《ハーイ、ダーリン。私よ、私。分かるでしょ。レイトショウの案内役、デモンナよ。ここには、日本語版のボスが、ルールブックやサプリメントについて補足が必要だと思ったことを書くそうよ。もちろん、ボスのことだから役に立たないこと請け合いよ。こんなところ読むのはやめてとっとと別の啓蒙的な、そうね例えばMITの……Oops!! いらしたんですか、ボス。ええ、もちろん。皆さんはきっと熱心にこのページを読んでくださるはずですわ。私が、このページはレイトショウをやる上で、絶対役に立つからって請け合っておきましたから》
別冊FSGI 4号関係 TRPG:サプリ 1号関係 TRPG:サプリ 2号関係
「ダイス修正値はD00ロールの判定値を上げたり下げたりして……(中略)……ある行為が簡単だと考えられるなら、プレイヤーのD00ロールの判定値にいくらかの数を足すことができます。普通より難しいと考えられるなら、逆にD00ロールの判定値からいくらか数を引きます」
とありますが、原文の該当個所は
"Die Modifiers raise or lower the results of a d00 roll, ..."つまり「D00ロールの結果の値を上げ下げして」と書いてあります。誤訳ではないのでしょうか?
A:おっしゃる通りです。これについては翻訳にかかった当初、スタッフも気がついていました。しかし、原文はその後こう続いています:
"If you consider the task to be simple, have the player add a certain number to the result of his d00 roll. If you consider the task to be more than normally difficult, have him subtract a certain number from his roll."
これを直訳すると
「ある行為が簡単だと考えられるならば、プレイヤーのD00ロールの結果にいくらかの数を足します。普通より難しいと考えられるならば、ロールの結果からいくらか数を引きます」
となってしまいます。通常、簡単な行為ならば成功しやすくなるはずですが、この原文の通りに処理すると、結果に数値を足してしまったら成功が困難な方向に向かってしまいます。
そのため、翻訳スタッフで相談の結果、より一般的であると思われる方法である「簡単な時にはボーナスとして判定値をプラスし、難しい時にはペナルティとして判定値をマイナスする」という内容の文章にすることにしました。つまり、意識して誤訳をしていることになります。
A:おっしゃる通りです。申し訳ありません。《誰なの? こんな重箱の隅をつつくような質問を送ってきたのは。こんなもの送るくらいなら私宛てに10ドル……はい、ボス。今、「ありがとう」といって黙ろうと思ってたところです》
A:残念ながら、私も食べたことはおろか聞いたことすらありません。
A:国内では「れれれ」という呼び方がかなり広く定着していたにも関わらず、ルールブックのどこにも「れれれ」の文字を入れなかったことは失敗だったと考えています。誤植と併せて2刷以降で訂正したいと思いますので、2刷を出せるようご協力願います。《もちろん貴方は頭のいい人だから、言ってる意味は分かるわよね、ダーリン?》
A:今のところありませんが、希望が多ければ出る可能性はあります。《そうね、日本のボスはいいかげ……オホン、寛大だから、ダーリンが「翻訳を出して欲しい」って強く意思表示すれば、意外と出るかもよ。スザク・ゲームズに投書してみたらどうかしら?》
A:これは誤訳と考えるべきだと思われます。原文には「a twelve gauge shotgun」とあり、英和辞典を引くと「gauge」は「口径」と書いてあるのですが、これではショットガンの口径が22口径のベレッタよりも細いことになってしまいます。これは「gauge」という言葉が、もっぱら散弾銃の銃身の太さを表すのに使われていて、ピストルの口径とは単位が異なるからです。専門書の類においては「ゲージ」とそのまま訳されることが多いようです。この場合は、「12ゲージ・ショットガン」というのが、より正確な訳になります。《きっと翻訳の担当者が鉄砲にウトかったのね》
A:おっしゃる通りです。《どうしてこんな失敗がおこったのかしら。きっと翻訳者がマークと二人で「ガイア・○ア〜シャアの21番目の従兄弟三たびあらわる〜」を見た直後に訳したからね》
A:製作者としては「機動機械メガマック」を正としています。帯の方が訂正忘れです。《ま、間違いは間違いとして認める姿勢は重要よね。それはそれとして、レイトショウのシナリオなんて、「あってなきがごとし」だってことを忘れないで。ましてやタイトルなんて、監督や俳優が好きなように変えちゃっていいのよ。例えば、日本のボスの一人がこのシナリオで監督した時は、「機動兵器カンタムF98」ってタイトルをつけてたわ。仲間の乗る機体にカンタンクとかカンキャノンとか名前を付けて、ボスとその友達は、それだけで爆笑してたけど、私には何が何だかサッパリ……》
A:「マジカル・プリンセス」と「ヨロイ・ソルジャー」とは、それぞれ独立した章であり、それぞれにとって重要なポイントなので繰り返しになるのを承知で書いてあります。《というのは苦し紛れの言い逃れ。前にも言ったでしょ、うちのボスは分かりきったことを不必要に難しく書いて、読者を混乱に陥れるのが得意なの。その上、一度書いたことを次のページを書く頃にはコロッと忘れてる鳥頭で、しかも書くたびに表現が違うのも日常茶飯事……ちょっと待ってよボス、その写真を持っていかないでってば、これ以上もう言わないから……》
A:おっしゃる通りです。《あなた、新聞の校正員?》
《ねえねえ、こんなのどう?「大型ロボットが敵と組みあう。敵の手足を封じたところで、大型ロボットの腹が割れて中から中型ロボットが飛びだし、剣で敵を刺す」。きっと効くわよ。あら、マークが「それをやった番組は打ち切りになったよ」ですって? うーん、いいと思ったんだけどなあ》
というデモンナの台詞があります。しかし私の記憶が正しければ、その番組はオモチャがよく売れたため、打ち切りになることもなく、長い寿命をまっとうしたように思うのですが。
A:御記憶の通りです。《って言ってるわよ、マーク。え、必殺は必殺でも仕事人みたいな真似をあの場でボスにやらせるわけにはいかなかった? だから心を鬼にして敢えて嘘をついたんだ? これが日本の腹芸というやつだ察してくれ? お黙り。》
A:全て相対的に判断してください。
《ってだけじゃ不親切だから、少し分かりやすく解説するわね。
小型ロボットが中型ロボットを攻撃する場合、ダメージは1/10になるわ。
中型ロボットが大型ロボットを攻撃する場合も、ダメージは1/10になるの。
そして小型ロボットが大型ロボットを攻撃する場合、なんてことでしょう、ダメージは1/100になってしまうのよ。
逆に、中型ロボットが小型ロボットを攻撃する場合、ダメージは10倍。
大型ロボットが中型ロボットを攻撃する場合も、ダメージは10倍。
大型ロボットが小型ロボットを攻撃する場合、ダメージは100倍になるの!
これでわかってもらえたかしら?》
A:それがショウ・ビジネスです。《『レイトショウ』のルールは、そういう時のためにあるようなものよ。もう一度ルールブックを読んでみて、スタントを使ったり、セットを降りたり、フィルム破損を起こしたりしてみたらどうかしら? 本体を攻撃するのは、それからでも遅くないわ》
A:日本オリジナルのサプリメントは今後も継続して出版する予定です。《まだやる気?》次回作の内容については、現時点で詳しいことは申し上げられませんが、表紙の色は蛍光紫になる予定です。
A:ご指摘の通り、誤植です。《毎度のことだけど、ボスの頭の中はいつだって混乱しているの。今回も、自分じゃ「エピソードI」と書いたつもりで、4本目の映画ってことが頭を過ぎったもんだから、ついうっかり書いちゃったのね。まあ、映画を見たダーリンなら単なる間違いだってことにすぐ気づくから、実害はあまりないと思うけど》
A:誤植です。正しくは以下の通りです。
誤:おかげで感状は山と貰うが
正:おかげで警察からの感謝状は山と貰うが
A:だから誤植です。正しくは下から12〜11行目の間に、以下の文章が入ります。
(内紛でチンピラに殺されたかつての盟友・松方弘樹の葬式で、花輪に向かって銃を撃ちまくり、そのまま静かに立ち去る文太……終了)《それにしても、よくこんなのに気がつくわね。まるで文章書いた本人みたい》
A:《ちょっと誰なの、こういう質問をバカ正直にこのコーナーで取り上げてるのは……何よマーク? 「最近の戦隊ものでは途中で一人増えるのがお約束」ですって?》