ニセ首相の顔新紙幣の発行について

新紙幣の発行について


 2002年8月2日、1万円札、5000円札、1000円札紙幣の改刷(平成16年上旬発行予定)についての発表を行いましたが、この改刷に関して、2点ほど気になる反応がありました。

 1点はいい反応です。発表後、自販機メーカー等の新紙幣関連銘柄が人気化し、低迷する株式市場の資金の受け皿となりました。新2000円札発行時には、残念ながら流通量の問題もあって景気刺激力はほとんど認められませんでしたが、今回はこれまで日常で使われてきた紙幣のリニューアルですから、2000円札とは異なり景気への影響も大きいと予想されます。株式市場の動きもこれを裏付けていると言えましょう。

 もう1点は、あまり良くない反応です。上記の改刷に関する政府会見時に、記者から官房長官に対し、「5000円札、1000円札の肖像画は変わったのに、1万円札の福沢諭吉の肖像は引き続き使われるのは首相と財務相の出身校の創設者だからでは?」という質問が出ていました。この質問自体は、ちょっと穿ちの過ぎたもので「そんなことはありません」としかお答えできませんが、紙幣の図柄の決定について、その過程が明らかにされないために不透明な感があるのは否定できません。諸外国においても紙幣に肖像が掲げられる事には、「国家に対する功労者であると国家が認定する」という意味が込められています。であればこそ、この決定に不公正感が漂うのは避けたいところです。

 上記2点に鑑み、発行形式の変更を決定しました。概要は以下の通りです。  月の一度の改刷により、紙幣関連業界を中心に更なる景気刺激が望めますし、こまめに図柄を変えることで、肖像画決定に不当な政治力が介入しているという印象を払拭できる筈です。

 景気刺激と公正性の一石二鳥を狙う新紙幣制度の導入に、国民の皆様の御理解と御支持をよろしくお願いいたします。

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