訟庭論草

   人肉事件を論ず

    目次

 緒論  
  1疑獄
  2戀愛狂にあらざる乎 
  3情況推測は危險也 一二
  4自白乎他白 二六
  5人之將死其言也善 三九

 各論 上  
  6河合荘亮事件 四五
  7犯人物色頻なり 四六
  8疑情況より來る 四八
  9自白の解剖 其一 五○
  10自白の解剖 其二 五六
  11自白の解剖 其三 五九
  12自白の解剖 其四 六三
  13自白と證憑 六七
  14風貌及聲韻 七四
  15檢事の論是耶辯護人の論非耶 七八
  死體解剖檢査記録 八○

 各論 下  
  16野口寧齋事件九一
  17死時の疑九三
  18死因の疑九三
  19自白の解剖 其一 毒殺問題九八
  20自白の解剖 其二 絞殺問題一○三
  21自白の解剖 其三 絞殺問題一○九
  22證據の考覈一一二
  23共犯の疑一二五
  24殺害の原因 上一二八
  25殺害の原因 下一三四
  26屍體の鑑定一三五
  27檢事の論正しき乎辯護人の論誤れる乎一四○
  死體解剖檢査記録一四二

 結論  
  28戀は盲目なり一五一
  29情況に弱點あり一五三
  30情況に強點あり一五五
  31自白往〃眞假を誤る一五八
  32自由心證主義と審理中止一六一
  豫審終結決定書一六五
  33人之性善也一八一

 餘論  
  34青春子女の教訓一八七
  35法律實際學の參考品一八九

 清水檢事の論告 (速記) 一九○
 第一審判決書 二四五
 第二審判決書 二六五

 訟庭日記 二八七
 訟庭傍聽記  
  第一囘  
     その一 二九三
   幾多の趣味  
   又木家と被告の關係  
   今村裁判長
 
  
     その二 二九七
   十八歳の男三郎  
   野口家との關係  
   北小路と云ふ華族  
   滑稽なる提燈事件  
   野口家に寄宿せし顛末  
   難疾事件の審問
 
  
     その三 三○四
   知遇を受けたる恩人  
   悲慘なる臀肉事件  
   祕密箱を持つ  
   豫審廷での陳述
 
  
     その四 三一○
   正直なる囚人寃枉を訴ふ  
   卒業證書僞造事件  
   三輪氏方へ往つた
 
  
     その五 三一七
   被告の妖下魔言  
   家庭の波瀾を陳述  
   野口家を立去つた次第
 
  
     その六 三二二
   野口家を去りし後如何にせしや  
   金塊を賣却する事
 
  
     その七 三二七
   是を窮問すれば鰻の如く  
   伊澤家で屡〃金子が紛失  
   野口氏死去の前後
 
  
     その八 三三三
   被告の答辯に耳を藉さず  
   都築事件(一)  
   新宿行と青山行  
   初めて殺意が起つて
 
  
     その九 三四○
   歌代佐平太と云ふ  

  第二囘  
     その一 三四二
     その二 三四七
   風暖清美の四月六日  
   病を忍んでの出廷  
   又木家と往復せし書翰  
   臀部慘状の著色寫眞  
     その三 三五二
   鑿の使用目的  
   都築事件(二)  
   睥睨し居たる清水檢事  
   證人松本某入廷  
   花井辯護士は椅子を離れて  
   櫓を漕ぐ事  
     その四 三六○
   家宅臨檢の必要  

  第三囘  
     その一 三六三
   舊姓野口武林男三郎  
   中島證人の訊問  
     その二 三六八
   晩春の空清き四月十八日  
   少年の證人は入來れり  
   松本武雄の風姿  
     その三 三七四
   裁判長は黒き瞳を  
   驚破迫害事件  
     その四 三七九
   鋭利なれども愛嬌ある口調  
   舊式のフロックコート  
     その五 三八三
   落花を誘ふ南風  
   一人にして六姓名  
     その六 三八七
   惡党の自慢話  
   裁判長は慰むるが如き  
     その七 三九一
   法廷寂として寒林の如し  
   快辯は風聲を消して  
     その八 三九六
   雄辯は辯護士の武器なり  
   斷頭臺に上つた時誤判を發見  
     その九 四○○
   長方形の腰掛に休息  
   泥を指して血潮だなんて  
   野口氏舊邸の檢證  

  寧齋邸檢證記 四○五
     その一 四○五
   夜夜の愁相似たり  
   野口氏の書齋を假の法廷
 
  
     その二 四○九
   恩兄を殺害せん  
   嬌羞の色なく起居恭しく  
   邪推かも知れん  

  第四囘  
     その一 四一三
   天下の疑獄として  
   檢證の結果を告ぐ  
   第二の臀肉事件  
     その二 四一八
   艶福か艶禍か  
   戀愛上の眞理はあり  
   檢事の戀愛論も亦聞物  

  第五囘  
     その一 四二四
   花井辯護士の辯論(一)  
   齋藤辯護士の辯論  
   大原辯護士の辯論  
   原田辯護士佐々木辯護士小川辯護士の辯論  
     その二 四二九
   清水檢事の論告  
   義兄を殺害するの決心  
   都築事件  
     その三 四三四
   花井辯護士の辯論(二)  
   可憐なる少年  
   自白の内容如何  
     その四 四三九
   義兄事件は本件の主眼  
   最後の絶叫  
   宣告 四四四
  刑法(明治十三年七月布告第三十六號) 四四九
  刑事訴訟法(明治二十三年十月法律第九十六號) 四五一
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  ジェームス、バックスウエル疑獄事件 一四
  自白は任意に出づるを要す 三二
  刑事訴訟法第六十二條乃至第百七十五條 三五
  自白の證明を爲すに付必要なる條件 四四
  醫學博士呉秀三君の評 九○
  共犯者の自白は證明の要に供すべからず   一六○
  法律は人に惡意なきものと推論す 一六四
  臨終の告白は信用すべし 一八四
  徳富蘆花君の書翰 一八五
  證明の責任 一八五
  古賀廉造君の評 二四四
  伯牛有疾 二六四
  辯護士花井卓藏君に與ふ 四六八
  花井君の近業を讀む 四七七
  法學博士岡田朝太郎君の評 四八○

附録   
  管蠡鈔 四五五
別録   
  獄中之告白 一〜一三九




 目次 完
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