ニセ首相の顔公人の失言対策について

公人の失言対策について


 平成12年10月20日、ソウルにおける記者会見で、1997年に日本人拉致問題に関していわゆる「第三国発見方式」を朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)側に提案した事を述べて、事態を紛糾させ周囲に大変な迷惑をおかけしたことを先ずもって率直にお詫び申し上げます。

 自分の事を棚に上げるようで恐縮ですが、これまで公人の失言によって国政に悪影響を与えた例は枚挙に暇がありません。確かに、そういった失言は発言者の軽率さに責を置くべきではありましょう。しかし、単に責任ある職にある人間の意識を高めるといった対策だけでよいのでありましょうか。重要な公人ともなると、毎日大変な職務をこなさなければなりません。そういった激務の中、常に集中力を保ち失言を防ぐというのは至難の業です。勿論、個々の公人がそれぞれ集中力を持続させ、日々精進すべきなのではありますが、それだけでミスを完全に防げる訳はありません。事は国益に関わることです。公人のちょっとした軽率な一言で、我が国に計り知れない損害を与える場合がありうるのです。そうであれば、フールプルーフ、フェイルセイフといった考え方を積極的に導入し、さまざまな方法で失言を防ぐ対策をすべきなのは自明の理です。すべからく天災は運命的、宿命的なものですが、できるだけの対策を講じていないのであれば、その被害は限りなく「人災」の意味を帯びてきます。ただ手をこまねいているだけならば、「失言」も「人災」であると言って過言ではありません。

 さて、失言を防ぐにはどうすればよいでしょうか。根本的な対策は、「公人はいついかなる場合も決して喋ってはならない」という事になります。これなら失言をする心配はありません。しかし、これはいくらなんでも極端な対処法でありまして、現実的ではありません。組織の長たる者が常に無言でいられるわけはないからです。もし、それで何も支障がないなら、元々その人物は必要がなかったということになってしまうでしょう。公務をこなす上での発言の機会を確保しつつ、なおかつ不穏当な言葉のみを排除する仕組みが必要とされているであります。

 そして、公人の発言に対して、複数の人物によるチェックも必要です。これまでも公人の発言については、周囲のスタッフが事前にさまざまな助言やアドヴァイスを提供してきましたが、実際の発言する場では一人の公人個人の判断だけに頼らざるを得ませんでした。この、個人の資質に頼った発言システムこそが、これまでの失言の大きな要因であったように思われます。公人の発言に関してそれが公に発せられるまさにその場において、公人個人の判断だけでなく組織としてそれが妥当なものかどうか判断し、発言をコントロールできるような仕組みが必要なのです。

以下がこの仕組みの概要です。

  1. 公人は「失言防止スーツ」を常に着用することとする。

  2. 「失言防止スーツ」は遮音性の極めて高いスーツで、スーツの中の音は外部には漏れない。

  3. 「失言防止スーツ」には「外部音声収録用マイク」と「内部音声収録用マイク」が内蔵されている。

  4. 「外部音声収録用マイク」はスーツ外の音を収録する。この収録された音声はスーツ内の公人が装着するイヤホンで再生され、同時に無線で「公人発言管制室」にも送信される。

  5. 「内部音声収録用マイク」はスーツ着用者の発言を収録する。この音声情報も「公人発言管制室」に送信される。

  6. 「公人発言管制室」では、スーツから送られてきた外部の音声情報と内部の音声情報をモニターし、スーツを着用している公人の発言の音声情報については数秒の間に内容を吟味の上、不適当な部分があれば部分的に削除してスーツに送りかえす。

  7. 「公人発言管制室」から送り返された処理済の公人発言の音声は「失言防止スーツ」内蔵の外部向けスピーカーで再生される。
この「失言防止スーツ」、現在のところまだ実験段階ですが、その様子がこちらです。

「失言防止スーツ」を着て演説をするニセ首相


「公人発言管制室」の様子


教育改革国民会議座長の江崎玲於奈氏と
国民栄誉賞受賞の高橋選手と小出監督と



「失言防止スーツ」を用いた記者会見モデルケース

(音声情報 Real Audio ver.3ファイル 約155kb)

発言内容

【記者】総理、総理、あの一つお尋ね.....

【ニセ首相】ハイ

【記者】総理

【ニセ首相】ハイ

【記者】あの一つお尋ねします。 御自身の立場、それから場所などをわきまえずに誤解を招きかねないような発言を平気で口になさる、その総理の軽さが今国民から問われていると思うんですが、その総理の資質自身について、総理御自身はどのようにお考えですか。
総理?
総理?

【ニセ首相】よろしいですか?資質の判断というのは、ハイ、よろしいですか?資質の判断というのは、これは今おっしゃるとおり、皆様がなさることでもあるし、国民の皆さんがなさることでもあるかもしれません。厳しく御批判を頂きました「××××を中心とする××の国」という表現は、誤解を招く表現であったことは、私自身大変反省をいたしております。私の真意は、××××が××であるということではありません。××××とは、正に日本国及び日本国民統合の象徴としての××××であります。



 国益を第一に考え、これまでのような公人の失言を防ぐ斬新な対策の実現に向け、国民の皆様の御理解と御支持をよろしくお願いいたします。

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