目次



一 疏明致しませう 一
○新聞は眞を傳へず-----○昨日善事とせしことも今日惡事とせらる-----○懸念に堪えず-----○自白は小説なり
二 婦女と幼者の歡心 四
○戀愛は互に自己を與ふるに在り-----○彼女と我-----○交際せし四婦人-----○何を苦んで敢てせん
三 嗚呼社會は 六
○一人の同情者なし-----○水鏡を執つて顔を浮ぶれば-----○天地我を捨てしか
四 又木家に累を及ぼすべき 七
○学資を給せらる-----○遠慮なく申送れ-----○樺太行
五 策を案じ野口家に入りたらんには 九
○三十三年二月-----○窮したる爲めにはあらず
六 寧齋及母堂に説き 一○
○歡は必ず頒つ-----○引越して呉れ-----○同居は不和の基-----○彼女の注意
七 寧齋は獨り自ら狎れず 一一
○狎ると狎れざるは性格
八 夢にも知らす 一二
○夢にも知らず-----○三晝夜の考慮-----○犧牲は男子の道-----○女心の取越苦勞-----○記臆力の減退
九 恩を施し 一四
○野口家の不幸は彼女の不幸-----○病苦然らしむるより來るか-----○彼女を生かし我れ死なん-----○彼女を思ふの外他事なし
一○ 河合事件 一六
○歌代佐平太-----○三丁の道を三十分-----○後方に在り、前方に在り-----○兩臀部、片臀部-----○山育ちの愚夫にても知る-----○鍋中の魚-----○犯罪は一人なれ
一一 免状事件 二一
○家父への土産-----○試驗と腦病-----○皮膚病學-----○其様な馬鹿な事-----○一に不徳の致す所-----○地下に相會すべし
一二 三輪家の事 二五
○肺病ならん-----○三崎の三輪家-----○三輪夫人
一三 妹婿 二六
○哀れなるは彼女-----○表面と裏面
一四 此機を利用して 二七
○取り付く島なし-----○駈落は我が任務-----○母と姉を動かす-----○實父の涙-----○私を御怒りなさい-----○言ふに忍びず
一五 結婚届 三一
○一家の喜べる縁-----○同居難-----○悲憤の涙-----○一劃の地は爭ひ難し-----○極刑も甘受せん
一六 不平と憂悶 三四
○兄に背かんか妻を棄てんか-----○横濱の商店員-----○離婚請求書-----○謝罪の途なし-----○兄の感情は一門の意見-----○當時の苦悶
一七 彼女等の身が案じられ 三七
○楠公訣別の歌-----○悲哀の體現-----○母子の安全
一八 伊澤方に於て 三九
○伊澤の奥様-----○實家の冷淡-----○遠く離るるに忍びず
一九 愛情 四一
○愛は疑を容れず-----○離合は問ふ所にあらず-----○女心の一徹
二○ 其の策悉く畫餅に歸し 四三
○所持金十八圓-----○死して其情を和げん-----○齋戒沐浴-----○憎まば生かすに若かず-----○一日の刑も受けじ
二一 一句として精確ならす 四六
○義兄は臂力あり-----○友人を救ふは自らを救ふの道-----○俊才に資を給せん-----○金塊の友人-----○帝國大學生
二二 都築事件 五○
○我罪此中に在り-----○千秋の恨事
二三 再び河合事件について 五一
○二重マント-----○墓前の花
二四 五月三日 五二
○斷じて承諾せず-----○忠告の眞意悉くは解せられず-----○瑞西の列強間に介在するが如し-----○幸福とは苦痛を受けざるに在り
二五 彼女の幸福を庶幾ふ 五六
○十年前の排女性主義-----○持説封緘と共に破らる-----○我と我か戀を疑ふ-----○不幸の種子は蒔きつつありし-----○妻の異性なるを悲しむ
二六 親しみて狎れず 六一
○人心は氣候の如し-----○我性は情に厚し-----○家父にも増して敬愛す-----○悲哀の生みし心か-----○素行の疑-----○下婢の出入
二七 熟慮の末 六五
○大久保公園の毒藥-----○家産を倒盡せん-----○眞理は眞理なり
二八 歌代なる人 六七
○名家の子-----○名士の差入-----○我家の事を熟知す-----○毒殺と絞殺-----○ストリキニーネの奏効時間-----○監獄は父母の家
二九 噫彼の夜 七一
○兄上死去の電報-----○毒藥にては間に合はず-----○どうでもよい-----○洋燈-----○戸締-----○同室三人-----○抵抗すべし-----○面白い訊問-----○不得要領の口述
三○ 靈柩を拜するを得ず 七五
○喫驚に繼ぐに涙-----○人の性は善なり-----○此際復歸せよ-----○我子を一目見たし-----○病を侵し庭より夜伽を爲す-----○夜中の墓參-----○圓覺寺に冥福を祈る-----○交渉は不調ならず
三一 通譯官 七九
○島氏の復歸運動-----○短慮を危みて實印を預く
三二 再ひ都築事件に就て 八一

三三 番町宅へ忍入 八二
○如何にして門を越すべきか-----○内部の様子を覗つたろう-----○三十分間の寒風-----○床を踏み越ゆ-----○煌〃たる洋燈-----○一間以内に三人
三四 ストリキニーネと短刀 八五
○ストリキニーネと短刀-----○番町の家に忍入りし徑路-----○試みに室内の光景を描き見よ-----○何ぞ然る思を爲さん
三五 和田證人の陳述 八九
○藥屋事件の當夜-----○手拭が證據-----○和田氏の宅-----○寧齋事件の當日
三六 十二月二十六日前後の光景 九一
○野口家を去りし前後-----○野口家の懇請-----○兄上の態度-----○出産
三七 不品行は敢て爲さず 九四
○三輪家の事件-----○連日の外出-----○武林さんは可哀そうです-----○愛ありて愛し得ざるは最大不幸なり
三八 孤介煢々 九七
○夫にして夫にあらず親にして親にあらず-----○山王臺上古杉深き所-----○下僕の如し
三九 愚痴の數項 九九
○彼女の愚痴-----○噫天命乎
四○ 今日ある原因 一○一
○實力の伴はざる希望-----○冷熱
四一 少年時代 一○二
○學業優等-----○十六歳の士官候補生-----○又木氏の監督者----○石川氏へ寄宿
四二 野口家に提燈を預く 一○五
○初めて彼女を知る-----○通信の困難-----○柔術の稽古----○公卿出の華族
四三 知人親戚を欺く 一○七
○手島氏を欺く-----○伊澤夫人を欺けり-----○浦島氏をも欺けり----○兄上を欺く----○實兄龍橘を欺く----○實兄東次郎をも欺けり
四四 恩を受けし婦人に對する所感 一一一
○淫逸にあらず-----○女性の心情-----○救援
四五 私の缺點及惡行爲 一一三
○心も空と成る-----○卒業證書の僞造-----○證書の製造----○外国語學校に就て----○情勢に征伏せらる----○病苦と戰ひつつ微笑す----○多聞院に隱る----○サガレン島に渡らんとす----○或目的ありて圖書館に通ふ----○卒業證書----○三輪家に宿す----○敵は己が舌と己が薄志弱行なり
四六 宮原方に寄留す 一一八
○輕井澤より信濃に赴きし理由
四七 警視廳に於ける聽取書に就て 一一九
○家庭の慰安は家族あればなり-----○都築氏の件-----○義兄の件
四八 歌代なる人を知りし顛末 一二六
○山川健次郎氏-----○徳富健次郎氏-----○稻垣富久氏----○女將と女中----○父は陸軍中將----○私は國法以外の大罪人----○公衆に環視せらる
四九 再び歌代なる人に就て 一三一
○身に戒具なし-----○證言に對する憤慨-----○送籍に就て----○歌代氏の進退に就て
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   ○蘆花全集富士の一節(抄録) 一三五

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