ニセ前首相の顔西村防衛政務次官 の「核武装」発言について

西村防衛政務次官 の「核武装」発言について

 1999年10月19日発売の「週刊プレイボーイ」における西村防衛政務次官の発言で、皆様をお騒がせしたことに対して、先ずお詫びさせていただききます。私人としての信念は置くとしても、内閣としての見解の統一を乱してしまったことについては深く反省しております。このような混乱を起こさない為に、これら一連の騒動において何が問題であったかを検証しつつ、我が国の防衛システムの革新について考察させていただきます。

 最初に西村氏の発言を見てみましょう。


「核を持たないところがいちばん危険なんだ。日本がいちばん危ない。日本も核武装したほうがええかもわからんということも国会で検討せなアカンな」

(防衛政務次官西村氏自身が国会において上記の問題提起をするのか、という問いに対して)
「個人的見解としてね。核とは『抑止力』なんですよ。強姦してもなんにも罰せられんのやったら、オレらみんな強姦魔になってるやん。けど、罰の抑止力があるからそうならない」
 西村氏の発言が物議を醸したのは、「非核三原則」という我が国の施政上の方針について(いささか唐突な形で)、見直しを図ろうとした点と、「核の抑止力」の説明に、「強姦」の比喩を用いた点にありました。(「非核三原則」とは、「核兵器を 1.持たず 2.作らず 3.持ち込ませず」というものです)

 西村氏は、他国からの攻撃に対し、抑止力として核兵器は有効である、という認識から、この原則の見直しを国会においてするべきだと述べています。一般的に言えば、確かに他国の力の行使に対して、それに対抗する力を保有しておくことは攻撃の抑止に有効ではありましょう。現在のところ最も破壊力の高い兵器である核兵器を保有することは、この観点から見れば、他国の攻撃からの抑止効果を最大にする事に他なりません。しかし、唯一の被爆体験国として、「非核三原則」を持ち、また憲法において「戦力の放棄」をうたっている我が国が、自衛の為とはいえ核兵器を持つことはまず考えられないことです。

 現在のところ、我が国では、必要最小限の自衛能力として自衛隊を保有してはいますが、西村氏としては、この程度の戦力としては抑止力としては不十分であると考えられているようです。確かに、核弾頭を持った中長距離ミサイルでの攻撃を受ける場合を想定すると、脆弱な抑止力しか保有していないと言えるかもしれません。主要な都市が核攻撃を受けてしまえば、我が国の反撃能力は無くなってしまうからです。

 では、一体どのようにすれば核兵器を持たずに核攻撃からの抑止力を得ることができるのでしょうか。

 ここで、西村氏の発言にある「強姦に対する抑止力」についてもう少し深く考えてみる必要があると思われます。ここに「核兵器を持たずに核攻撃から身を守る」方法のヒントが隠されているからです。西村氏は、「強姦したら罰せられる」ことを「強姦に対する抑止力」としてあげています。ここで「罰せられる」とは、「警察」や「裁判所」といった第三者によって、犯罪行為の後に実行される暴力的な手段を含めた処罰行為と思われます。「強姦-処罰」の関係と、「核攻撃-核反撃」の関係を並べてみるとこのようになります。


強姦行為→強姦行為者を告訴するという決断→拘束・処罰

核攻撃 →攻撃者に反撃を加えるという決断→核兵器による反撃


しかし、強姦行為への抑止力となりうるものは、公権力による処罰だけではありません。強姦行為そのものが犯行者に対してダメージを与えるような場合があります。例えば、被強姦者が性病の罹患者である場合です。もし、その人物が現在のところ性病の中でも最も深刻な病状を呈するエイズウィルスのキャリアだとしたらどうでしょうか。この犯行によって、犯行者はエイズウィルスに感染するおそれがあるのです。これは、かなりの抑止能力となるのではないでしょうか。この場合では公権力による「処罰」がなくとも、自らがエイズウィルスのキャリアであることを衆知させさえすればよいのです。これを、上記の「処罰」モデルと較べてみましょう。


強姦行為→強姦行為者へのエイズウィルス感染

「エイズ」モデルの場合、反撃に対して被害者の意思は介在していません。被害者は選択的にエイズウィルスを感染させるかどうかを決定することはできないからです。全ては犯行者の意思に委ねられています。もし、核攻撃に対しても、この「エイズ」モデルと同じ様な抑止効果を持つものを作ることができれば、被攻撃者は「いざという時には核兵器で反撃してやろう」などとあらかじめ準備をしておく必要がない、つまり核兵器無しで核攻撃に対する抑止力を手にすることができる訳です。では、いかにして我が国は、言わば「エイズウィルスキャリア国家」になれるのでしょうか。我々の試案は以下の通りです。


  1. 日本各地にくまなく核関連施設(原子力発電所や核燃料工場等を指す)を作る。

  2. ある一つの施設が核攻撃を受ければ、全てが連鎖爆発するように上記核関連施設を配置することとする。

  3. 各核関連施設は、上記の連鎖爆発によって地球上の全ての生物が死滅するに足る放射性物質を総計で保有することとする。
 先ほどの、「エイズモデル」とこの「原発モデル」を並べてみましょう。


強姦行為→強姦行為者へのエイズウィルス感染

核攻撃 →原発事故による地球上の生物の破滅


 核攻撃の結果、攻撃者は、被攻撃者の意思や意図に関係なくダメージを、それも致命的なダメージを得るようになっています。なにしろ、地球上の生物が全滅してしまうのですから。しかも、この反撃には核兵器は必要ないのです。これで、憲法第九条にも非核三原則にも抵触せずに核の抑止力を手に入れることができるのです。

 国家の防衛のあり方について革新的な変化をもたらす、今回の新防衛システム構築に国民の皆様の御理解と御協力をお願いいたします。
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