと同一のポジションを受け持つ人を入れ、あくまでも陣形を変えない。このこだわりでもぎ取った勝ち点3は今年の川崎フロンターレの試合運びの拘りを貫き通した頑固さの賜物なのかもしれません。

冗談で思っているのは、今日はベンチに浦上さん(GK)がいたことで吉原選手がいつも以上に緊張感と集中力を保っていたのではないかと。試合前に1点でも取られたらワシがかわるぞ、と脅されていたりして。


2003/09/28 第36節 対横浜FC戦
結果: 5-2
得点: 山根×1 ホベルチ×1 ジュニーニョ×3(PK1本含む)
実は今までアウェイの試合を生で見たことがありませんでした。等々力の観戦しやすさ(子連れでの)、交通の便利さ等々の理由で。今日は嫁さん、子供抜きで一人で観戦に行きました。しかもサポータがより多く集まっているGスポットというところで。さすがに90分立ちっぱなし、手拍子しっぱなし、大声だしっぱなしの状況はきつかった。そうか。だからみなさん、一緒に戦っている気持ちになれるのか。大声を出し応援するということはスカッとします。ま、勝ったから余計にそう思うのでしょうが。

今日くらい審判のことを心配せずに試合を見たいと思いました。審判員紹介ではとりあえず聞いたことのない審判。聞いたことがない名前っていうことは普通どおりに審判してくれるのだろう、と思ったらそこに落とし穴が。もう審判の話しは一切したくないんですが、J2というプロの昇格争いという熾烈な状況にあるリーグであれはないでしょうという感じでした。意味不明な警告乱発。ライン割ったボールをクリアしたり、オフサイドの判定後にシュートしたりしたら遅延行為。そりぁ、ルールブック上はそうでしょう。しかし、笛が聞こえないかもしれないとかいう判断は入り込まないのでしょうか。杓子定規にそうだからそうするっていうのはどうなんでしょうか?その他、箕輪選手が当たり前のようにクリアしようとして相手がこけたらファール、PKの判定(後でビデオを見たら確かにユニフォーム引っ張ってますね。でもあれくらいで、「城ほどの人が」転ぶか?やはり百戦錬磨はやることが違うのぉ。)。今回は6月18日みたいに選手がキレることなく、サポータ席の方々だけがキレまくっていました。野次が出るは出るは。「ルール知らねぇなら審判するな」「ちゃんと勉強してこいよ」等々。J2はプロ審判養成のための学習塾ではない。昇格を賭けた熾烈な戦いなんだから、きちんとしてほしい。少なくとも試合開始前に今日の審判はだれだろう?と変にどきどきしながら試合を向かえるのはいい加減不健康すぎる。(後で冷静にビデオを見たら横浜にも川崎にも平等に不可解な警告が出ていました。ある意味平等な審判ですね。)

試合自体は川崎が大量得点したしでもちろんある意味で面白かったです。あるい意味でとは審判の問題がなければ、ということで。川崎フロンターレ、湘南ベルマーレ、横浜FCは同じ神奈川県内ということで神奈川ダービーと称して試合を行いますがその「ダービー」としての意地があり、点を取ったり取られたりの緊張の連続でした。横浜が1人減るまでは。

この試合の一番の収穫は山根選手の今期初得点!その渋いプレイから結構好きな選手で、そんな人が先制点を入れた、ということが非常に嬉しかった。あとは上向いてきたホベルチの得点!!そして華麗なるジュニーニョ。ドリブルでどんどん前に行ってチャンスメークはするは、自分でもきちんと点を取るは。今日も冴え渡っていました。そして我那覇選手が途中交代ながらいい動きをしていました。入ってからの得点の起点に結構なっていたり。今日のアウグスト様はもの凄く警戒されていましたが、なにくそとボールを取りに行く姿勢、と相手ディフェンダを引き連れてもパスはきちんと出していく、そしてジュニーニョのアシストをする等々の大活躍。今日の試合内容から言うと選手全員の名前をあげなければいけませんな。

一つ思ったのですが、ホベルチという選手はもの凄く繊細な選手で、石橋を叩いて渡るタイプなのでしょうか?GKと1対1になってもものすごく慎重になってしまうように見えるのです。何かがトラウマになっているのか?という位。ならばだ、ここはサポータはホベルチを乗せに乗せて後ろ向きな発想を消させる、というのも重要なのではないでしょうか。

今回初めて横浜FCのホームゲームを見たのですが、一つ気になることが。ゴールま裏には当然のごとく通常のサポータというか旗などで応援している人がいるのですが、そこから離れたところ、相手側から見た左コーナーの真後ろあたりに20人ほどの旗もユニホームも着ていない人たちの一段が声をそろえて歌ったりしているのが見えました。なんで一緒になってやらないんだろう?と不思議でした。川崎側は旗を一番前で振る部隊と歌で応援する部隊はわかれていますが、声を一緒に出す部隊が分裂していることはないので、ちょっと気になりました。


2003/09/23 第35節 対サガン鳥栖戦
結果: 7-1
得点: アウグスト×2(FK1本含む) ホベルチ×1 ジュニーニョ×3(PK1本含む) 岡山×1
2試合連続で中継録画観戦なので、久々気合を入れてホームゲームを生で観戦できました。前節ジュニーニョがお休みなので、今回はどうか?と思ってちょっと心配。ウチの娘がなぜかジュニーニョの名前だけ憶えていて「今日ジュニーニョ出る?ジュニーニョ出る?」と聞くので出ると分かって安心。

ところで、ホーム当日のみ競技場内や周辺のローソンでフロンターレ昇格弁当が売られています。ローソンが売り出しているのですが、こいつがなかなかいい弁当です。おかずの量も結構あるし、おいしいです。ただ、対戦相手にちなんだおかずを一品入れて、こいつをみんなで食っちまおう!ってな感じだともっと盛り上がるんですけど(^^;;また、普段等々力競技場にはこういった弁当類の販売があまりないから、シーズン通して売ってくれるとありがたいです。

で家族で昇格弁当で腹ごしらえをしてから観戦しました。

開始早々2分で1点取ってしまうという大量得点が期待される展開となりました。しかも、またもアウグストが口火を切ってくれました!もう神がかっていますね。ここまで来ると。FK蹴った今野も素晴らしかったですが、一発で決めたアウグストも凄い!でそのまま20分にまたしてもアウグストが自ら蹴ったFKで今度は2点目を入れてくれました。

今回嬉しかったのはホベルチがセットプレイではなく流れの中で点を入れたこと。なんか甲府戦以来のような気がします。33節の福岡戦では流れでの点ではなくPKでした。その試合でドリブルで崩してジュニーニョにいいアシストをしていますが、流れの中で自ら点を入れてもらうというのも重要ですね。

全体的にみて、非常にヒヤヒヤしました。ゲーム内容とは無関係に。あまりにもラフプレイが多すぎます。もう少し考えてほしいです。自分で怪我するのは勝手でしょうが、ファールで止めるというよりは怪我させて止めるっていう風に取れて仕方がない。後半に長橋選手が倒され、PKになったシーンなんて、ゴール裏に川崎サポーターがいる目の前で長橋選手の背中に膝で蹴りがはいっていましたよ。まぁ、あれをPKとするかっていうとちょっと疑問がないわけではなかったですが(そういう意味では鳥栖の選手が異議をする気持ちは百万分の一は分かります)、しかしそれ以上に怪我をさせるようなプレイの応酬というのは見ている方としては納得できませんし、見る気をなくさせます。

で、試合途中から、できるだけ点を取ってくれることだけを観点にしていました。それほどまでに点が取れる状況でした。できれば、新潟がやった7-1以上にして欲しいなと。結果的に7-1で終わりました。7点目は岡山選手のゴール!これもまた嬉しかった。これで彼はこの試合のMIP(あんたが大賞)に選ばれていました。公式サイトに「今日”あんたが大賞”でもらったお米(新潟産コシヒカリ)をしっかり食べて、10月4日の決戦にそなえます!」とありましたが、独り占めするんでしょうか(^^)アウグストの2点とかジュニーニョのハットトリックとかがあるんだから、みんなで食べて欲しいです(^^;;まして、「新潟産」ですから。

試合終盤、アウグスト様が鬼木選手と交代しました。その際、キャプテン鬼木と抱き合ってから交代していました。普通、タッチだけで交代というのはありますが、なんだか、力を鬼木に預けるというか、凄く素敵なシーンでありました。


2003/09/20 第34節 対水戸ホーリーホック戦
結果: 1-0
得点: アウグスト×1
またしても、アウグストーーーーーーーーーーーーーーーッな試合でした。

実況中継がなかったので、翌日の日曜深夜にケーブルテレビの録画中継を見ました。試合当日はJ'Sゴールのスコアボードとにらめっこしながら、J1の市原戦だとかをとっかえひっかえ見ていました。今日も雨かよ、やな予感。J'Sゴールのスコアボードはいつまでたっても0対0のままでイライラしていたのですが、73分ころでしたか、パソコンの画面がするするっと変わった瞬間にアウグスト得点の掲示が!ちょっと大声出せない状況だったので、右手で思わずガッツポーズしていました。

この試合、ジュニーニョが出ないというのは試合開始2時間位前の公式サイトで知っていました。しかも雨も結局やまずじまい、また悪夢の再来か?と非常に嫌な気分でした。

それを前半0-0で折り返したので、なんとかしてくれるだろうとちょっと思ってはいました。

で、中継録画を見る限り、得点シーンの流れのかっこよさに、おお!素晴らしい、こういうのが見たかったんだよという感じでした。我那覇が絶妙な(?)ポストプレイから右サイドにいる茂原にパス、茂原がもうこれ以上ないという精妙なクロスをゴールマウス左側に上げ、アウグストがヘッドで合わせる!で、ゴール。

この瞬間は中継録画であるにもかかわらず鳥肌が立ちました。

やはり我那覇は先発して流れの中に乗っかるといいプレイができるのかな?なんて思いました(公式サイトのインタビューでもそんなこと言っていました)。彼には得点してもらう以上にポストで重要な役割があるような気がします。でも、もっと積極的にシュートを打って出ればいいのでは?と思うシーンが全然ないわけでもありません。2000年、川崎がJ1にいたときどことの試合だったか忘れましたが、解説者の人(誰か忘れた)が我那覇の消極的なプレーに「若いんだからもっとガンガン行って欲しいですね」と行っていたのを思い出します。

で、これらのシーンを除くと、見ていて非常に怖い試合でした。水戸のシュートミスに再々助けられたといった感じです。なんか2,3点取られていてもおかしくないような感じでした。

全体的にはお客さんの数も少ないし、まったりとした試合という印象ですが、とりあえず前回の雨中の戦いの雪辱を果たしてくれて、よかったです。

面白かったシーンといえば、試合中水戸のディフェンダー、トゥーリオが倒れたところで、ひたすらアウグストが交代、交代というジェスチャーをしていたところ。確かにトゥーリオには苦しめられていたので、その気持ちはわかりました。さすがに審判が苦笑いしながら「やめなさい」と止めていました。

それと、試合終了後、アウグストが川崎のサポーター席に行って白いハンドマイクで何か言っていたところ。放送では何を言っていたのか分からないし(勿論、ポルトガル語でしょうから分からないんでしょうけど)聞きたかったなぁ。アウグストも川崎の宝ですね。


2003/09/13 第33節 対アビスパ福岡
結果: 3-2
得点: アウグスト×1 ジュニーニョ×1 ホベルチ×1(PK)
試合当日はJ'S Goalのリアルタイムの得点掲示板で試合経過確認。翌日にケーブルテレビで試合内容を見ました。

2週連続審判がああーだこーだと書くのもどうかと思いますが、今回も審判の判定に「?」と思うことがありました。今回は川崎側に有利だったんですが。審判が気になるというのはどうも嫌なものです。

PKとなったシーンや、福岡が2点目を決めたか?といったのがオフサイドとなった部分。まぁ、オフサイドに関してはジュニーニョがよくつかまっていたのも「?」な部分がありました。オフサイドについてはテレビではあまり文句は言えないと思いますがどうだったんでしょう?

で、この試合ばかりはFWのホベルチ、さすがと思ってしまった。1点目のアウグストのフリーキックによる得点も嬉しや、その後の2点目のジュニーニョの得点をアシストした動きがすばらしかった。

今の川崎は攻撃の起点はやはりブラジル3人衆なのだなと思ってしまう試合でした。

9月6日にサインをもらったばかりの小林康剛(やすたか)がジュニーニョのパスを受けてうまく合わなかったシーン。あそこは、4点目が入らなかったのを結果で知りつつも大きなため息が。なんかやってくれると思わせる選手だけになんかやってほしかったなぁ。

試合後、選手が引き上げるシーンが映っていたのですが、そこでアウグストが小林康剛(やすたか)にしきりに話しかけて、小林も自分の右足を手で叩いていたシーンが印象的でした。声は聞こえなくても、

ア「お前、あそこでの蹴り方はそうじゃなくってこう決めなきゃ」

こ「やっぱそーっすよねぇ、ちくしょう。次は決めなきゃ」

なんて言っていたような気がしてきました。(ほんとは今晩の飯の話しだったりして)

全体的に見てやはり「攻撃の最後の一歩」が気になります。ジュニーニョ、ホベルチは敵のディフェンダーとともに見方の選手も置き去りに、でたまにサイドに選手が余っていても、強引に自分たちでなんとかしてやろう!という気持ちが見えたり。その気持ちは嬉しいんですが、やはり時と場合によっては、と考えてしまいます。

勝てばなんでもいいんだ、という状況ですが、ホベルチにはやはり流れの中でゴールに蹴りこんでほしい。


2003/09/06 第32節 対大宮アルディージャ
結果: 0-1 ×
得点: −なし−
ここにこんなことが書いてありました。「選手が1人、2人いなくなっても試合はできるけど、審判がいなくなったら試合は成り立たないからね(笑)」確かにそうですよ。ええ。それに異議を唱えるつもりはありません。

審判は裏方で、ミスすればすぐ批判の的、割りに合わない仕事だよ、ってそんなの当たり前でしょうに。こちらもあなたに審判を頼んだ覚えはありません、って不毛な論議になってしまいますでしょうに。それじゃぁ、審判になる人が減るよ、と言われたらはたしてそうでしょうか?じゃぁ、JリーグもJFLも大学サッカーも高校サッカーも消えるんですね?とやけくそになってきました。

やる選手見る応援団、観客もクソジャッジを連発する審判を選べないんです。それも考えて欲しいですね。一つや二つのミスはあるでしょう。人間だから。だが、審判によってとるファールが異なるといったことはどう説明してくれるんでしょう?ディフェンダはどこまでやったら、黄紙なんでしょう?反則を犯されたチームがボールを持っている場合に流す審判と流さない審判がいるのはどういうことでしょう?

ラグビーでは反則された方が有利に傾いている場合アドバンテージとかいって、一定時間プレイが続行されたりすると思うのですが、サッカーではないのでしょうか?

皮肉を言う前にきちんとした基準の中で裁定して欲しいものです。J2では毎試合岡○さんや、吉○さんに裁いてもらえるわけじゃないでしょう?

本日の審判も国際主審だったのね。びっくり。あれいちいち止めていたら殴られそう。

試合終了後、ゴールネット裏のお客さんから、「さすが、京都を磐田から勝たせる審判は違うのぉ」と野次が飛んでいました。それは京都さんに失礼でしょう(^^;;

やはり、審判が目立ってしまう試合というは問題なのでは?と思います。

そんなに笛吹きたきゃ、神奈川県警の交通課にでも行ってくれ。

さて、川崎は本日初めて連敗してしまいました。

ひきずってしまいましたね。前節を。

今回、ディフェンスはそんなに悪くなかったのでは?と思うんですよ。耐えていたと思います。渡辺さんの動きには感動していました。岡山さん、伊藤宏樹さんも。あとディフェンダーではありませんが、今野さん。失礼ですがあの体からどうやったらあの持久力が出てくるのでしょうか?

なんだか、野球で言えば9回表まで完封で抑えていて、延長10回表にソロホームランを打たれたピッチャーのような気分では?抑えても抑えても抑えても持ち上がれば点が入らない宇宙開発事業団の人工衛星打ち上げ失敗みたいに打つシュートがバーのはるか上へ失敗、思った所に飛ばない。

問題は、攻撃ですね。やはり俺がこっち行く、お前あっちいけといった暗黙の連携が感じれらないとか、攻撃の選手が妙に重なってしまったりとか、おいこっち出せとやっている選手にボールが3テンポ遅いとか、ドリブルで上がっている選手に対するフォローがないとか。粘っこいサイドからの勝負が少ないとか。

連携が2テンポ遅い気がしてしまいます。疲労のせいなんでしょうか。

私も半徹夜の仕事が続いていると判断力も動作も1/2以下になっていました。(←関係ない?)

考えてみればあの前線からプレスをかけて、全員で奪って持っていくという運動量の多いサッカーを30試合以上続ければ、選手の疲労もピークを超えているのでしょう、って泣き言は通じないのは分かっていますが、でも戦術を変えて、引いて引いて引いて引いて引いて引いて引いて引いてロングボールでポンっなんていう川崎の試合は死んでも見たくありません。倒れるまで死ぬまで前に前にいってください、あきらめないで。それでJ1に上がれないのなら、そこまでのものがまだないってこと。厳しいですが。「これが今年の川崎のサッカーです」っていう姿を見せ続けてくれればと思います。間違えなく全員で詰める、攻めるっていうサッカーは見ていて面白いのだから。

あれ?観戦記にならないや。


2003/09/03 第31節 対アルビレックス新潟
結果: 2-3 ×
得点: ホベルチ×1 オウンゴール×1
敗戦を知りながら、ケーブルテレビで中継録画観戦。

もういいかげん認めようよ。新潟は間違いなく川崎より強い。歯が立たない。

しかし、まさか、まさか新潟が前面に出てくるなんて。それから、ちゃんとした審判だと試合がこんなに面白くなるなんて。

なんか6月18日をみてすごく手前味噌に見ていると新潟の選手って審判の目を盗んで反則されたふりをしてちゃっかり反則をもらっているという印象がありました。それが今回、審判さんが「ん、なんで君倒れているの?それは川崎ボールだよ」って感じで流したり川崎側にボールが回ったり。川崎がめずらしく審判を味方にしている場面がありました。さすが国際主審。大事な首位攻防だとJ2にもちゃんとした審判がつくのね。

でもさ、ホベルチくん。審判にアピールする前にゲームは進んでいるんだし、座ってないでさっさと立ち上がってゲームに参加しろよ。今から得点差21点の目の前の男を抜いて得点王目指しているんでしょう?

敗戦ではありながら、結構試合としては面白かったです。いろいろな展開があって。

ただ、左右の展開というのか、フォローというのかは確かに新潟の方が利いていたような気がしました。なんとなく、川崎の攻撃が歯車2個分くらいかみ合っていないような印象です。川崎は左サイドからの攻めというのがほとんどなかったような印象があります。アウグストがことごとく仕事をさせてもらえなかった。気が付けば新潟のいいところばかりが目立った。

腹立たしくも、新潟の試合巧者ぶりをまざまざと見せ付けられた。川崎はまだまだ若いな、という感じです。

それから、いくらヘディングで点を1ヶ月ぶりに入れたとて、ホベルチはあまり認められないなぁ。どうしても2順目の第一試合、対広島戦で見せた我那覇とジュニーニョのコンビネーションが頭にちらついて。

誰がなんと言おうと今年の我那覇には期待しているんです。

それと、前回の試合でFK3発ぶち込まれたとき新潟の反町監督に「FK3本はキーパーの質だと思う」と言われてしまった吉原サン、今回の試合はいかがだったんでしょうか?ディフェンスが崩壊してずたずたにされて点を取られた訳ではないような気がするんですが。

それと、あの反町監督のいいぐさ、憎たらしい、悔しい。「あのGKは遠目からのシュートが弱い。」悔しい!!吉原サン相手が新潟だろうがなんだろうが、気迫でボールを押し返しちゃえ!


2003/08/30 第30節 対モンテディオ山形
結果: 2-1 ○
得点: アウグスト×2
広島が負けたことで昇格圏内2位に浮上したしで、何とか勝ってくれ!と祈る気持ちでスタジアム入り。

実はその前にご近所の等々力アリーナで行われたフルキャストカップ フットサルチャンピオンシップ 決勝大会を見てきました。久々に往年の向島建さん、中西哲生さん等川崎フロンターレ往年の名選手を見られて楽しかったです。

で試合。前節苦しみながら0点に抑えた、とのこと。今日もなんとかしてくれないかな、水戸戦のようなことはしてくれるなよという気分。

試合前、来るべき10/4の新潟戦、競技場に来よう!というPRビデオ。い、いかん。興奮してきた。まずは目の前の敵を倒さねば。

立ち上がりから攻める攻める。しかし、点が入らない。むむむ。でも水戸戦に比べてまだ勝てそうだという気がしていた。選手の動きが違って見えた。なんだかここで勝たないとという気持ちが感じられた。じりじりしていたが、これならまいっかという気分にさせてくれる試合展開。

そしてハーフタイム。なんと新潟が負けて広島が負けているという朗報!!!

後半も攻めながらなかなか点が入らない。ゴール裏で見ていたので、川崎が攻め込んでくるのが直接見える。なんだか、ちょこまかしてないでシュート打てよ!って気分にもなった。→ジュニーニョ、ホベルチ

そしてそしてなんだかしているうちに出たぁアウグストの先制ゴール!!!スタジアム大興奮!!!

私も立ち上がって叫んでしまいました。

それからまたまたアウグスト様のゴール!終了間際に1点取られたのはちといただけない。この際、勝てばいいや、では次の新潟戦大丈夫か?と思ってしまった。

それから、我那覇くん、いくらなんでもそりゃ、飛ぶの早すぎだろうというヘディングなんとかならんかい?でも、あなたが先発すればなんかいいことが起こるのでは?という気が今年はしているんです。。。なんでホベルチ先発なんだろう?第4クールを狙って何かを期待しているのでしょうか。なんで?


2003/08/17 第28節 対水戸ホーリーホック
結果: 1-2 ×
得点: アウグスト×1
小雨交じり。まぁ、最近の対水戸ホーリーホックは簡単に勝てるチームとは思っていませんよ。しかしねぇ、昇格圏内に入ったっていうのに、なんてつまらない試合してくれるの?
点を取るということについてみんなで同じイメージを共有しているっていう感じが全然しないのだな。なんか最初にゴール前に詰めた人に対してどうぞお願いしますっていう感じというのか。
よし、ここで一気にやるぞという気迫も感じられないし。
なぜ攻撃の核であるジュニーニョがいない中、他の人では連携しづらいであろう入りたての外人さん(ホベルチ)を使うのだろうとか、モヤモヤいっぱい。途中の選手交代もよくわからんし。
なんとか同点においついた後にカウンタくらって勝ち越されたり。
まぁ、同点、逆転を狙って、攻撃しよう!と前がかりになっていたところをやられたから、フロンターレ精神=前へ進むという気持ちを出してくれたということで無理にでも納得することにしよう。
アウグスト様は偉大ですなぁ。鹿島もよくくれたよ。

したけど、雨に弱いチームだね。6/18これに勝てば2位という試合も雨で退場者2人出して負けたり(テレビで途中までみていてあまりの審判の酷さに途中でテレビ見るのやめたんだけど)、2位キープの大事な試合を落としたり。このあたりが川崎の伝統芸能と言われてたらちょっと困るぞ。

この日の負けによって昇格圏内から脱落の3位。

万が一J1に昇格できなかったときにあの8/17さえ勝っていたらねぇ、なんてことにならなければいいけど。


2003/08/03 第26節 対ヴァンフォーレ甲府 結果: 得点:
結果: 4-1 ○
得点: ホベルチ×1 伊藤宏樹×1 ジュニーニョ×1 今野章×1
いやぁ、面白かった。前半だけで3点も入って。それで決まり。ただ、エジプト遠征(日本U-22代表)に行く茂原選手が退場というのはいただけない。
しかも、前半に3点も入れたのだから、後半にも2点くらい取ってよ!というのは勝手な意見だろうか。
得失点差も重要な要素だからね。
この試合、キャプテン鬼木が出場!嬉しかった。
で、もたもたしていて何やってんだ、というちょっとしたもやもやを吹っ飛ばす、今野選手の追加点。最後に気分がすっかり晴れました。
彼のいろいろなところに動き回る姿は見ていて気分いいです。

新加入のホベルチ、やってくれそうかな?という気分。