ペルー公邸、人質解放


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ニセ元首相の顔 ニセ元首相のコメント

 まず第一に、非常に長期に渡って忍耐を強いられた人質の方々が、3人の尊い人名の犠牲の上とはいえ、無事救出されたことをともに喜びたい。また、フジモリ大統領の強い指導力に敬意を表したい。

 ホンモノの首相は、事前にペルー政府側から強行突入の連絡がなかったことを「遺憾だが、理解する」と言っているようだが、笑止千万である。こちらニセ元首相には事前に連絡があったのだ。フジモリ大統領が、

「これから、官邸に入ろかなぁと思うねんけど、どやろ」

と聞いてきたのである。以下はフジモリ大統領との会談の内容である。

「うん、まあ、やる言うねやったらまあやってもええけど、あんまり危ないことしたらあかんで」

「それは解ったある。なんか、あいつらええ感じにサッカーやってるらしいから、 今はいったらなんとかなるやろ。」

「サッカー?今あいつらがサッカーやってるってなんで解るねん。ええかげんなこと言うたらいかんわ。そら希望的観測やで。」

「いや、それが解んねんて。知らんのかいな、自分。最近は科学も進んで、建物の中で何やってるかも手に取るように解んねん。便利な機械があんねんて。」

「ほんまかいな。解らんもんやなぁ、きょうびは。」

「おお。出てんねん、その種の機械が。そやから、中の様子は丸わかりや。そらもう海遊館の水槽なみにガラス張りやがな。」

「ふーん。まあ、そんなに準備してんねやったら、まあやったらよろしがな。しかし、あれやな、えらい急に決めんねんな、突入するって。」

「いや、まあ、こっちにも色々都合があってな。」

「都合ってなんや。」

「うむ、こうなったらしゃあない、えらい恥さらすようやけど言うてまおか。」

「おお、言うてまえ。」

「人質事件からこのかた、なんか支持率が落ちてきてね。今まで「テロの根絶」を看板にやってきただけに、このままズルズルあいつらにのさばられたら、私のウメダ面にかかわる。」

「ウメダメン?ウメダメンってなんや。」

「いや、ウメダ面ちゃうがな。あの、梅田から阪急電車に乗って行こう。」

「阪急電車?阪急に乗ってどこ行くねん。高槻か。」

「京都のほう行ってどうすんねん。西へ行かんかい、西へ」

「西か。三宮か。」

「それは行き過ぎや。もう、かなんなぁ。もうちょっと手前。」

「なんや、西宮か」

「そう、それや。西宮や。このままズルズルあいつらにのさばられたら、私のニシノミヤ面にかかわる。あれ、おかしいなあ。」

「ニシノミヤ面って。」

「うーん、困った。西宮の名物と言えばなんや?」

「西宮の名物....。西宮球場か」

「なんでやねん。もう阪急ブレーブスも無くなってしもうたいうのに」

「そんなら、えべっさんか」

「そう、そいつや、西宮戎や」

「『私の西宮戎面にかかわる』ってどいうこっちゃ。君、「ニシノミヤエビスメン」たらいうペットでも飼ぉてんのか?」

「いや、そんなもん飼ぉてないわいな。そう、えべっさんの手に持ってはるもんあるやろがな」

「魚釣り竿」

「そう魚釣り竿・・・の先についてる・・・それ、あるやろがな」

「てぐすやがな」

「てぐす。てぐすの先についてるもん」

「浮きか」

「浮き・・・もうちょっと、もうちょっと、もうちょっと。そう。浮きの先や」

「針かい」

「針・・・もう見えてきた、見えてきた。針についてるもん」

「エサやろ」

「エサ・・・どつくでこのガキは。そのエサにバーッと食らいついてる、赤い大きな魚」

「こっちがどつきたいわ、ほんまにもう。そら鯛や」

「そう、わたしの体面にかかわる」

「このガキ、たいを言おう思て人を西宮まで引っぱって行きやがんねん。まあ、支持率が落ちたら困るわな。ほんで、成功したら上向くのかい。」

「うん。なんとかなるはずや。」

「なら、まあええわ。突入しはったら。」

「よろしいでっか。おおきに。ほんま、おおきに。そしたら、大船に乗った気で待っとってください。」

「ああ、あんじょうやってや」

このように、大変に中身の濃い事前の連絡を受けていたのだ。これをみても、ホンモノ首相より、ニセ元首相のほうが国際的には認知されていることがわかるであろう。少しは、ホンモノ首相もニセ元首相なみにとは言わないまでも、もう少し国際的に活躍してほしいものだ。
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