ニセ首相の顔米国加州の電力危機について

米国加州の電力危機について


 2001年1月17-18日、米国カリフォルニア州において大規模な停電が生じました。1998年以来、世界に先駆けて電力供給の自由化を推し進めてきたカリフォルニア州でしたが、この改革によって電力供給者側の価格競争が激化し経営を圧迫、結果として電気の供給量が需要を大幅に下回った為に停電が生じたものとみられます。サンフランシスコなど同州北部と中部の一部地区が停電し、その影響は100万人に及び、さらに18日の電力が前日に比べ2倍相当も不足していると試算され、停電がロサンゼルスなどを含む州全域に及ぶ可能性があるということです。

 規制緩和を断行し自由な経済活動を促進することで、意気消沈気味な我が国の閉塞状況を打開しようとしてきた我が国ですが、規制緩和のリーダーたる米国においてこのような事態が生じたのは看過できないことであります。勿論、「規制緩和」という処方箋は、全ての病に効く万能薬というわけではありませんから、先導者たるアメリカにおいて先に問題点を浮き彫りにしておいてもらって、改革の良い点だけを取り入れることができればよいのですが、現在の我が国で心配されるのは、アメリカにおける失敗の為に現状を改革しようとするマインドが一気に冷え込んでしまうことです。ただでさえ、守旧派の抵抗も未だに根強いこの状況で、カリフォルニアの停電は反論の格好の材料にされてしまいそうです。

 しかし、我が国が何の改革も行わず、このまま「やはり大事なことはお上に任せるに限る」とばかりに漫然と戦後体制を続けて惰眠を貪ることは許されません。そのような怠惰は、すなわち国力の衰退を意味しているのです。ようやく流れに乗りはじめた改革が、カリフォルニア州の停電で逆コースをたどることは何としても避けなければなりません。その為には、カリフォルニア州のこの危機の解決に我が国が大きな貢献をしなければならないのは火を見るよりも明かです。

 この問題の解決のため、我が国も含めた周辺各国の発電能力を調べ、カリフォルニア州に送電することが可能かどうか内々に打診したところ、いくつかの国から前向きな回答をいただきました。その中で、もっとも有望な申し出は、朝鮮民主主義人民共和国からのものでした。内容の概略は以下の通り。 現在、北朝鮮では、KEDO(朝鮮半島エネルギー開発機構)の援助による軽水炉原子力発電所が建設中であり、完成の暁には国内の需要以上の発電能力を持つことになり、この余剰電力をカリフォルニア州に送電できるとの回答でした。カリフォルニア州と言えば遠いのように思われますが、日本や北朝鮮からすれば太平洋をはさんでお隣さんです。太平洋を渡る送電線さえ建設してしまえば送電は可能なのです。

 対して、北朝鮮側からの要求は、カリフォルニア州からのKEDOに対する資金援助です。現在KEDOに対する関係各国の資金援助が滞りがちであるため、発電所の建設計画が遅れ気味なのですが、米国の資金援助とは別にカリフォルニア州による単独の資金援助を得ることで、建設計画の促進を目指しています。

 我が国においても、米国-北朝鮮の仲立ちをするにあたってイニシアチブを取るため、KEDOに対する追加の資金提供も必要となるでしょう。この追加支援は主に、北朝鮮からカリフォルニア州への送電線建設に用いられる予定です。

 ただこの申し出は難点もあります。長期的に見れば安定的な電気供給に対する魅力的なオファーではあるのですが、軽水路原子力発電所はまだ完成しておらず、今現在のカリフォルニアの電力危機に間に合わないという点です。これについては、北朝鮮側も、以下のような技術的な面での追加支援を提供する用意があるとのことです。

北朝鮮サイドからの情報によると、これらのテクニックを用いることでかなり発電量が落ちても対応できるとのことです。

 我が国から、カリフォルニア州に対しては非公式にこの北朝鮮からのオファーを伝えたところ、かなりの興味を持って検討している様子です。カリフォルニア州と北朝鮮の電力危機を解決し、我が国の改革路線を推進し、極東における緊張緩和に役立つというまさに一石四鳥の妙案の実現に対し、国民の皆様の御理解と御支持をよろしくお願いいたします。

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