FPDF 毒十二号作戦 戦果報告 第九項

キャラフェス 2002秋(東京ビッグサイト 2002年11月17日)





トム・クランツー最新作
「AAフォース」
(えーえーふぉーす)


「AAフォース」とは、近年活動を活発化させている無差別エロリズムの抑止力として、世界各国より
選抜された対エロ戦のスペシャリスト
により編成され、過酷な訓練プログラムにより練成された
特殊部隊”SWAT(
Special White‐cats And Tactics)”である。





指令1 : エロリストを制圧せよ
(Mission1 : Errorist Hunt)

 無差別エロの脅威は今や善良な市民の生活に深刻な影響を与えている。秋葉原、新宿、池袋を始めとする各地の繁華街、そして”聖地”有明・・・

 
そこで、エロリストによる狡猾で無慈悲なエロ活動に対応するため編成されたのが、彼ら「AAフォース」である。
 「AAフォース」は世界各国から集められたスペシャリスト達で構成され、特殊且つ過酷な訓練プログラムにより日夜練成を続ける”対エロ戦闘”のエキスパートである。
 私の名前はジョン・モナーク。AAフォース長官を務めている。
 コールサインは”Chinko‐Six”(チンコ・シックス)。
 エロリストの魔手から善良な市民を護る為、軍や政府筋の各機関に働きかけ、ようやくこのAAフォースを設立することが叶った。
 今回は有明で行われているとあるイベント会場にエロリスト共が現れるとの情報を入手し、AAフォース設立後初の出動となった。
 初めての実戦ではあるが、私は些かも不安を感じない。
 私が育成したAAフォースのメンバーは日常の訓練通りに行動し、それが任務達成に結びつくことは相違無いのだから。
 「アルファー、突入準備完了でつ。」

 AAフォース・チーム1。通称アルファー・チームより、所定の行動開始地点についたとの報告が入る。
 アルファー・チーム隊長は、シューター(突入員)としても有能なモーナー・コヴィントン(左側)。コールサインは”Sexuhara‐Control”(セクハラ・コントロール)。
 「ブラボー、配置につきますた。」

 AAフォース・チーム2。通称ブラボー・チームからも間髪置かず所定位置についたとの報告が入る。
 ブラボー・チーム隊長は、その持ち前の明るさからAAフォースのムードメーカーにもなっているモナンゴ・シャベス(右側)。コールサインは”Onany‐Load”(オナニー・ロード)。

 AAフォースはこのようにチーム1、チーム2の2チームに分かれ、その中でも直接戦闘を行うシューター(突入員)と、それを近接支援するバックアップの2班に分かれ、任務を迅速且つ確実に遂行するよう訓練されている。
 「司令部、こちらライフル69、通報しますた。」

 AAフォースにとってシューターやバックアップと同様、重要なのはスナイパー(狙撃手)の存在である。
 その高倍率のスコープによりいち早くエロリスト達の動向を見極め他の隊員に情報を伝えたり、遠距離から障害を排除しシューター達の突入を容易にするという重要な任務を担う。
 「ライフル072、目標を照準。」
 ライフル072が敵歩哨の頭を照準に捉える。
 今だ。私は確信した。
 私は手に持つYAESU430バンドトランシーバーに訓練通りの台詞を注ぎ込む。
 「チンコ・シックスより全隊員へ。行動を開始せよ。繰り返す、行動を開始せよ。」

 「あばよ。と言ってみるテスト」
 ライフル072の脳裏に言葉がささやいた瞬間、狙撃機関銃SIGモトローラから閃光がほとばしり、敵歩哨は糸の切れたマリオネットのようにまっすぐ下に崩れ落ちる。
 「クリアー。」
 ブラボー・チームがライフル072が仕留めた歩哨を足で小突いて状況確保を宣言する。
 「(・∀・)イイ腕だ、ライフルマン。」

 つかさずブラボー・チームは会場入口縁まで進出し、シュートミラーで内部の状況を確認する。
 「オナニーよりシックス、エロリスト多数確認、ここからの進入は少々厄介と思われ。」

 「チンコ・シックス了解。1分待て。」
 私はブラボーに待機を命じ、突入計画の見直しを図った。
 作戦変更だ。
 私はまずアルファー・チームに裏口の消火栓から強行突入させ、エロリストの注意を引き分散させることでブラボー・チームの場内突入を容易にしようと考えた。
 私は意を決した。

 「アルファー、ゴー。派手に遊んでやれ。」
 遂にエロリスト制圧作戦は開始された。

 ガンガン!バキッ!!
 消火栓をブリーチング
 「おら>>1出て来い!」
 セクハラ率いるアルファー隊、良い仕事をする
 アルファー・チームの陽動が効を奏し、エロリスト共は色めき浮き足立つ。
 よし、頃合いだろう。

 「ブラボー、ゴー。グレネードの使用を許可する。」

 「氏ね!」
 私の突入指示を待ってましたと言わんばかりに、つかさずM203グレネードで会場壁面ごとブリーチングを行うオナニー・ロード。
 爆風でエロリストや一般市民ごと一気に薙ぎ払う。
 迅速且つ確実。
 オナニー率いるブラボー隊、良い仕事をする
 「ゴー、ゴー!」
 「ムービン!」

 最初の一撃で討ち漏らしたエロリストを近接戦闘で排除せんと会場内に突入を開始するアルファー・チーム。

 突入後つかさずバックアップが進入路を確保し、その援護を受けながらシューターが強行突入を行う。
 訓練通りだ。何も言うことはない。

 「テイクダウン!」
 彼等は頼りになる。
 作戦は最終段階に入った。
 場内に居残っているエロリストを善良な市民ごと確実に仕留める。

 このときはシューターもバックアップも全員前線に立ち、一気に場内の制圧にかかる。

 ルーム・クリーニング

 我々はただトリガーを絞り、頃すだけでよいのだ。
 「民間人、多数倒れていまつ。」
 彼女はコスプレ・シューター 
神岸 すいか 嬢。
 コールサインは”Tokyo‐Rose”(トーキョー・ローズ)。
 エロリスト制圧時の巻添えで致命傷を負った民間人に、その極悪な体温計型ステッキでブスリととどめを差す。

 「直腸体温36.8℃、クリアー!
 ローズの報告はいつも正確

 5秒後、私はAAフォース全隊員に告げた。
 「クリアー、目的完遂だ。」
 「エロリスト制圧の為とはいえ、純粋にエロを楽しむ善良な市民まで犠牲にしてしまいました。」
 と、モナンゴ・シャベス。
 「この仕事のそういう面を喜んではいけないことは分かっております。しかし、
すかっとしますた。」

 「・・・よくやった、ミスター・マーダー(虐殺者)。」
 オナニー・ロードに新しい肩書が追加された・・・。
任務完了を祝し、オマツリワショーイを行うAAフォースの面々。
・隊員募集のお知らせ

 エロリストは日々増加の傾向をたどっています。
 それに対処するため、AAフォースでは新規隊員及び幹部を随時募集しております。

・募集内容
 突入員(シューター)    ・・・20〜30名
 支援突入員(バックアップ)・・・10数名
 狙撃手(スナイパー)   ・・・若干名
 司令官(シックス)     ・・・若干名

 銃を撃ったり、一升瓶を振り回したり出来る明るい職場で福利厚生も充実しております。未経験者も大歓迎です。

・注意・免責事項
 AAフォースでは、情報公開に当たって都合により予告無く脚色を加える場合がございます。
 予めご了解の上応募下さいますようお願い申し上げます。


 皆様のご応募をお待ちしております。



連絡先はこちら resq411@t3.rim.or.jp
 
・次回予告

シックス、それはすべての責任を背負う者。

AAフォース初の出動は、善良な市民の血に染まった・・・。

「・・・私は、部下の暴走を止められなかった。」

責任の取り方は一つ。ジョン・モナークは手にしたコルト45口径を自分の口へと向けた・・・

次回
「私が司令官解任されたら、コールサインはただのチンコ!?」

…エロリストは君の傍にいる…









AAフォース 装備品紹介

AAフォース隊員に支給されている装備品は、熾烈を極める対エロリスト戦闘において常に
AAフォースに勝利を約束する遠未来妄想技術により開発され、日々改装が続けられております。
ここで、現在におけるAAフォースの頼れる”仕事道具”について紹介します。

●IMI‐SIG SG55030Motorola
 開発 : SIG Arms、東京○イ、IMI(注1
 使用弾種 : 6mm Ball Bullet
 特殊装備 : 56mm 3‐9倍 光学照準器
         (3‐9 Zoom Optical Scope)
         秋月ELC製 対人センサー
         (Heart Beat Sensor)

 国民皆兵の国、スイスの総合メーカーSIG社の誇るアサルト・ライフル”SG550”を日本の東京○イ社がモデル化、それをIMI社が遠未来思想により改装を加えたことにより誕生した”狙撃機関銃”。
 元来はFPDF宇宙海兵隊に納入されているSAW(分隊支援火器)であるが、その汎用性の高さ、スイスらしい工作精度の良さから、AAフォースにおいてもバックアップからスナイパーまで幅広く使用されている。
 次期改良発展型では、Motorola68030MPUによる射撃管制システムが組み込まれる予定である。(実施時期は未定)

 本銃の大きな特徴として、56mmという大口径スコープ及び、銃先に取り付けられた赤外線感応式の対人センサーである。これにより夜間や荒天時等々あらゆる状況において目標を捕捉出来る”全天候能力”をこの銃に付加している。

 しかし、赤外線感応式の特徴として”熱源”には何でも反応してしまう為、地面や木々、街灯、遠くを走行する乗用車、そして味方の隊員をも誤射してしまうことがあり、取扱いには細心の注意が必要であること、また重量過大で長時間の作戦行動では隊員の体力消耗が激しいこと、そして納入価格の高さがネックとなり、部隊配備は遅々として進んでいないのが問題として残されている。
●IMI-FN P‐9000Destroyer
 開発 : FN、東京○イ、IMI(注1
 使用弾種 : 6mm Ball Bullet
 特殊装備 : アリイ製 M203 擲弾筒
         (M203 Granade)

 ベルギーの名門銃器メーカー、FN(ファブリク・ナシオナル)社の意欲作であるサブマシンガン”P-90”を日本の東京○イ社がモデル化、それをIMI社が遠未来思想により改装を加えたことにより誕生した”拠点制圧火器”。

 AAフォースにおいては、対エロ戦の主役たるシューター(突入員)の使用火器として数多く支給されている。
 オリジナルのP-90と比較し異様に伸張されたバレルは、サブマシンガンとは思えないほどの命中精度と、モビルスーツの銃のような外観をこの銃に与えているが、以外にも重量は軽く、前後の重量バランスも良いため、良く訓練された人間ならば長時間の作戦行動に支障をきたさないよう配慮がなされている。

 本銃の大きな特徴は、バレル下に懸吊されたアリイ製M203擲弾筒である。
 この装備により、突入時のブリーチングや各種破壊工作等、シューターの作戦行動に高度な柔軟性を与え、凶悪なエロリストに対しても火力において大きなアドヴァンテージを得ている。

 しかし、この大火力ゆえに目標のみならず、周囲の民間人までをも巻き込むいわゆる”オーバーキル”が大きな問題として残されている。


注1 : ここで紹介されている”IMI”は某イスラエルの兵器工廠(Israel Military Industry)
とは全く関係ありません。くれぐれも本件について本家IMIに質問等なさらぬようお願い申し上げます。





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