○全般
■山口県での各神族の動き
■ キャラクター別、山口県での冒険
- 天津神
山口を含む出雲地域は、天津神の直轄領といってもよい地域です。
- 国津神
天津神と共存を選んだ国津神も自然に民間信仰に生きています。
- ヘブライ(LAW)
あまり入ってきていません。執着はないのですが、他の神族が動けば動くでしょう。隠れキリシタンを守護するためならば動くこともあるでしょう。
- ヘブライ(堕天使)
人間の欲望がある場所ならどこでも住み着く堕天使は山口県では下関をその拠点としているようです。
- ヘブライ(降天使)
公爵フォルネウスを筆頭に、海域を住処とすべく活動をしています。見島のジーコンボ遺跡群をその拠点として何らかの活動を行っているとの噂もあります。
- ダヌー
秋吉台で天真爛漫かつヒーホーな暮らしを営んでるようです。
- ティタン神族
ダイダラボッチ伝説があるのですが、それと関係があるのかどうかについては不明です。
- アスラ神族
太古には笠山がアスラ神族のものであったという説があります。熱と光の神である彼らはまだ火山だったころの笠山にいたのですが、彼らが力を失うと同時に笠山の炎も消えてしまったようです。
- ヤクシャ神族
山口市内にある瑠璃光寺、五重塔には薬師如来、および水の力を持つ眷族が祭られています。日本仏教ではディーヴァ、アスラが中心的役割を果たしているのですが、ここ山口ではヤクシャがその役割を担っています。
- ハイテク
秋吉台での石灰を中心にしたゼネコンにちかい、設計事務所では早い時期からハイテクの導入が進んでいました。また、計画都市を多く抱える呪術的近代思想によって、建物は霊的にも守られていなければなりません。山口はそういう意味で、ハイテク設計者が建築物を霊的防備を視野に入れて設計することもあるようです。
- 格闘(剣術)
剣術の覚醒は山口での冒険での醍醐味です。まず、平家/源氏に絡んだ設定で楽しむことができます。また、出雲は刀剣の本場でもありますから、そういった古代神族ということも考えられるでしょう。この場合はイズモ/ハヤトなどでシナリオになるかと思います。(イズモでは、神社の禰宜が剣を打つこともあるのです)最後に、維新志士の志を継いで、日本の霊的国防(ちょっと三島)を担うというものです。この場合は、速剣、剛剣の両方があります。
- 格闘(徒手)
天津神の流れだと、相撲ということになるのでしょうか。楊貴妃がたどり着いたという伝説があるくらいですので、大陸から流れてきた人間も多いでしょう。この場合は、中国拳法というよりは体術に偏った、そう忍術のようなものではなかったのかと考えられます。
- 魔道
山口市内でのキリスト教、隠れキリシタン縁の地などがあります。江戸時代の弾圧では、キリシタンの命が多く奪われたようです。ロウ、カオスのどちらでも、この過去の怨念からは多くのエネルギーを引き出せるでしょう。
- 符術/タオ
松陰は儒教思想を持った維新に影響を大きく与えた教育者ですが、彼ほどの知識を持つ人間はやはり体育系の呪術知識ももっていたとみることができるでしょう。海難事故が起きた際などにはタオの道師が雇われる可能性もあります。
- ウィッカ
秋吉台では多くの妖精や地霊が暮らしています。日本有数の精霊の存在する地であると思われるここは、ウィッカにとっては絶好の修行の場所になるでしょう。
- マントラ
薬師の力が強いこの地域では、戦闘的というよりは民間信仰での息災加護的な意味合いでの密教術が多いようです。しかし、計画都市である山口や萩を攻撃しようとするものは、やはりマントラ使いと敵対することになるでしょう。
- 修験道
出雲系の神道が盛んです。この地域の特徴としては、神道/修験道の覚醒者が、剣術をも学んだ可能性が高いということです。山口/鳥取の県境にある大山ではいまなお山岳信仰が盛んですし、かれらは山を荒らすような西洋悪魔の野望に立ちふさがるでしょう。
○各地
---- 山口県地域別冒険スポット ----
- 下関(壇の浦)
(都市/関門海峡には橋が架かっている/漁港) ゲートパワー 4
平家の最後の土地である壇の浦では、やはり平家の死霊の動きが活発です。その他に水難者の霊なども多いでしょう。韓国との密貿易の可能性も高いので、銃器などを購入する場合にはゲートパワーは高く使用できるでしょう(+2程度)【シナリオソース01】
壇の浦では怨霊/死霊が多くいます。もし、PCの覚醒が剣術などであった場合、源氏の手のものである可能性も否定しきれません。壇の浦沖での冒険は危険を伴ったものになるでしょう。安徳天皇が抱えた三種の神器に絡めて、シナリオを考えると大規模なものもできるかと思います。
- 防府
(中規模都市) ゲートパワー 2
京都の北野天満宮、福岡の太宰府天満宮と並んで日本三大天神に数えられる、日本最初の天神様。祭神は菅原道真です。ここも一時は長州藩の政治の中枢でした。
# 防府天満宮に限りゲートパワー 4
- 萩
(日本有数の計画都市/三角州)
その大きさはともかくとして、機能的には京/江戸と並ぶ日本有数の計画/呪術都市。長州藩の本拠地でした。そのためオカルティックな伝説には事欠かない場所でもあります。
【シナリオソース02】
- 指月(しづき)……萩の三角州、北西部の頂点に位置する指月山、毛利の城を囲む地域(現在では大きめの公園になっている)。石垣とブナ、雑木林のイメージ。
- 松陰神社……松下村塾を中心に作られた吉田松陰(維新時の思想家?)を祭った神社。孔子に影響を受けていたと思われます。
- 東光寺……毛利氏の菩提寺。三角州の西側にあり萩を守る。盆の時期には、数千ある燈篭をともす行事(万灯会−ばんとうえ)が行われます。
- 大照院……毛利氏の菩提寺。三角州の東側から萩を守る。盆の時期には、数千ある燈篭をともす行事(万灯会−ばんとうえ)が行われます。上記東光寺とは、なぜか灯をずらして点されます。
- 見島……大陸との文化交流地。古墳が存在するが、古墳という名とは裏腹に巨石文明系の遺跡にもみえる。
- 笠山……世界でも最小の死火山のひとつです。椿の群棲地としても有名。一周2〜3Km程度の、閉鎖された半島です。
吉田松陰は毛利氏に重用されていた、術師(道師?)であった。彼は維新を転回させるために、その呪術によって自分の魂を弟子に伝えた。それゆえ、この地では覚醒者のうち少数のものは維新にゆかりのある前世を思い出すかもしれない。
【シナリオソース03】
大照院/東光寺は毛利氏が萩に設置した封印結界装置であった。結界中心部にある六道の辻では異界への門が開きかけています。#六道ですから、仏教/大陸系というわけでしょうね。
- 須佐
(自然が豊か) ゲートパワー 6
出雲文化の影響を多く受けた地です。スサノオ伝説の発祥の地ではないかといわれる場所です。「出雲国風土記」にもでてくる歴史ある神社で、全国に数多くある須佐之男命(すさのおのみこと)を祀った神社の中でも唯一、須佐之男命の御命が祭られています。【シナリオソース04】
蘇民将来伝説……スサノオが予言した疫病の発生と、それをさける呪物。西洋悪魔がこの地域に、疫病を発生させた場合などの対策として使えるかと思います。
- 山口市
(県庁所在地) ゲートパワー 4
室町時代の大名、大内氏がここに都市を作ったようです。大内氏箱の山口を京都を参考に作ったらしく、呪術的素養の高い一族であったと考えられています。
- フランシスコ・ザビエルを記念した聖堂
大内氏に布教許可をうけたそうです。ですからこのあたりは隠れキリシタン/キリスト教の拠点です。
- 山口県文書館
市内にあるこの図書館は、もともと毛利氏の藩政に関する文書をまとめたものがはじまりですが、西日本では最大規模の古文書集積所です。特に秀吉の朝鮮出兵の際、大陸から大量の文章を持ち帰り、これも収められています。いまではまずお目にかかれない大陸魔術(符術、タオ)の秘本もおおくあるようです。 # 大陸出兵では毛利輝元が大きく尽力をしました。【シナリオソース05】
1990年代初頭にザビエル聖堂が火事により焼失してしまいました。これはあきらかに(笑)堕天使どもの陰謀でしょう。これに対して報復を求める隠れキリシタンの子孫(現在ではキリスト教信者)が付近の悪魔を無差別に浄化しようとしています。
- 秋吉台
(国定公園) ゲートパワー 5
世界最大のカルデラ台地。20Km四方に百を超える洞窟があります。草原状の場所に、洞窟や窪地が点在するような場所で貴重な動植物の宝庫でもあります。【シナリオソース06】
ウェールズに似たこの地域には、地上には妖精が地下の洞窟にはコボルトなどの地霊が住み着いています。彼らは日本の精霊や神とも友好的に暮らしているのですが、この地に眠る力を目当てにごくまれに魔道師が入り込むこともあるようです。
- 岩国
(中規模都市/観光地) ゲートパワー 4
明治維新時の重要拠点であった場所。長州藩ゆかりの子孫が多く住んでいます。また、岩国基地という米軍駐留地があります。この周囲では米軍ながれの防具やナイフ、銃器購入などにGP+2の修正が得られるでしょう。また基地内にはヘブライ神族の影響下にあるとも考えられます。
- 豊浦
(自然が豊か/漁港) ゲートパワー 6
日本書紀、古事記などで「豊の国」といわれているのはここではないか?と考えられる場所。三種の神器のうち、勾玉はこの地で作られたという伝説がある。【シナリオソース07】
ヤマタイ国がこの地であったとすれば、今でもその遺跡はあるかもしれません。古代日本の神々が生きずいてるというようなシナリオが制作できると思います。