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第8節観戦記
2−0横浜FC
ジュニーニョ18分
我那覇48分

■サブ■
下川(GK), 寺田(DF), 中村(MF), マルクス(MF), 町田(FW)
■選手交代■
久野→寺田(35分), 鬼木→中村(73分),我那覇→マルクス(84分)
■個人的MIP■
鬼木選手(MF/7)、箕輪選手(DF/5)


■先発■
  ジュニーニョ  我那覇
       今野
 アウグスト      長橋
     久野  鬼木
 伊藤宏樹 相馬   箕輪
       GK吉原

本年初めてのアウェイ観戦、そして初めて三ツ沢公園球技場に行きました。横浜駅からバスで行こうとしたんですが、武蔵小杉と違ってピストンバス運営があったり、川崎市営バスと東急バスがお客さんの取り合いしているわけでもないし、誘導してくれる人もいなしで、どのバスがいち早く三ツ沢公園球技場に行くのか不慣れなものには全くわからずイライラする。並んだところがたまたま発着の少ないところだと全然バスに乗れず。その上どこも長蛇の列。試合があるし、お客が増えて混乱するの目に見えているんだし、なんとかしてほしいところ。J2だからこんななんでしょうね。

初めて見た三ツ沢公園球技場。さすが球技場。トラックがないとあんなにピッチが近く見えるとは。今回はバックスタンドアウェイ側にて観戦。そしたら、どうやら周りはフロンターレ応援サイトを運営していらっしゃる方々(以下フロンターレな方々)だったらしく、そこここに聞いたことがあるお名前が。「い***や飲みすぎ!」とか。めちゃめちゃ面白かった。その面白い会話はフロンターレ臥薪嘗胆というサイトの第8節観戦記にあります。いやぁ、ライブで聞けてよかった。何が目的で競技場行ってるんだか。

アウェイにも係らず、川崎サポの数も多数。まぁ、隣の市ですから移動もそんなに変わらないし、5分5分の比率といったところ。川崎サポも「アウェイ」なんて意識ほとんど持ってないでしょう。

試合はというと、なんか川崎の術中に横浜FCが徐々にはまっていくといった展開。去年ですと川崎側があせってしまって失点といった感じになるところを、川崎側のほうが落ち着いているという感じ。特に相手の高さあるFWに対して箕輪選手が高さで負けないところがみていて気持ちよかったです。ただ、フロンターレな方々の中から「あぁ、去年までは鬼プレスだったのに、緩いなぁ」という声が上がるくらい、高いところでどんどんプレスというスタイルではなくなっているんですが。セーフティに勝ちに行くというのも今年のJ1昇格至上命令から鑑みるに重要なことでしょうし。

そして、前半18分波状攻撃の中で横浜FCのGK菅野選手がファールPKの判定。倒されたのは今野選手。フロンターレな方々の間からは「キンちゃん、体大きくないのに。でもアレ以上大きかったらキンちゃんじゃないよな」ジュニーニョ落ち着いて決めました。菅野さん、去年も横浜国際でPKくれたよなぁなんて思いながら。この菅野選手、後半に思いもよらない素晴らしい行動をとってくれました。しかし、放送が「只今の得点は川崎フロンターレ、ジョニーニョ選手」じょ、じょにーにょって誰だ?

前半途中、ベティーこと久野選手が負傷退場、変わりに寺田選手が入りました。それで、相馬選手が3バックの真ん中、リベロのポジションから中盤の底、ボランチにチェンジ。それから俄然水を得た魚のごとく攻撃参加、パスを繰り出す、と動きが軽快に。あぁやはり相馬さんといえば守備からすぐ攻撃に切り替えるというところがいいのですね。サイドバックから中盤を追い越していく姿とか代表とかでも見たもんな。川崎は伝統的に3バックだからなぁ。「ボランチ」相馬、見ていて楽しいです。

後半に入ってたった3分。ゴール前の攻防。鬼木選手、長橋選手にスルーパス、長橋選手シュート、菅野GKはじく。そこへなぜかそんなところにいたか、我那覇選手押し込み追加点。いやぁ、本当に我那覇選手変わりました。なんであんなところにいるんだか。いわゆるゴール前の嗅覚ってやつでしょうか。こぼれ球に対する反応っていうのは必ず必要だものな。だから得点量産しているんですね。楽しみ楽しみ。代表か?(いや、連れてかないで)

妻:「ねぇ」
僕:「ン?」
妻:「あれ、寺田の名前。テラダ シュヘイって書いてある。」
僕:「あッ!!」
まったく、ジョニーニョとかしゅへいって誰だよ。横浜さん、隣の市のクラブなんだから勘弁してよ。

僕の後ろの席に陣取っていた、フロンターレな方々のみなさんのお話で一番面白かったのが、寺田選手が倒されたときの
「やめてよ、壊れやすいんだから」
「うちにはチタン合金と陶器がいるから」
ってやつ。チタン合金は箕輪選手。寺田選手は怪我に泣かされ続けたので壊れやすい=陶器と(泣)。箕輪選手、あの頑丈な体からそんな風に言われているですが、誰も人間扱いしていない。気温が上がれば、「熱暴走しないかな」とか声があがるし。コンピュータじゃあるまいし。マークはずすと、「あ、GPSがずれた」とか言われるし。「誤作動」とか言われるし。確かに箕輪選手のダンマク「ロボミノワ」っていう金属質の文字だし。
妻までも「いやぁ、箕輪ってやっぱり富●通研究所が産んだ一番の製品よね。でもそろそろメンテナンス時期かなぁ」
だから彼は人間だってば。

そしてその箕輪選手、素晴らしいジャンプで相手のFWよりも高く飛び、相手からのパスをことごとくヘディングクリア。そこでフロンターレな方々
「いやぁ、今箕輪の靴からジェット噴射が見えたよ」
思わず笑ってしまいました。彼が人間扱いされる日はいつ来るのだろ。スパイクはきかえりゃ、パーツ交換って言われているし。

今日の個人的MIPに箕輪選手を入れたのは、そういった空中戦をことごとくジェット噴射して、いやいや、高いジャンプ、当たり強さで面白いように相手のチャンスを未然に消していたところから。

それから鬼木選手。相変わらず攻守に渡って活躍。運動量豊富にピッチを動き回ります。まぁ、たまにあれあれっていうパスミスもあります。昨年あまり見られなかったが、今年はよく見ているンで個人的にも嬉しい。審判と交錯していたりしましたが。

笑いといえば、横浜FC側で川崎の今野選手と同じ曲の応援歌が流れると(We are the champ, we are the championの曲)、川崎側も負けじと「おれーおれおれおれ〜、こんの〜こんの〜」と関係ない場面で今野選手の歌。まぁ、勝っているという余裕でしょう。フロンターレな方々からは「よしないさいって」という声も上がっていました。

さて試合も終了間近、ゴール前で苦悶の表情の我那覇選手。これに同情したか、なんと相手チームのGK菅野選手が、つった我那覇選手の足をストレッチしてあげているではないか!時ならず川崎サポから「すげの、すげの」と菅野コール。素晴らしい人だなぁ。菅野選手。活躍してください。川崎戦ではお手柔らかに。

試合は結局そのまま2−0で川崎完封勝利。前節の逆転負けの嫌なイメージを払拭してくれました。

試合後、横浜FCの選手たちが横浜サポータの前に挨拶しにいったところ。ふがいない(?)試合に選手たちもうつむきがち。そこへ横浜サポータ水をかける。ンー厳しい。南米のサッカーみたい。


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