例会報告

2002/06/09

Last Updated: 2002/06/11

6月例会では、以下のセッションが行われました。


D&D 3rd Edition

マスター
Glaurung

参加者
蕉、おがわ、たゆ、FRTS、Toyoki、KEY、しゅがあああ

概要
市販シナリオ“Holyday in the Sun”をプレイ。「Freeportでもっとも賑やかな祭“Swagfest”を見物に出たPCたちは思わぬ出来事に巻き込まれることになるのだった」という感じの話だそうです。詳細はマスターのHPにて。

ブルーローズ

マスター
Thalion

参加者
ラン、Rant、寺田、田澤、mash

概要
(マスターより)
 今回のシナリオは、雑誌「ムー」のバックナンバーにあった、古代インド文明の超技術飛行兵器「ヴィマーナ」とその武器を元ネタにしています。
 インドの英雄譚である「ラーマーヤナ」には、この兵器にのって戦うラーマと、魔王ランカの姿が描かれています。ランカはラーマの妻を誘拐しますが、空中戦の末に破れ、南の島「ランカ」に逃げます。このとき放たれた超兵器「ラーマの矢」により、インド西部、パキスタン国境にある砂漠が出来たといわれています。

 で…、そのランカのヴィマナがひょんな事から目を覚まし、ラーマの軍勢が集中していると勘違いして、インド・パキスタン国境へ同様の超兵器を放とうとする…というのが、今回の真相でした。

 より詳しいセッション内容については、後日公開予定。

真・女神転生2 TRPG 誕生篇

マスター
Radcliffe

参加者
栗太郎、神牙、永井

概要
とある寺の寺宝として伝えられる「隕鉄」(鉄を主成分とする隕石のこと)が、何者かにすり替えられて盗まれた。その隕鉄は、怨霊封印の要石として置かれていたものであり、それが失われたことによって寺から悪霊・幽鬼の類が現世にあふれ出ようとする。
 最初に出てきたガキを、とりあえず撃破したPCたちだが、封印が緩んでいることは疑いようもない。このままでは、約十日後の次の新月には、より強力な悪魔が出現することになるだろう。そうと知ったPCたちは、隕鉄の行方を追う。
 すり替えられた偽物は、現物を精巧に模した鋳物であり、事前に型を取ることが必要であるはず。以前にとある大学の助教授が、研究のために型を取ったことがあると知ったPCたちは、彼とコンタクトを取ろうとする。しかし運悪くその日は助教授が研究室に不在だったため、とりあえず別の方向から調査を進めることになる。
 魔法関係の資料を当たった魔界魔法使いは、隕鉄にまつわる歴史的経緯の情報と、人がその中に霊力を求め、武器として鍛造していた事実を知る。また、特技「パソコン通信」(今やこの特技名も古いな(^_^;))で調査したハイテクも、同様の情報を得ていた。
 裏社会にコネを持つ女流空手家は、隕鉄から鍛造した「流星刀」が売りに出されたようなことはないかと尋ねてみる。すると、返ってきた答えは「売りに出されるという話は聞かないが、某政治家がどこかの鍛冶師に流星刀を打たせて、さるやんごとなき筋に献上しようとしているらしい」という情報だった。しかも、その某政治家というのが、件の助教授が勤める大学の理事をやっているというのだ。
 翌日、件の助教授に接触したPCたちは、明らかに助教授が隕鉄消失事件に関係しているという心証を得て(笑)、彼を問いつめる。そこから明らかになった事実は、おおむね以下のようなものだった。

  • この大学の敷地内には、昔ある鍛冶師が使用していた鍛冶場がそのまま保管されており、鍛冶師の娘を中心として「刀剣鍛錬部」が存在する
  • 政治家は理事としての立場を利用し、刀剣鍛錬部廃部と引き替えに流星刀鍛造を娘に依頼(というより強要)した(さらに政治家は失敗した場合の見返りとして娘の体をも要求していた)
  • その際、政治家は裏ルートで入手した隕鉄を材料として渡したのだが、その隕鉄が事故(事情を知らない素人部員が隕鉄と知らずに鍛造しようとして台無しになってしまった)によって失われてしまった
  • そのため、事情を知った助教授は、以前に研究目的で取った型を利用して寺の隕鉄を盗み出すことを思いつき、実行に移した。幸い、寺の隕鉄の素材は政治家が娘に渡したものと非常に近く、流星刀鍛造には適していると思われた
  • 既に流星刀は仕上げの段階にあり、あと一週間で完成する

 PCたちは、流星刀を鍛えている娘に接触する。彼女は流星刀を完成させることそのものを目指しているだけであり、完成した刀を政治家に渡すつもりはなくなったと語る。寺に流星刀を返すことも、快く承諾してくれる。
 しかし、刀を受け取ったまま放っておけば、彼女が政治家の毒牙にかかってしまう。そこでPCたちは策を巡らし、政治家のスキャンダルを暴くことにする。幸い、ハイテクの情報網が功を奏して、政治家は叩けばホコリがいくらでも出てくることが分かる。(ちなみに政治家のモデルには外務省問題で話題の某氏を起用(笑))スキャンダルの情報をネットにバラ撒くことで、政治家は対応に追われ、流星刀どころの騒ぎではなくなった。
 そして一週間後。完成した流星刀を受け取ったPCたちは寺に戻って再封印を行おうとするが、要石と剣では形が異なりすぎるため、同じ形の封印を再現することは無理だと言われる。
 残された方法は、ただひとつ。怨霊が封印を破るほどの力を蓄えて現れる前に、こちらから封印を破って、まだ力の満ちきっていない怨霊を引きずり出し、流星刀で倒すこと。
 そして、戦いは始まった……

謝辞
 今回のシナリオは、森雅裕さんの小説「流星刀の女たち」(講談社)をヒントに……というより、設定のかなりの部分を借用させていただきました。
 ちなみに原作には悪魔こそ登場しませんが(^_^;)、今回のシナリオに登場していただいた三人(女刀鍛冶、大学助教授(原作では講師)、悪徳政治家)以外にも、鹿児島出身で美人だが凄腕の女剣客、典型的ブリっ子の女子大生、主人公の女刀鍛冶に対して妙にライバル心を燃やすサバゲーマニアのヤクザの娘、といった女性陣。男性陣はヤリ手の若き理事長、口うるさい学生課長、そして流星刀を奪い返しにくる「人斬り」の異名を取る凄腕のヤクザ……など、ステロではあるけど魅力的な人物が登場する青春アクション小説(と言えばいいのかな)です。
 それだけではなく、刀剣の鍛錬の過程の描写も緻密で、とりわけ隕鉄から流星刀を作る過程の、通常の刀とは異なる難しさは、クライマックスのアクションと同じくらいに息を飲む迫力、だと思います。
 十年ばかり前に発行された文庫本なので、今もあるかどうかは知りませんが、もし興味があって見つけられたら、読んでみても損はないかと。

セブン=フォートレス・クラシック

マスター
依羅使王(よさみおみ)

参加者
里見俊介、火鳥勇太郎、KOH、MSR

概要
ついに明らかになる一行を召喚した主
そしてパラレルワールドの秘密。
壊れた宝珠は元に戻るのか?
そして一行の行く手に待ち受ける試練とは?
セブンフォートレスクラシック第参話
『閉ざされた刻』
詳細は調査中。

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