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- マスター
- Thalion
- 参加者
- FRTS、Glaurung、たゆ、JUN(ゲスト)、Toyoki(ゲスト)、石頭
- 概要
- 最近出たばかりの第2版のお試しセッションということで、シナリオはオーソドックスなダンジョンバスターだったようです。
IT CAME FROM THE LATE, LATE, LATE SHOW(れれれ) |
- 監督
- 禅爺
- 演じる人々[役名](俳優/プレイヤー)
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[ビッグゲイト](ボブ=クールス/火鳥勇太郎)
工作員たちを率いるリーダー。金髪だが、角刈り・サングラス・ショットガンと、モデルが誰かは明白。わからない人は役名を日本語にしてみよう(笑)。嫌いなものは猫。
[ジャンバラヤ(ジャン)](ゴーヤ=チャンプルー/KOH)
タイ系アメリカ人。普段はコンピュータ技術者、その特技を活かしてコンピュータによる情報収集などを得意とする。嫌いなものは生卵。
[ドクトリーヌ](アリス=エヴァンス/依羅使王)
タイトスカートに白衣と、お約束バッチリの薬学者。しかし途中からは単なる爆弾魔になった感が否めない(笑)。嫌いなことは「背後に立たれること」。
[レディー・M](ヒロミ=ビレッド/栗太郎)
何処から見ても絶世の美女、しかし性別は男(笑)。普段は美容室を経営しているが、いざともなればナイフを片手に華麗な舞いを見せる。嫌いなものはクモ。
[パイラン(白蘭)](レン=レンホウ/Radcliffe)
中国系のカンフーアクション女優。洗練された棒術で敵を薙ぎ倒し、蛇拳で鋭く急所を打ち抜く。しかし嫌いなものはヘビ(笑)。
[シュー](ジョン=フィッツジェラルド/RDNZL)
ニューヨーク近郊で大農場を営んでいる。機械を使うのが苦手なため、すべて手作業だとか(笑)。得意技は棒を使った「もぐら叩き」。なんと尖端恐怖症。
- あらすじ
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199×年、アメリカはニューヨーク。当局は新種の麻薬の蔓延に手を焼いていた。生産地が南米某国であること以外、流入ルートも流通ルートも掴めない。
テープ「そこで今回の任務だが、直ちに南米某国へ飛び、麻薬組織に潜入し、その実態を調査解明せよ。その上で可能であればせん滅せよ」
ビッグゲイト「…イエッサー」
テープ「よろしい」
(舞台裏)
俳優「おいおい、テープが返事してるよ」
俳優「あれで『やだ』っていったらどうなるんだろうね(笑)」
監督「その時は『バカモノ』と入っている、こっちのテープを使う」
俳優「ぐはぁ(笑)」
テープ「なおこのテープは自動的に消滅…してもいいんだが、たまには…そうだな、爆発する」
ビッグゲイト「…はっ?」
次の瞬間、画面を白い煙が覆い、煙の中から現れたビッグゲイトは顔に靴墨を塗り、頭はアフロになっていた(笑)。
さて気を取り直し、メンバーを召集。紆余曲折を経て(例えば、狼煙とEメールを見て見ぬふりをしたジャンバラヤを『生卵1年分とどっちがいい?』と脅したり)集まった工作員達は、今後の方針を確認すべく情報収集に。結果、以下のようなことがわかった。
- 南米某国は政治情勢が大変に不安定で、クーデター勃発の可能性がある。
- 麻薬組織の頭目は「虎」と名乗る男らしい。
- 新種の麻薬は純度が高く、依存性が増強されている。
「祖国の安寧の為に、見過ごす訳にはいかない」と本心から思ったかどうかは知らないが、とにもかくにも工作員達6人は支給されたエコノミーチケット(笑)で、南米某国の首都、ブエノ○アイレスへ飛んだ。
しかし、空港に降り立った彼らを迎えてくれたのは事件だった。預けてあったドクトリーヌの荷物が、いつまでたっても出てこない。管理官や周囲の人々に聞き込みをしてみると、『頬に傷のある子供のように小柄な男が、それらしい鞄を持って出ていき、車で北へ走り去るのを見た』という情報が。まずい、あの鞄の中には、麻薬のサンプルの他に、見られてはまずいものがいろいろ入っている…
ビッグゲイト「北といえば国境方面だな」
パイラン「車の轍を手がかりに〈追跡〉してみましょう」
しかし荷物が出て来るのを待っていた時間が長く、追跡は困難かと思われた矢先……
監督「(厳然と)〈追跡〉技能で判定したまえ」
パイラン「(コロコロ)02(爆笑)。こっちよ!」
本来ならここで一悶着起こそうと構えていた監督は頭を抱えるが、それをよそに工作員達は、国境付近の原生林に到着。そこに謎の巨大プラントを発見した。
しかし、警備はかなり厳しそうだ。どうやって侵入しようかと思案を重ねる工作員達の乗っている車に、突如槍が突き刺さる。いつの間にか、この地の原住民達に囲まれていたのだ。原住民達は工作員達を敵だと思い込み、一触即発の危機に。
しかし必死の説得で彼らは槍をおさめ、工作員達を自分達の居留地に案内する(ちなみにこの時、シューは槍の切っ先に、ドクトリーヌは後ろに立つ原住民に悶絶していた(笑))。
さらに居留地で毒グモに襲われるという事件が発生し、レディー・Mが卒倒。毒グモをつぶそうとして逆に噛まれたパイランは、長老から『解毒薬』を渡されて飲む。
ドクトリーヌ「成分が気になるなぁ。わくわく」
原住民「これ、村に伝わる秘薬。(指で指し示しながら)あの木の皮、この草、あそこの茸、干したイモリの粉末、それに蛇の皮…」
パイラン「げほぉっ!(笑)」
さらに翌日の朝食で蛇の蒲焼きと生卵が大量に出されるに至り……
パイラン「一刻も早く、この任務を終わらせましょう!(涙目)」
ジャンバラヤ「…ああ。俺達の気が狂わないうちにな」
さて長老の話では、「奴等は突如やって来てわしらを追い出し、変な建物を建てた。我らは『聖地』を奪われ、何人もの男達が殺された。わしらは奴等に復讐することを考えている」とのこと。工作員達は紆余曲折の末、彼らの協力をとりつける。『聖地』を通ればプラントの裏口へ近づけると聞いた工作員達は、彼らの道案内でその道を辿るのだが…
シュー「こ、これは…」
ドクトリーヌ「大麻だわ…」
『聖地』には、良質の大麻が大量に栽培されていた。工作員達は『聖地』に出てきた作業員5人を昏倒させ、服を奪う。レディー・Mは捕虜ということで、工作員達はまんまとプラント内に潜入した。はずだった。
ジャンバラヤとドクトリーヌは爆弾を仕掛けにいき、他のメンバーは連行されるレディー・Mの後を尾ける。あわよくばボスにたどりつき、一気に制圧しようという狙いだった。
しかし、『豹』と名乗るナンバー2の男の前に連行されたレディー・Mは、既に自分達の正体が相手にばれていることを知らされる。工作員達の行動は、敵に筒抜けだったのだ。
レディー・Mは地下牢へ連行されそうになる。他の工作員達は、助けに飛び出す機会を窺うが……
兵士A「こら、キリキリ歩け」
レディー・M「痛いわね。乱暴にしないでよ」
兵士B「うるせぇこのオカマ」
他の工作員達「……あ」
レディー・M「…オ・カ・マ? (ぷちっ)」
次の瞬間、兵士の一人はナイフでズタズタに。もう一人は駆け寄ったパイランの突きに倒された。余勢を駆って『豹』の部屋へなだれ込むビッグゲイト、シュー、レディー・M、パイラン。
ビッグゲイト「『豹』とやら、これまでだな。おとなしく投降しろ」
豹「ほう?あんたにこの俺様が撃てるかな?」
ビッグゲイト「この距離なら目をつぶっていてもお前の頭を吹き飛ばせるぜ」
豹「ならやってみな」
ビッグゲイト「…後悔するなよ」
引き金に指をかけたビッグゲイト。とその時…床の方からかわいらしい鳴き声が。
ビッグゲイト「ね、ね、ね、ね、
猫だアアァァッッ!」
ビッグゲイト、銃を乱射(笑)。壁の絵は落ち、壷は割れ…ひとしきり撃ちまくって落ちついたその瞬間、ビッグゲイトのこめかみには『豹』の銃が。
豹「残念だったな、FBIさんよ。あの世でてめぇの不運を呪いな」
ビッグゲイト「むっ…」
一方、時間は少し溯る。
ジャンバラヤとドクトリーヌは爆弾を仕掛けつつ、盗まれた鞄を捜索していた。そのうちに子供のような男(一応『狼』という名前があったが、明かされないままだった(苦笑))とバッタリ出くわす。
とっさにドクトリーヌは「あのバッグを触って何ともなかったの?」と〈嘘〉をつく。
ドクトリーヌ「(コロコロ)02(笑)」
『狼』「な、なにぃ!? て、てめえ何しやがった!?」
猛烈な不安に襲われる『狼』に、「解毒剤ならあるわよ、あんたが取っていったバッグの中に。でも色々薬があるから、私でなきゃ分からないわ」と誘いをかけるドクトリーヌ。手もなくバッグを渡す『狼』に対して、ドクトリーヌはバッグから取り出した例の麻薬のサンプルを、水で溶いて渡す。一気に飲み干し、再び挑戦的な態度を取る『狼』。しかしドクトリーヌは本気で心配げな表情をうかべ、『狼』の顔を覗き込む。
ドクトリーヌ「………今のを飲んで、あなたホンットに何ともない?」
『狼』「?…………だ、だましやがったなっ!!」
『狼』は慌ててトイレに駆け込み、飲んだものを吐こうとしているのを、ジャンバラヤとドクトリーヌがただ黙って見過ごすわけはなかった。トイレのドアを開けた瞬間、爆薬が炸裂! 哀れ『狼』はアフロヘアに(笑)。
そして、運命のときは来た。
ジャンバラヤ「OK、セット完了だ」
ドクトリーヌ「いくわよ。…3,2,1,ファイア!」
『豹』が引き金を引きかけた瞬間、部屋を強烈な轟音と揺れが襲った。『豹』が事態を把握し、体勢を立て直すまで3秒と少し…工作員達には有り余る時間だった。すかさずパイランが突進し、『豹』の腕に強烈な蹴りを叩き込む。豹は腕を押さえつつ、非常階段を使って屋上へ。工作員達が後を追うと、『豹』は待っていたヘリにつかまって逃げようとするところだった。
豹「あばよ〜、また会おうぜぇ〜」
パイラン「逃がすかっ! 〈アクロバット〉でヘリに飛び乗ります!」
監督「(厳然と)判定したまえ」
パイラン「(コロコロ)03!(爆笑)」
パイランは人間業とは思えない身のこなしでヘリに飛び乗り、運転手を突き落とし(アクロバット判定の目がよかったことへのオマケ)、自分もその後で飛び降りる(アクロバット判定に再度成功)。ヘリは『豹』をぶら下げたまま、密林の奥へ墜落した。
そこへ最後にして最強の幹部……『虎』が拍手をしながら現れた。『虎』と対峙する工作員達。
『虎』の背後にも、工作員達の背後にも、『虎』の部下たちが臨戦態勢を取っていた。しかし所詮は雑魚である。シューのもぐら叩き(笑)によって、あっと言う間に4分の1が壊滅。さらにビッグゲイトのショットガンが火を噴き、レディー・Mが華麗にナイフの舞いを見せる。ジャンバラヤは後ろから的確に指示を送り(〈声援〉)、ドクトリーヌは余っていたダイナマイトを投げて援護(しかし、これは誤爆してスタッフを一人吹き飛ばしたにとどまった(笑))。
その間にパイランは『虎』とタイマン勝負。ほぼ互角の力量を持つだけに拮抗した戦いになったが…
虎「ぐっ、な、なかなかやるな」
パイラン「これでトドメよ!…ちっ、失敗か。納得行かない!セットを降りる!」
監督「(厳然と)判定したまえ」
パイラン「(コロコロ)01!(爆笑) あたしに演出くれようなんざ、100年早いわよ!」
監督「(しぶしぶ)わかった。『虎』の蹴りをかいくぐって、鳩尾に突きを入れてくれ」
かくして『虎』は、パイランの渾身の突きの前に倒れたのだった(笑)。
(注:ただし、パイランは手加減を宣言しており、失神して戦闘不能の扱いである)
工作員達は『虎』の部屋を漁り、ビッグゲイトの上司とライバル関係にある男と、南米某国の軍部、そして麻薬組織の三者が癒着している証拠を押収し、さらに爆薬を仕掛けてプラントを大破壊。
原住民達の居留地へ戻った工作員達は、麻薬の栽培をやめさせ、痩せた土地でも栽培できる作物を用いて農業を教えようとするが…
シュー「〈農業〉で判定……(コロコロ)あっ、失敗」
全員「……フィルム破損します」
※※※ しばらくそのままでお待ち下さい ※※※
画面には、突如として青々と作物の茂った『聖地』の新たな姿が映し出される(笑)。
大勢の村人を麻薬組織に殺された原住民達は、自分達の手で『虎』を殺すといきり立つが、工作員達の説得で思いとどまり、『虎』はその身を法の手に委ねることとなる。そして、正規の手続きを踏んだ上でアメリカへ送還されるまでの間、この地で罪を償うべく労働に従事することになった。
しかし、これで全てが終わりではなかった。
意気揚々と引き上げる工作員達の乗った車を、突如として襲う銃撃。前方からわらわらと姿を現す兵士たち。その奥から軍用車が姿を現した。大佐の階級章を肩につけた男が、もったいぶった口調で工作員達に話しかける。
大佐「よくも大事な資金源を潰してくれたな、FBIの犬たちめ。このまま無事に帰れると思うなよ」
ビッグゲイト「笑わせるな。祖国を麻薬で汚染した罪、その命で償ってもらおうか」
ビッグゲイトは車から降りようとしない大佐と勝負するが…
ビッグゲイト「ショットガンで攻撃!…むぅ、失敗か」
大佐「何処を狙って撃っている?それでは私を車から引きずり降ろすこともできないぞ。では私が銃の手本を見せてやろう。…むっ、失敗(笑)」
ビッグゲイト「何だ、大したことないな(笑)」
レベルの低い勝負を展開する二人を後目に、他の工作員たちは兵士と死闘を繰り広げていた。雑魚とはいえ、さすがに訓練された兵士たちは強く、数の上でも優勢だった。手傷を負い、徐々に窮地へと追い込まれていく工作員たち。
ここでドクトリーヌが機転を利かせ、敵の銃弾をかいくぐって大佐の乗った車に接近し、ダイナマイトを仕掛ける。次の瞬間、車は轟音とともに火に包まれた。近くにいた兵士たち(と、俳優たち数名のスタント(笑))を巻き込んで。
しかし、大佐はギリギリで爆発の被害から逃れ、すばやい身のこなしでビッグゲイトに迫る。襲ってくる強烈な拳と蹴り…ビッグゲイトは必死にショットガンで応戦。そこへ、車の爆発から辛うじて(スタントを犠牲に(笑))逃れてきたパイランが、援護射撃とばかりに大佐の背中に強烈な突きを叩き込んだ。急所を突かれ、思わずのけぞった大佐の額を、ビッグゲイトのショットガンが撃ち抜いた…。
場面変わって、再びニューヨーク。眼下に街の風景を一望できる高層ビルの一室。
男の声「ふむ、これだけの収穫とはな。麻薬組織を壊滅したばかりか、内通者を失脚させることもできた。何かの形で彼らには報いてやらねばな。…そうだ、ちょうどいい。テキサスの保養所へ『特別休暇』と称して行かせるか。万が一の時には役に立つことだろう」
そびえ立つ高層ビルを背景画像に、スタッフロールが流れる。
追記
なお例会後、以下のお二方を新入会員としてお迎えしました。
皆さん、よろしくお願いいたします。
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