対象レベル:レベル8〜10レベル程度のPCが4,5人程度
背景世界:
マリィまたはそれに類した人物より「護衛」の依頼が入る。
葛の葉に依頼があることから、相手はどうも魔獣らしいものに脅威を感じているという。
PC達が被害者を調べると、被害者の銀行は不良債権を住専に押しつけ、自分たちは数次に渡る公的資金導入で生き延びている銀行の頭取または役員達であることがわかる。この世界では住専債権の処理機構が「社長がヤクザに襲われて死亡」したために崩壊しており、不良債権を国税支出で処理している。
魔界と現実界の境が曖昧になりつつある「この世界」で、暗殺された処理機構の社長は魂魄(ゴースト)となってとどまっていた。(仲某氏とか・・)そのゴーストの願いに応じて現れたのが「善悪を知るもの」聖獣カイチである。
社長暗殺の謀議に関わったメンバーをゴーストとカイチは処断(角で突き殺す)していき、PCが護衛を依頼された人物は暗殺謀議の首魁で最後の一人である。
(カイム)「世界は変わった。古い道徳にとらわれてどうするというのだ?現代社会では経済力こそが力である。力を持つ者がそれを振るうことをとどめる必要はない。今からでも遅くは無い。古き獣につくよりは我と共に歩め」
カイチ側につく場合、カイムにくわえてストラスまたはアンドラスが召喚されて頭取側にくわわる。
また頭取の悪行を知り、途中で依頼を放棄しようとした場合も、PCはカイムなどの襲撃を受ける。