佐藤氏が7月8日のロフトのイベントでまいたビラ






「左翼自由主義史観」の跳梁を許すな!

第二よど号=しょせんは塩見系

ニセブント・サークル集団

左翼KKC=日向一派を迎え撃て!


1997年07月08日
新宿ロフトプラスワン
荒岱介(あらたいすけ)弾劾人民裁判に
全ての活動家は結集せよ!


政治結社「青狼会」              総  統
反共突撃隊「ファシスト・インターナショナル」 突撃隊長
売春の自由党                 事務局長
共産主義者同盟・赤軍派            最終議長

ブント清算事業団 管財人           佐藤悟志




 罪状1 共産主義者同盟でないブントをデッチ上げるペテン師荒岱介
     「左翼自由主義史観」による歴史の偽造と隠蔽を許すな!

 「本年4月、わたしたちが組織名称を共産主義者同盟からブント(BUND)へと変更したのも、崩壊した「社会主義」=「マルクス・レーニン主義」の古い枠を突き破って21世紀に向けて自己刷新し、アクチュアリティのある反体制運動の創造を目指す決意表明にほかなりません。」
(1997年6月25日発行。「SENKI」第910号1面)

 「ブント主義といった場合には、武装蜂起主義がまず第一にあげられ、それから街頭政治行動と武闘路線、大衆運動と軍団づくりなど、主として軍事と武装の党のイメージが考えられます。」
 「従来のブントは全共闘運動や軍事闘争をまき起こし、大衆運動の地平に大きな貢献をなしてきました。しかしけっして党的にそれを継承し、また集約することのないまま分裂をくりひろげてきました。」
 「わたし達はそのような作業をなしつつ、必ずやたたかう前衛党の創成を実現し、幾度も語られ、たくさんの勇敢な戦士の血と汗ににじみながら、獄舎の鉄格子の中に、極寒の山岳アジトに、爆弾製造の地下アジトに消えていった「国際主義と組織された暴力」の、あるいは「安保粉砕・日帝打倒」の叫喚を、ブント主義の革命的再生として全面開花させる気でいます。」
 (1974年4月初版発行、1981年2月第二版第二刷発行、日向翔(荒岱介)著「ブント主義の再生」まえがきより)

 佐藤 ここに出てくるブントとそこにいるブントが、同じに見えるか?

 司会 「帝国主義打倒、スターリン主義の克服を」という従来の新左翼運動のパラダイムの中で主張してきたわれわれのスローガンの変更について討論したいと思います。まず提案しますが、「人間的自由を目指す実践を、ラディカルな共同性の創出を」としたい。」(荒岱介「左翼思想のパラダイム・チェンジ」95年発行。211頁)
 荒 「スターリン主義は党宣言におけるマルクス的な命題を歪め、権力の奪取にのみ問題をきり縮めてしまった。」(212頁)
 荒 「そして時がめぐり、89年の事態において「共産党の一党独裁支配」が崩壊し、そのすべてが人民からノーを突きつけられた。それは言い換えれば、そうした「権力への意志」という形でまとめられ、体系づけられたスターリニストの価値観が総破産したということです。その手段が議会での多数派の獲得であれ政治的権力の暴力的打倒であれ、権力奪取のみを自己目的化する考え方そのものを止揚していくことが問われているわけです。」(213頁)

 佐藤 「総破産したスターリニストの価値観」が自分たちと無縁なら、わざわざ新しいスローガンをつくる必要はあるまい。スローガンを変えるのは、つまりは自分たちがスターリンの子分で、権力奪取を自己目的化していたことを自己暴露するものである。だったら「人間的自由」だの「ラディカルな共同性」だのと聞いたような美辞麗句を並べたてて昔のスローガンを隠蔽する前に、まず真剣に旧スローガンの誤りと犯罪性を総括し、世間様に謝罪すべきではないのか。

 荒 「たとえば「帝国主義打倒、スターリン主義打倒」とかいうスローガンにしても、結局それはたとえばそれを言っている党派の権力の樹立しか意味しない現実があるわけです。そしてまさに、そういう在り方がいまだに市民社会では共産主義とか社会主義運動なのだと思われています。
 そんなのは御免だ。それはもうノーだと民衆はなっている。そんなことならまだ自分が儲ける可能性があるブルジョワ社会のほうがいいとなっている。共産主義=「共産党一党独裁」は批判と怨念の対象であり、物凄くマイナスのイメージになっています。」(216頁)

 佐藤 それは、そうしたイメージを持つ市民が無知で愚かなのか。それとも本当に「共産主義」にはそうした在り方しかないのか。
 もし「党派の権力の樹立」を意味する以外の共産主義が、存在しないのだとしたら、そんな共産主義だの社会主義だのをさんざんに賛美し宣伝した荒岱介の罪業は計り知れまい。この地球上から共産主義体制が残らず消滅する日まで、反共主義者として全力で戦い抜く以外に、自らの犯した戦争犯罪を償う方法はないだろう。
 もし「党派の権力の樹立」を意味する以外の共産主義があるのだと言うのなら、「共産主義」だの「帝国主義打倒」といったスローガンを保持したままで、違う在り方とやらを責任を持って発生させることこそが、そうしたスローガンを口走った人間の義務であろう。

 荒 「Aさんが言ったような「帝国主義打倒」とかみたいに、何との関係でやっているのかがわからなければ困るというのは、アンチテーゼ型の考え方だと思う。」
 司会「この間の組織的な討論の中で、どう帝国主義を打倒しようかといった討論はあまりやってきていないですね。」「今はそんな論争はほとんど実際上の意味がなくなっています。そのリアリティから発想すべきだと思います。」「Aさんに言いたいけど、「帝国主義の打倒」とか「スターリン主義の克服」とかのほうが、よっぽど左翼の世界でしか通用しないスローガンじゃないですか。」(221〜226頁)

 佐藤 その「アンチで」「リアリティがなく」「通用しない」話を実現するために、一体どれだけの人間が、逮捕され、投獄され、頭を割られ、職を失い、給料やボーナスの大半を上納し、家族を泣かせ、歯を折られたり骨を折られたり、頭がおかしくなって四六時中公安に尾行されていると訴えて精神病院送りになったり、全身に油をかぶって焼身自殺したりしたか。荒岱介が忘れることは許されまい。その犠牲を、あたかも分別ゴミでも出すかのように笑って投げ捨てる「知的共同体」の主催者荒岱介に、昭和天皇の戦争責任を云々する資格はカケラもない。

 「(東欧ソ連圏の崩壊は)社会主義が、資本主義以上の環境破壊と人間性を抑圧する政治経済制度しか生み出せず、資本主義に変わるオルタナティブに何らなり得なかったことの当然の帰結でもありました。」
 (1997年6月25日発行、「SENKI」第910号1面)

 佐藤 「その当然の帰結」を目の当たりにするまでに、一体どれほどの人生が空しく浪費させられたか、日向翔晃はどう考えているのか。オルタだエンパワーだと英語も増えてきてるようだが。



  罪状2 北朝鮮を擁護し、中共にスリよる、人間の皮をかぶったアカ野郎
     ヤツラは何の反省もしていない

 佐藤 1994年に、日向派は6・12北朝鮮軍事介入反対・自衛隊法改悪阻止闘争をやったそうだ。同じ頃、北朝鮮の収容所で政治犯は、看守の慰安婦にされたり、警備犬に食われたりしていたそうだ。(安明哲「北朝鮮絶望収容所」および姜哲煥・安赫「北朝鮮脱出」を参照せよ。)

 「むしろ10万人の米軍の存在とそれを支援する世界第二位の経済大国日本との同盟それ自体が最大の平和への脅威であり、中国をはじめ周辺諸国が軍事力を維持しようとするのはそのためではないか、そのように問題をとらえ、日米安保からのテイクオフをはかっていくことがアジア民衆が最も願っていることではないのか。」
 (1997年6月25日発行。「SENKI」第910号1面)

 佐藤 「そんなのは御免だ。それはもうノーだ」と民衆に言われたばかりの日向一派が、舌の根も乾かぬうちに口走る「アジア民衆の最大の願い」など、もちろんヤツラのデッチ上げに過ぎない。ここにあるのはただ「中国の軍事力は防衛的なものだ」とか「社会主義の核は良い核だ」といった太古の迷信のオウム返しである。

 「例えば朝鮮半島の平和の維持にしても、まず最初に行なうべきことは食糧危機のなかにあり、援助を求める北朝鮮に対して人道的観点からの食料援助をすることであろう。そうしたことを通じて北朝鮮経済を回復させるほうが、「武装難民が来たらどうするか」を協議するより先決ではないか。ところが、日本政府は「友好国」である韓国からの北朝鮮への援助要請に対しても、「拉致事件問題」などを理由にしてこれを拒否している。」
 (同「SENKI」第910号1面)

 佐藤 北朝鮮経済は、金正日体制が崩壊しない限り回復などしない。「資本主義以上の環境破壊と人間性を抑圧する政治経済制度」と日向自らが認める「社会主義」が、災害と飢餓の地獄を現出させているのだ。人々は、食糧が足りないからではなく、自由と人権が足りないから苦しんでいるのである。北朝鮮に必要なのは食糧などではない。朝鮮労働党の軍事支配、一党独裁を打倒し得る、反共主義に裏付けられた軍事力である。誰がどこで口にするのかも判らないコメを百万トンも送るのは、死を賭してサボタージュを試みる北朝鮮民衆に敵対する、最低最悪の裏切り行為にほかならない。米国、中国、そして同胞であるはずの韓国にまで保身のために見殺しにされている北朝鮮民衆に相応しいのは、まさしく「国際主義と組織された暴力」(荒岱介)なのだ。

 荒 「ただ支配階級が悪いと言えばことが済むわけではなくて、実はわれわれこそが余りにも不十分かもしれない。われわれは過ちをおかすかもしれない。しかしながらわれわれはその過ちを突き出していき、まさに人間として最高の段階に達しようともがいています。そうであるがゆえに、われわれにはスターリン主義が破産した後の今日であったとしてもなお闘う資格があるし、「人間の解放」という命題のために自分を動員し続ける前衛と名乗りたいと思っています。」(278頁)

 佐藤 自分の過ちをこれ見よがしに「突き出し」ているから闘う資格があり、もがいているから前衛なのだという、まさしく「自由主義史観」らしい手前勝手である。過っていたならまず黙って考える、ないしは謝罪して償うのが当然だろうが!。



 罪状3 搾取と抑圧を繰り返し続ける左翼霊感商法!
     荒用慰安所が「知的共同体」だと? 笑わせるな!

 荒 「現実的な社会的=組織的な関係性において主体的な責任を引き取っていく女性主体への飛躍を、闘う女性主体は何が何でも克ちとっていかなければならない。現実的な組織的=社会的な諸関係の中で責任をひきとり、他者にとり必要な役割をはたしていけるようになるということ、それこそ実践的に問われている女性主体の在り方だと思います。」
 (「左翼思想のパラダイム・チェンジ」88頁。以下同じ)

 佐藤 そんなことは、「職業婦人」なら、あるいは「家庭婦人」でも、常に問われているし、多くの人々が立派にその勤めを果たしている。
 問題は、そうした在り方をすべて「ブルジョワ的だ」と非難・恫喝し、マルクス・レーニン主義革命運動にひきずり込んできた、そしてその誤りによって多くの女性や男性を、消耗させ、「摩滅」させてきた荒岱介が、何の反省も億面もなく、いまだに組織への帰属だ共同生活だと、つまりは自分との付き合いを要求していることである。現存する組織に責任をとれなどと要求する前に、テメエの言ってきたことに責任をとれ!。

 荒 「普遍的人間への接近という課題は、現実的には実際の組織の中において実践的な役割を担っていける主体への発展と同義である」(88頁)

 佐藤 問題は、どうしてSONYやトヨタやNTT、あるいは家庭や地域や学校といった組織の中ではなく、オマエの組織の中でなければならないのかだ。そもそもそれらよりも党が優先されてきたのは、それが「人間の解放」をもたらすからだと言われていたはずだが、実際には「アンチで」「リアリティがなく」「通用しない」世界であったことは荒岱介も認めているではないか。にもかかわらず、いまだに党だ共同体だと、荒岱介が中心で言いたいことを言っていられる構造が温存されている。その時々の流行に従ってスローガンと活動家が入れ替えられ、荒の居場所が保障されている共同生活所とは、要するに、荒用の慰安所に過ぎない。

 荒 「われわれは唯一の前衛ではない。たとえどういう党派であれ、われわれに言わせればマルクスの理解なんか全然できていないとしか思えない部分でも、とにかく主観的に「自分たちが前衛だ」と思っている組織が、われわれ以外にもたくさん存在していることは認める以外ない。しかもそれは、資本主義社会の改革をめざし、変革をめざす潮流として存在している。そういう部分の存在を前提とすることによって、われわれはソビエト型革命を考えるべきです。」(125頁)
 荒 「権力にしがみつくために対立する相手を暴力で抹殺するとか、内ゲバによって抹殺するといった在り方は、スターリニズムの陥穽を超えることにはならない。われわれはさまざまな潮流的分岐も認めるし、諸派の存在という組織的分岐も認める。」(126頁)

 1988年、共産主義者同盟の総会において、日向派を離脱した松原氏らのグループに対する物理力の公使、つまりテロルと暴力が、サワキ氏一名の反対を除いた賛成多数で可決されたそうですが、その事実を認めますか?。その誤りを認めて彼らに謝罪しますか?。自分たちこそがスターリニストであったことを認めますか?。革命運動のスターリン主義的歪曲は克服できないことを認めますか?。

 荒 「とりあえずは生産力を高め、そこで電化され組織化された物質文明を構築していくことが自己目的化される体系として、ロシア・マルクス主義は形成されていった。」(215頁)
 佐藤「とりあえずは動員を増やし、上納金をかき集め、オルグ対象者を組織化し、全国党体制を構築していくことが自己目的化される体系として、日向ブント主義は形成されていった。」

 「すでにみなさんからのカンパによってわたしたちは、ブランケット版「SENKI」の自力発行体制の確立や二つの本部ビル建設などに勝利してきました。」「夏期一時金の圧倒的なカンパの集中をお願いします。」
 (1997年6月25日発行。「SENKI」第910号1面)



判 決


1.日向一派はブントの偽称をやめ、「わくわくネットワーク・やんぐ埼玉」を名乗れ。

2.荒岱介は今までにダマシとって自分の名義にした全資産を、福祉施設に贈呈しろ。

3.荒岱介は共産主義者=マルクス・レーニン主義者だった過去と戦争責任を償うため、日米帝国主義に謝罪し、反共活動に邁進しろ。




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