「Hello, I love You」と
「All Day and All of the Night」について

 今回は、「そんなこと今更言われなくても知ってるわい」と怒られそうだけど、ネタ用に大枚をはたいてCDを仕入れてしまったので掲載することにする。これは、タイトルを見ただけで分かる人にはわかってしまうほど、周知のネタらしいのだが、恥ずかしながら不肖ワタクシはついさっきまで知らなかった。慙愧。そのつもりで、お付き合いのほどを。

 ちょっと前まで、マイクロソフトだかのコマーシャルにかかっていた曲が、どうも何かに似ているような気がする。そうだ、ドアーズの"Hello, I love you"だ。よし、次回のこのページのネタにしよう、と思ったまではよかったが、肝心のコマーシャルのほうの曲名演奏者名が分からない。音楽好きの友人や、CM関係のページを探したりして、どうも演奏はキンクスらしいことがわかった。で、CD屋に行ってキンクスのところを見たら、「今、CM放映中の曲収録!」と都合よくポップが貼ってあったので即購入。こっちの曲名は"All Day and All of the Night"だった。

 よし、それではいつもの如く、ミュージックフェアばりに2曲同時にお送りする準備をしようとCDの封を切り、ライナーノーツを見てビックリ。


All Day and All of the Night(1964年10月発売)
リフを中心に作られた典型的キンキー・サウンド。ドアーズの「ハロー・アイ・ラヴ・ユー」(1967年)はこの曲の盗作ではと騒がれたこともあった。

とのこと。なんだ、はるか昔からネタにされていたのか、チクショー。せっかくCD買ったのに。なんだか、「命のもと」を入手しそこねた紋者博士の気分。そうか、キンクスの曲の方が先にあったんですな。キンクスファンの方々、申し訳ない。そういや、キンクスでまっとうに聞いたことがある曲って、"You really got me"ぐらいだもんなぁ。それも、ヴァンヘイレンのカバーを聞いてから後で。ホント、よくものを知らないと恥をかく。いや、失礼をお許しくだされ。

 昔から言われているネタとはいえ、せっかくCDを買ったことだし、一度検証してみるのもまんざら意味がないことではあるまい、というわけで性懲りもなく2曲同時におおくりすることにする。まずは原曲の紹介から。

「All Day and All of the Night」はキーがGとG#の間ぐらい。回転数の異同の為なのか、何なのか分からないが60年代の音源だと、中途半端な音程になっているのはよくあることだ。テンポはBPM=140ぐらい。対して、「Hello, I Love You」はキーがAでテンポはBPM=120といったところ。今回は、より古い曲である、「All Day and All of the Night」に敬意を表して、こちらにあわせることにする。

上で二曲聞けば、もう「似ている」ってのは説明はいらないと思うので、さっそく二曲を適当なところでつないでみた。

いや、本当に似ている。ギターのリフとボーカルの最初のところはそっくりだ。最後に、恒例であるが二曲同時にお送りする。 以上、簡単ではあるが、この二曲の類似度について検証してみた。これでは、はるか昔から、「この曲の盗作ではと騒がれたこともあった。」なんぞと言われてきたのも納得がいこうというものだ。

I.R. & R.P.(a) Mail: s-muraka@mail.t3.rim.or.jp


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