越路吹雪「足にさわった女」と
「花の新婚!カンピュータ作戦」について



 今回紹介するのは、越路吹雪の「足にさわった女」(1952年公開の市川崑監督作品「足にさわった女」の主題歌)と浪速のモーツァルトことキダタロー先生の名曲「花の新婚!カンピュータ作戦」。かたや50年前の邦画の主題歌、かたや関西ローカルのテレビ番組のテーマ曲と、どちらもあんまり一般的には知られていない曲だとは思われるが、ご容赦のほどを。

「足にさわった女」は戦前分も含めて3度映画化されているらしい。 今回素材に使ったのは、1952年の市川崑監督作品(こちらのサイトにあらすじを含めた作品の紹介が掲載されていました)。

という素晴らしいキャスティングのコメディ映画である。特に坂々安古役の山村聡はたまらなく可笑しい。面白いことに、今回素材に使った主題歌は作詞が池部良とクレジットされているのだが、この歌詞がまた妙ちきりんなのだ。

ジャンジャンジャン 首出した
ジャンジャンジャン 誰が来る
どうしましょう イニミニマニモニモー

ジャンジャンジャン 首出した
ジャンジャンジャン 誰が来る
どうしましょう イニミニマニモニモー

ハッハッハッ
バケツを抱えて
裸足で飛んできた
バカなヤツ

ジャンジャンジャン 首出した
ジャンジャンジャン 這い出した
どうしましょう イニミニマニモニモー
「イニミニマニモニモー」って、どこから捻り出したフレーズなんだろうか。洋楽のスキャットでもあまり聞かない文句なんだけど....。また、「バケツを抱えて」云々とあるが、映画の中にはそのような場面はない。うーむ、見れば見るほど不思議な歌詞だ。

 一方の「花の新婚!カンピュータ作戦」だが、関西テレビ制作で、オンエア期間は1978.10.1〜1991.3.31というから、10年以上続いた長寿番組だ。司会者は、今は引退してしまった上岡龍太郎だった。5人の女性陣と6人の男性陣が別々に登場し、芸能人パネラーが彼らにいくつかの質問をして5組の新婚カップルの組み合わせを当てる番組。女性陣へは毎回「夫婦生活」についてのきわどい質問が飛ぶのだが(いかにも関西風)、それに対する解答が質問を上回るきわどさに到達することもしばしば(まったくもって関西風!)。そのあけすけな解答にむしろ夫のほうが顏を赤らめていた(この番組に出る旦那衆って、見るからに「ヤンキー生活から更生しました」っていう感じのリーゼントパーマの若人が目白押しだったなー)

 2年ほど前に「足にさわった女」を見た時から、「主題歌がカンピュータに似ている」と思っていて、早く取り上げたかったのだが、「カンピュータ」の素材が入手できなかったので果たせなかった。7、8年前に「浪速のモーツァルト キダタロー全集」CDが発売されていて、結構巷間の話題となっていたので、「足にさわった女」はともかく、「カンピュータ」は簡単に入手できるだろうと踏んでいたのだが、豈はからんやそうはいかなかったのである。昨年夏頃に購入しようとしたがどこのCD屋にいっても置いてなくて、取り寄せをお願いしたら、版元からは絶版になっているという返答。おいおい、そんなに安易に絶版にするなよ。最近、コピーガードCD発売とか、ネット上のMP3ファイル交換規制強化なぞとキナクサイ話をよく聞くが、販売側であっという間に絶版にしたんじゃ正規に購入しようとしてもできないではないか。逆に、入手困難と思っていた「足にさわった女」のほうは、案外あっさり手に入っていたのである。結局、「カンピュータ」入手待ちで、このネタはしばらく塩漬けになってしまった。幸い、最近になって友人を通じてなんとか「カンピュータ」を入手できたので、日の目を見ることになった次第。  

 テンポとキーは以下の通り。


足にさわった女
BPM=115〜118  キー = B♭
花の新婚!カンピュータ作戦
BPM=108〜110 キー=B♭


 キーが同じだったので転調の必要はなし。テンポは両者の間をとってBPM=110に統一した。

 とりあえず、曲の冒頭部を互いにクロスして連結した。  転調もなしで、これほどつながる曲もひさしぶりだ。もう少し長めにつぎはぎしてみる。 つづいて、恒例2曲同時再生。 ちょっと中間部に難があるようだが、やはりサビのフレーズは極めて相性がいい、というのが今回の結論。


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