対象レベル:誕生篇なら15レベルから20レベル程度?(覚醒者レベル)
覚醒篇なら25レベルから30レベル程度(覚醒段階III)
大いなる精霊:「大地の子らよ。大地と魂の絆を忘れた人の子のなかにあり、なお我の声を聞くことの出来る者達よ。汝、望むものは静寂の規律か、熱き混沌か。あるいは細き中道を歩む者か。汝、静寂の規律を望まぬ者であれば、我と共に来たれ」
ゆらゆらと揺れる夢幻の回廊のイメージの中に様々なイメージを持つ仮面があらわれる。(大いなる精霊)
大いなる精霊の導きであらわれたところはアメリカ・ロッキー山中のとある先住民居留地。
メディシンマンや長老を中心に、アメリカ先住民達が「偉大なる精霊の踊り」を踊っている。そのまっただ中にPCは出現。
アメリカ先住民の長老の傍らには車椅子の科学者(スティーブン)とルイ・サイファー、ユリコ(リリス)がいる。
PCへの依頼はホワイトハウスへ殴り込み、「神の代理人」たるハイテク好きな副大統領の無力化(つまり暗殺)である。
ルイ・サイファーが「今後の神の計画」を語る。
(神の計画:やがてヨーロッパ全土で堕天使が大量に出現し、人類にむかって正面から宣戦布告する。これに対して核攻撃が行われ、それはやがて全面核戦争になるだろう。ソドムとゴモラの再現である/大破壊)
なお、堕天使の頂点であるルシファーといえども神話的構造のなかで動かざるを得ない。ただ古き明けの明星の神としてのルシファーとしての僅かな自由度でPC達に語りかけ、黙示録の再現を防ごうと動いている。つまりこのシナリオのルイ・サイファーは「いい人」なのだっ
ホワイト・ハウスにはホワイトハウス研修生としてユリコが「娘」リリムを送り込んでおり、リリムの協力をとりつけるための蛇の護符をPCにくれる。
現在、ホワイト・ハウスは天使達により異界化されている。異界化により音信が途絶する直前、リリムは「有力な協力者を得つつある」と報告してきた。
(おそらく多くのプレイヤーはここで分かると思うが、リリムの獲得した有力者は「女好きな大統領」である)
(スパー)「ええい、邪魔だてするな。私が正義だっ。私は常に正しい!!」
まあ倒してしまうのが良い。
警護ロボットはラビである。
スパー独立検察官はメシアン・ジエレイターであり、FBIなメシア教徒はテンプルナイトである。(PC数が少ない場合は検察官をテンプルナイトにし、FBIはネオファイトあたりでも良いかもしれない)
さて、盗聴していた控え室を伺うと・・なにやら呻き声が聞こえる。
(大統領)「ま、待て。僕は入れてはいないぞ、僕は無実だ」
(リリム)「落ち着きなさいよダーリン。こんな奴らは私の魔法で・・」
蛇の護符を示せばリリムと協力体制をとることができ、隣室を示せば大統領の協力をとりつけることができる。
(大統領)「こいつはスパー。ええい、いい気味だ。しかし、一体誰が・・」
[DEBUGGING]
プレイヤーがトチ狂ってリリムを倒してしまうかもしれないが、その場合は次のシーンで不利になるだけなのでDMは気にしない事。
(副大統領)「それは私の指示によるものだよ。ビル」
大統領執務室の扉を開き、副大統領とお付きが入ってくる。
(副大統領)「汚らわしい悪魔と交わるところをTVで全米中継してあげようと思っていたのだが、思わぬ邪魔が入ったようだ。かくなる上は天に代わって私が裁きを下してあげよう。」
副大統領はミカエルの転生体なのだが、現時点では十分に顕現することができない。メシアン・メイガス相当になる。お付きは天使であり、PCの戦力によってアークエンジェル、プリンシパリティ、パワーあたりを適宜つける。
大統領は愚者な一般人なのだが、リリムが憑依することによりリリム相当になる。
頑張って副大統領を倒そう。
(大統領)「OK。僕は黙示録の扉を開く気はない。ラブ・アンド・ピースが僕のモットーだからね。軍の統制は任せてくれ。ああ、心配はいらないよ。彼女もいるしね」(ウィンク)>リリム
まずリリムも死んでいるはずだ。だが諦めてはいけない。PCさえ生き残っていればサマ・リカームなどで復活させればいいのだ。(もちろん、ハイテクなPCがケルベロス・エンハンサーを持っているとか、誰かが反魂香を持っているのだ)
(大統領)「ふー、やれやれ地獄を見た気分だよ。」
以下、CASE:1と同じ。
まあ、先の事を気にしても仕方ないよね。