■サブ■
吉原(GK), 佐原(DF), 木村(MF), 中村(MF), 飯尾(FW)
■選手交代■
山根→中村(60分)
我那覇→飯尾(78分)
■失点■
ワシントン(49分)PK
小林大悟(55分)
森本(59分)
森本(81分)
■先発■
我那覇 ジュニーニョ マルクス アウグスト 長橋 久野 山根 伊藤 寺田 箕輪 下川
攻撃は面白かったです。ジュニーニョが走って、セットプレイで寺田が押し込んで、点を取れない我那覇がマルクスにいいアシスト出して、と前半はすごくいいリズムで行けていたのに。なんで、4点も勝っているのに後半に入ったらおたおたして自信ないようなプレイに終始してしまうのか。もうこれは末期的な状況なのではないか?「自分たちのサッカーができている」というのであれば、それを最後まで遣り通す精神力も持っていただきたいものだ。公式サイトにも『最低限のノルマは果たしたと言える。だが試合の「内容」に関してはどうだろうか。2戦続けての大きくリードしてからの追いつかれるという内容は、ホームチームをしのぐほどの大きな声を出し、共に戦ってくれたサポーターに失礼だ。』とありました。本当に「失礼」です。何故自信を持ってプレイしないのか。シュートにしてもダイレクトでがっちり蹴って失敗したなら別に怒りません。が、さっさと打てばいいのに、躊躇している間に敵DFに囲まれて出せなくなるなんて情けないです。怖いのはジュニーニョとマルクス、アウグストだけなんて思われたら恥だ。
とまぁ、思ったわけです。しかし、考えてみれば2000年の川崎はリーグ戦ではボロボロなくせにナビスコだけ勝ち上がって準優勝。されど、J2降格といういったいナビスコ杯って何?という思いがあったので、実はこの試合すごく公式戦よりな練習試合を見に行く気持ちで行った。しかし、プレシーズンマッチのFC東京戦が1万人超なのに、公式戦が6000人ちょっとっていうのはさびしい。ホーム:アウェイも5:4という感じで、川崎サポも近隣だから来やすかったという感じ。自分は自転車でこられるという距離に住んでいる。実際自転車置き場には川崎サポも結構いたようで、意外に川崎にも「越境サポ」がいるようですね。
川崎、攻撃のリズムはいいですね。なんか前半の東京Vは寝ているのか?というくらいディフェンスがボロボロだったようです(後半は反対になるのですが)。結構翻弄していたようです。やはりジュニーニョの動きというのは相手にとって脅威みたいですね。
前半は昨年のブラジル全国選手権得点王のワシントンをきっちり押さえていました。それこそワシントンがボールを持てばディフェンス2人で挟み込んだり、仕事をさせませんでした。ワシントン苛立っているようで、審判に猛烈にアピールしていました。確かにありゃファールとられるか?というのが0とはいえませんでした。
気がついたのが隙があれば右SBの箕輪から左ウィングのアウグストに正確なロングフィードがびしびし通っていたこと。あの二人にはホットラインがあるのか?というくらい対角線に綺麗に通るのです。ただ、箕輪が持ったら左サイドと読まれまくったときにどうなることやら。
あと長橋ですね。果敢に仕掛けるのが面白い。まぁ、えぐった後のクロスの精度をもう少し上げて欲しいなとは思います。右45度付近からのは結構いいの上げているので。
しかし、ディフェンス。今回も最後まで持たなかった。むしろ、前半のディフェンスで体力を消耗していたのか?という気がする。つまり、東京Vがボロボロであったにもかかわらず、川崎の体力を消耗するような動きがあったのかと。
「J1でもできる自信が着いた」と選手が口にしていますが、それを持続する力がないうちはそんなこと言ってもらいたくないような気もします、というのが総合的な感想。