対象レベル:誕生篇なら20〜30レベル程度?(覚醒篇だと45レベルくらい?)PC4〜5人
顔「汝らはすでに己が何者であるかを知るもの。名乗りをあげよ。されば扉は開かれん」
PCが自らの神族を明らかにすると扉が開き、そこには階段がある。
階段のかたわらには泣きじゃくる幼い金髪の少女がいる。
扉「ここにあるは迷える魂。己が姿を失いしものなり。彼の者の魂の扉を開き、真の名と姿をとりもどさん。彼の者、仮初めの名をアリスと言う。」
そこに黒髪の美女が立ちふさがる。
黒髪の女「女神の力は私のもの。私に全てを頂戴」
PCの大部分はすでに神族への帰属を明確化しているはずである。それぞれの神族にプラスの立場になる女神の復活を、神族のエージェント(導師/転生神)から依頼される。
情報収集で大成功したPCには「転送ターミナル用で六本木へ行くためのデータ」を秋葉原のジャンク屋あたりで見つけることが出来る。(アームターミナルへインストールして使用)
地下鉄の六本木駅(あるいは転送ステーションの六本木側出口)に至ると「3つの頭をもったケルベロス」が行く手に現れる。
ケルベロスは「死者の国である六本木」を封じるために出現しているのだが、PC達を「強い魂と運命の持ち主」であるとまず認める。そして「汝らの力を試さん」と言うと3つの頭が1つになり、PCに戦いを挑んでくる。
この一つ首のケルベロスを倒すと、再び3つ首のケルベロスが出現し、PC達の力を認めて六本木への道を開く。この際にハイテク(コンピューター)なPCにはケルベロス・エンハンサーを渡してくれる。
方法としてはハイテク(コンピューター)によるハッキングや超能力の使用など種々あるだろうが、「ボディコニアンとマンイーターひしめく六本木のディスコに”事情通”の謎の女(実は夜魔リリム)がおり、彼女が抜け道を知っている」とする。
リリムは黒男爵(ネビロス)と赤伯爵(ベリアル)のこともある程度知っており、ホテル上階へ至るにはさらに内部の結界を破る必要があり、その為には地下の制御室に潜むネビロスを倒す必要があることも教えてくれる。
なお、リリムとの交渉で「大成功」を納めれば脇見の壺(ベリアル封印のためのアイテム)のことも教えて貰える。
なお、このリリムは「リリスの尖兵」として六本木で情報収集にあたっている。
堕天使ネビロスはメイド姿のマンイーター2体を両脇に控え、コープス3体を前衛にしてPCを攻撃してくる。
ネビロスを倒せば、ホテル内部の結界は消え、最上階のペントハウスへ通じるエレベーターが動くようになる。
脇見の壺は地下室の隠し扉(直観チェック成功にて判明)の彼方の倉庫の中にある。倉庫番としてバジリスクがいる。
魔王ベリアルは騎士姿の堕天使ベリス3体を前衛にし、両脇にメイド姿のターラカ(ラクカジャ、ラクンダ要員)とハッグ(デカジャ要員)を従えている。
ベリアルを倒すと、彼の後方にあった扉が光を放って開く。
扉「汝、鍵の神、今こそ扉を開かん。さすれば、汝らの求める女神を得ん」
PCが扉に触れればPCの望む神族の女神が現れるのだが・・
という声とともに黒髪の美女(リリス)が出現する。
リリス「扉を開く前に教えてあげるわ。この少女は確かに門の女神。扉を開けば女神は得られる。でも、彼女は死ぬの。もっとも・・」
リリスはアリスを指さす。アリスは青ざめた顔をあげてPCをにらんでいる。手にはしっかりと赤おじさんと黒おじさんの人形を抱きしめている。
リリス「このままにしておけば、怒りと恨みで彼女は魔人と化すでしょう。」
ここでリリスは婉然と微笑む。
リリス「私に任せて。女神の力は私が継ぐわ。彼女は神の力を失って人の子としての再生を遂げる。魔王と堕天使の事は忘れるでしょう。いかが?」
リリス「賢明な判断に感謝するわ。いずれまた会いましょう」
その言葉とともにリリスは去り、残されたアリスは人間の少女として再生する。ただし全くの白痴として。