ニセ元首相の顔接待公開法の制定について

接待公開法の制定について

   日本道路公団の理事、大蔵省の検査官、そしていわゆるキャリア官僚、日本銀行営業局課長。非常に残念な事でありますが、ここ最近の行政に関わる官僚(公団や日銀の職員を含む)立ちのモラルの低下については目を覆うばかりであります。わが国には、「接待社会」とでも言うべき風土があると言われてはいますが、グローバルスタンダードに立脚し、そのルールの中で様々な外交活動、経済活動を営んでいこうという際に、このような不公正な慣習が「接待文化」という名の下に許されていいわけがありません。

 これらの事件に際して最も驚くべきことは、官僚たちが「たとえ接待を受けたとしても、それによって行政の方針が左右されることは考えられない」と口を揃えて申し立てる点です。また、彼らは「金品を貰っていたのでなく、食事やゴルフを一緒しただけだ」とも言います。「だから、完全に潔白だ」と言うのです。常識的にみれば、食事を奢って貰うことや、ゴルフをする費用を肩代わりして貰うことと、贈答品を貰うこと、金銭を貰うことに大きな違いがあるとは考えられません。どちらにしても彼らは、ただ他人の財布で飲み食いし、遊興にいそしみ、そして、奢ってもらったことに対して、何の感謝の念も持たず平然としていると言っているわけです。いや、平然としているどころか、「奢ってもらっても、奢ったひとに見返りを与えない」ことを誇りに思い、胸をはっているのです。

 しかし、一体このような不公正な商取引があるでしょうか?

 実際には官僚たちも、接待の見返りとして情報提供をしているようですが、官僚たちはそれを表だって認めようとはしません。それは、何故か?「接待されても、必ずしも情報を与えるとは限らない」とすることで、情報の売り手に有利な状況を作ろうとしているのです。この結果、接待する方としては、必要な情報を得る為の費用がいくらになるのかが、どれくらいの手間がかかるのかが、あらかじめ算定できず、非常に非効率的な経済活動になってしまいます。このように、前近代的ともいえる曖昧な価格設定は、市場社会において大きな足枷となることは歴史を見れば明らかです。

 曖昧な価格設定の原因は、また官僚による、この「情報供給マーケット」がオープンなものになっていない、という点にもあります。夜な夜な一流料亭での接待においてこのマーケットが開かれていることは、薄々ながら知られてはいますが、そのマーケットにどのようにすれば参入できるのかが明らかになっていないのです。このため、このマーケットに参入できるプレーヤーの数が限られてしまい、正常な市場の価格調整機能が働かなくなってしまっているのです。

 国際貿易において、わが国のいわゆる「非関税障壁」が他国のマーケット参入に際して問題とされますが、この「情報供給マーケット」では、現在のところ、たとえ日本人であろうとも市場に参入するには多大な困難が存在しています。

 近年、わが国において不透明な裁量行政に対抗するために、情報公開法の制定を求める声が日増しに高まっています。行政情報を、一般の市民全てに公開することで、独断的な行政に対して歯止めをかけることが期待されているのです。我々は、この「情報公開法」と同じ趣旨で、「接待公開法」を制定しようとしています。この法律により、わが国の特異な商慣習である「接待」を、できるだけグローバルスタンダードに近づけようとしているのです。

 この法律の主な点は以下の通り。


  1. 総理府に行政情報接待価格判定室を設ける

  2. 行政情報接待価格判定室において接待マーケットにかける情報をAランクのもの(予想される市場価格が高いもの)とBランクのもの(予想される市場価格が高いもの)に分別する。

  3. Aランクの情報に関しては、四半期に一度、公開入札にかける

  4. Bランクの情報に関しては、毎月第二日曜日、霞ヶ関前の道路を歩行者天国にし、官庁情報フリーマーケットを開催し、その場で取引する

日銀課長が逮捕された事件を例に取り説明しましょう。

  1. 行政情報接待価格判定室で、「日銀の「情勢判断資料」の内容を事前に漏らす」価格を算定する

  2. 「日銀「情勢判断資料」事前リーク」は経済的な価値が高いため、Aランクにされる

  3. 公開入札にかける

  4. 興銀は約三百十八万円相当の飲食やゴルフ、三和銀は約百十二万円相当の飲食などの接待を提示。
    他の銀行では、ノーパンしゃぶしゃぶ接待約二百万円相当、東南アジアへの売春ツアー約百四十四万円相当、分譲マンション購入用ローン特別優先約三千五百万円相当、社用車乗り放題プラス携帯電話かけ放題プラス衛星放送見放題プラス系列ホテル泊まり放題約百二十五万円(年間)等あり。

  5. 興銀と三和銀に「日銀「情勢判断資料」事前リーク」落札
    (ノーパンしゃぶしゃぶ接待は、この店に日銀課長のお好みのタイプの店員がおらず落札ならず。他行の接待も課長の食指動かず)

Bランク情報のフリーマーケットでは、その場のやりとりで情報を得ることができます。例えば、テレフォンカードプレゼントや、カツ丼の出前、手作りのおにぎり、手編みのマフラー、頬へのキス、缶チューハイプラスさきいか、等々と引き替えに活発な情報のやりとりが期待できるでしょう。

 「接待公開法」を制定し、透明な接待社会を実現するために、是非国民の皆様の御理解と御支持をお願いいたします。

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