ロフトグループ広報紙「ROOFTOP」12月号に
掲載された同タイトルの文章の全文



ロフトプラスワン '97.7.16




 「共同声明の自分勝手」と題した怪文書(出所不明のためそう書きます)や“ブント”機関紙「SENKI」において、ロフト・プラスワンやその来店客について事実に反することが書かれていることに抗議したいと思います。
 毎月ロフトプラスワンに出演してもらっている玄田生氏が、プラスワンで日常的に暴力を振るっていると「自分勝手」「SENKI」には書かれていますが、そのような事実はありません。具体的に、ある右翼団体との口論から、玄田氏がイスを振り上げたとか殴り合いになったとも書かれています。指摘されたその場に立ち会った者として断言しますが、そうした事実はありません(ちなみに、玄田氏と右翼団体のトラブルがあったのは4/16ではありません)。
 7/16に襲撃を受けた佐藤悟志氏についても、「自分勝手」に書かれているような、5/31出演者の塩見孝也氏追い出し事件や喜納昌吉氏殴打事件などの事実はありませんでした。また、7/8に佐藤氏が誰かを平手打ちし、そこに店員が止めに入ったと「SENKI」に書かれています。ですが、その時現場にいた店員は、平手打ちもミミズ腫れも見ていないと言っています。佐藤氏がかなり挑発的なビラを撒いたのは事実ですが、店内で暴力を振るったことは一度もありません。
 プラスワンについて、“乱斗酒場”とも「SENKI」には書かれていますが、それは言い過ぎだと思います。たまにケンカ騒ぎがあるのは認めますが、それは他の居酒屋でも同じでしょう。右翼、左翼が同席することでも知られているため、店を無法地帯のようなイメージで見る人もいるのでしょう。実際のところ、酷い振る舞いをするような人はおらず、それどころか、この店のそういった特異性を大切にしたいと考えている人がほとんどのようです。
 7/16のように、出演者がステージで襲撃を受けるような事件は、二度とあってはなりません。
 以上、ロフト・プラスワン7/16の事件に関して書かれた文章について、事実に反することについて指摘し、訂正させて頂きました。
 今回の事件については、いくつかの点で店の対応が不明瞭であったため、お客様にご迷惑をお掛けしたことを、この場で謝罪させて頂きます。ただ、出演者、来店客に関わらず、何か新しい試みをこのロフトプラスワンでしていただけるよう、出来る限り規則は作りたくないというこの店の方針についてもご理解していただければと考えます。そして、その上で一つルールを作らせてもらいます。
 店の前にビラを置く場所があり、ヒモでつるしてもらう分には自由に置いて頂いて構わないのですが、個人、団体に関わらず、出所が不明なものについては、今後見つけしだい排除させて頂きます。この場におくビラについては各自で責任をもってもらえるようお願いします。
 最後にこの文章を書くにあたり、いろんな方からご意見を頂きました。特に、ミニコミ中心の本屋さんである模索舎さんには、「模索舎月報11」も含めて、いい勉強をさせて頂きました。皆さん、これからロフトプラスワンをよろしくお願いします。一緒にもっといい店にしていきましょう。(ロフトプラスワン店長 脇田敦)




 資料目次に戻る