第5回定期総会が開かれました

 

 

平成15年5月31日(土)東京都障害者福祉会館にて、第5回定期総会が開催されました。この様子をご報告いたします。PC要約筆記のログの要約を掲載します。

 

真野/秋山さん、そろそろ時間になりますので、1時10分ころから始めます。

 

斉藤/マイクきこえますか?静かにしてください。そろそろ始めたいと思います。みなさん、こんにちは。私は斎藤陽子と申します。総合司会をつとめます。どうぞよろしくお願いします。今日はみなさん、お忙しいところありがとうございます。第5回定期総会を始めます。先ず、本日の総会のため、PC要約筆記をしてくださる方をご紹介いたします。宮下(みやした) あけみさんです。酒寄(さかより) てつやさんです。望主(もちぬし) まさこさんです。富澤(とみざわ) ふみこさんです。どうぞよろしくお願いします。

また、子どもの「子守ボランティア」の方も、別室におられます。

それでは、人工内耳友の会東京支部、宮嶋会長が開会のご挨拶申し上げます。

 

開会の挨拶

宮嶋/皆さん こんにちは。人工内耳友の会東京支部の第5回目の総会に多くの方々のご参列を頂きまして役員一同感謝致しております。

会員数も年々増え活動にも華やかさが加わって参りました。今年も皆さんに喜んでいただける活動にしたいと思っております。

さて、今日の総会の後には「人工内耳の再手術について」の講演を控えております。

虎の門病院から熊川孝三先生、日本コクレアより副社長の渡辺様にご足労をお願い致しました。大変有意義な講演になるものと思います。

講演には会員以外にも遠方からの方々や小児関係の親御さん等で80名を超えた参加者が控えております。

この講演に支障が出ないように総会は速やかに進め終了させたいと思います。

どうぞ皆さんの深い理解とご協力を切にお願い致しまして挨拶と致します。

 

斎藤/次に資格審査です。

331日現在の正会員は、75名で、出席者は、成人「28」名。小児の保護者「3」名。欠席届を提出し、議決権を会長に委任された方、「17」名。計、「65」名です。

正会員の80パーセントで、過半数の出席がありましたので、本総会は成立しております。

なお、懇談会の「再手術の討論」だけを聴講される方は、この総会には関係ありません。

議長を選出いたします。議長に立候補する方、手を上げてください。

立候補なさる方がいないようですから、運営委員の真野守之が議事進行を行います。(拍手)

 

議案審議

真野/ご指名にあずかりました。真野です。これより【議案審議】に入ります。先ず「平成14年度活動報告」を宮嶋会長にお願いします。

 

宮嶋/【平成14年度の活動状況】を報告いたします。

この内容は会報第5号に掲載、詳細は人工内耳友の会東京支部公式ホームページに掲載しております。

1.総会・勉強会・交流会・新年会・広報

平成14年度総会でご承認いただいた実施行事は、皆様のご協力により予定どおり実施できました。

519日に第4回定期総会・懇談会を開催しました。

923日に第4回勉強会を開催しました。

勉強会のテーマは、「アダプタと装備品」について、鞄本コクレアの甘佐(あまさ)さんに説明していただき、活発な質疑応答がありました。

また、携帯電話について、ドコモ田町店のご好意で、実際に携帯電話を使い試聴し、熱気に満ちた勉強会でした。

◆野外交流会は、1025日(金)開催しました。国会議事堂参観と日比谷公園散策の一日を楽しみました。調度品がすごい応接室に入り記念撮影。1階から4階まで吹き抜けの中央広間は、奈良の法隆寺五重塔がすっぽり入る高さだそうです。一旦外へ出て、議事堂をバックに記念撮影。楽しいひと時を過ごしました。

◆新年会は、118日(土)和食の店木曽路上野店で開催しました。当日になったら30名のお申込をいただき、過去最多の人数になりました。70代の人、20代の人が入り混じった、年齢差を跳ね除けて、左右前後、席を移動してお互いにビールを勧め合い、手話交じりの会話に花を咲かせ、消息や聞え具合の情報交換と話題は尽きませんでした。

人工内耳の人と人がこのように会して話し合うということは、リハビリのひとつの形としては、最善で大切ではないと思います。

◆広報活動として不定期ですが、会報を2回発行しました。

◆小児部、714日講演会、練馬区役所。114日、小児遠足、新宿御苑。

2.運営委員会

◆運営委員会は、平成14421日開催。平成153月1日開催。運営委員回報 平成14618日、75日、97日、920日。平成15223 日、310日、稟議。

3.本部及び近県支部との連携活動

榎本悦子・斎藤陽子各運営委員はじめ会員が、近隣支部の行事に積極的に参加しました。[ACITA]本部会報発送作業に協力しました。

また、「八王子いちょう祭り」、「六義園枝垂れ桜」その他を有志で開催しました。

以上の通りでございます。会場(拍手)

真野/何かご質問ございませんか。よろしいですか?

ご質問がないようなので、皆さん拍手をお願いします。(拍手)

どうも、ありがとうございました。

次に「平成14年収支決算報告」を宮嶋会長にお願いします。

宮嶋/平成14年度収支決算報告書の科目、平成15年3月31日までです。適用ははぶきますので、数字だけを読み上げます。照らし合わせながら、お聞きになってください。平成14年度収支決算報告書の科目、決算額を説明します。

【収入】

1.会費、現年度 76,000円。2.参加費 51,800円。3.助成金 27,500円。4.雑収入 2円。5.積立金 3,0000円。6.預り金 2,000円。7.寄付金 24,127円。8.現金 繰越 5,797円。9.郵便貯金 68,562円。10.合計 285,788円。

【支出】

11.事務費 32,861円。12.通信費 19,510円。13.情報保障費 20,000円。14.会議費 0円。15.交通費 11,000円。16.交際費 4,000円。17.雑費 57,989円。18.預り金 12,000円。19.積立金 30,000円。20.現金 繰越金 17,064円。21.郵便貯金等 81,364円。合計 285,788円。

平成1441平成15331日。上記の通り報告いたします。人工内耳友の会東京支部、会長:宮嶋建二。

 

真野/宮嶋会長からの収支決算報告に関して、ご質問をお願いします。ご質問がないようなので、皆さん拍手をお願いします。(拍手)どうも、ありがとうございました。

 

次に【平成14年度会計監査報告】を、小野監査委員にお願いします。

小野/よろしくお願いします。平成14年度上記決算について、監査の結果適正であることを認めます。平成15525日。人工内耳友の会東京支部、監査:小野太助。(拍手)

 

真野/何かご質問ございませんか。よろしいですか?ご質問がないようなので、皆さん拍手をお願いします。(拍手)どうも、ありがとうございました。

 

次に【平成15年度役員改選案】を、吉田事務局長にお願いします。

 

吉田/みなさん、こんにちは。吉田です。

【人工内耳友の会東京支部役員改選】

(議案)平成14年度の役員(相談役・運営委員・監査委員・小児部運営委員)は、次の通りです。

相談役:奥村良文

1.会長:宮嶋建二。2.副会長:榎本悦子。3.事務局長:吉田宥之。()運営委員(会計):吉田宥之。4.運営委員(広報):斎藤隆雄。5.運営委員(総務):斎藤陽子。6.運営委員(庶務):安藤幸子。7.運営委員:秋山保子。8.運営委員:真野守之。9.運営委員:井出守。10.運営委員:高橋しま子。11.監査委員:小野太助。12.運営委員(小児):真島博子。13.運営委員(小児):粕谷康恵。14.運営委員(小児):小澤洋子。15.運営委員(小児):福田詔子。

 

平成15年度から2年間、引継いで留任をお願いしたいのでご承認願います。会員の増加に伴い、役員を増員したいので、ご立候補をお願いします。 どなたかいらっしゃいませんか?吉田欣司郎さんですね。よろしくお願いします。吉田欣司郎さんが運営委員に立候補いただきました。そして、今までの運営委員方、前へお願いします。

運営委員の方を紹介します。最初に相談役の奥村さんです。どうぞよろしくお願いします。

奥村/奥村です。(拍手)よろしくお願いします。

会長の宮嶋さんです。

宮嶋です。よろしくお願いします。榎本です。事務局長の吉田です。広報の斎藤隆雄です。斎藤陽子さんです。安藤幸子さんです。秋山です。真野守之です。井出守です。高橋しま子です。監査の小野太助です。

真島です。よろしくお願いします。小児の小澤洋子です。粕谷です。よろしくお願いします。

司会/役員のご承認をお願いいたします。拍手をお願い致します。(拍手)ありがとうございます。また、役員の任務分掌については後日開催の役員会にて決定します。15年度役員承認どうもありがとうございました。

 

司会/次に【平成15年度活動計画案】を、宮嶋会長にお願いします。

 

宮嶋/【平成15年度 事業活動()

平成15年度の事業活動案を提出いたします。

 

【1.総会・勉強会・交流会・新年会・広報】

平成15年度も平成14年度の活動内容を継承したいと思います。14年度から、小児部会が発足しました。これらの行事を予定どおり実施するために、皆様のご協力をお願いいたします。

◆本日、第5回定期総会・懇談会、交流会を開催。

◆9月に「第6回勉強会」を開催します。今年もさわやかな陽気の9月に開催したいと思います。テーマは未定ですが、有意義な勉強会になるよう計画いたします。

◆野外交流会は、11月の秋空を楽しむ行楽を計画したいと思います。

◆新年会は、14年度同様、酒食付きで、開催したいと思います。毎年会場の選定に苦労していますので、会員の皆さんも、ぜひ雰囲気のよいお店をご紹介頂きたいと思います。

◆広報活動として、充実した会報を5月(発行済み)、9月、1月、発行したいと思います。

◆小児部会は、7月勉強会:三田の東京都障害者福祉会館。秋:遠足(ぶどう狩り)12月中旬:クリスマス会を予定しています。

【2.運営委員会】

◆運営委員会は、新年度の活動について2回ほど開催したいと思います。この外必要に応じ、運営委員回報で打ち合わせを行います。

【3.ACITA近隣地域支部行事の参加】

榎本悦子運営委員は、千葉、埼玉を担当。斎藤陽子運営委員は、神奈川を担当。各会員も積極的に近隣地域支部の行事等にご参加をお願いいたします。[ACITA]本部会報発送作業に協力。また、有志サークル活動にもご参加ください。以上の通りでございます。(拍手)

 

真野/何かご質問ございませんか。ありましたらどうぞ。よろしいですね?

ご質問がないようなので、皆さん拍手をお願いします。拍手おねがいします。どうも、ありがとうございました。

次に【平成15年度収支予算案】を、宮嶋会長にお願いします。

 

宮嶋/平成15年度収支予算案の科目、予算額を説明します。平成15年3月31日までです。

平成1541日から平成16年3月31日までです。

よみあげます。平成15年度収支予算案の科目、予算額を説明します。

【収入】

1.会費、現年度 77,000円。2.参加費 22,500円。3.助成金 27,500円。4.雑収入 572円。5.積立金 30,000円。6.預り金 2,000円。7.寄付金 20,000円。8.現金 繰越 17,064円。9.郵便貯金 81,364円。10.合計 278,000円。

【支出】

11.事務費 30,000円。12.通信費 10,000円。13.情報保障費 40,000円。14.会議費 2,000円。15.交通費 12,000円。16.交際費 15,000円。17.雑費 50,000円。18.記念事業費 30,000円。19.会報費 75,000円。20.予備費 14,000円。合計 278,000円。平成15531日。上記の通り予算案を提出いたします

人工内耳友の会東京支部、会長:宮嶋建二。(拍手)

 

真野/何かご質問ございませんか。ただいまの予算案について。よろしいですか。

会場/小泉です。参加費は半額以下になったんですか?参加する人数が減るという想像の上で、22500円という数字をつけられたんでしょうか。

司会/会長から。お答えいたします。

宮嶋/この参加費につきましては、

減るとも増えるともわからないんです。正直なところ。そこで、おおよその数字で予算の場合は組み立てておりますので、絶対にという形にはいかないと思いますが、大体このくらいのところで承認していただいてもらいたいと思うんですが、いかがでしょうか。だいたいの線でやっていますから、このへんは。

会場/はい。文句を言いに来たわけではないけど、今の会長の答弁については、腹立たしさを感じますので、あえて一言。おおざっぱに組んでいる予算を総会に提出したことに対して、会長その他役員の責任はいかがなものかと思います。ハッキリとした答弁をしてもらわないと全部おおざっぱにやっている感じが。

雑費の5万円は多すぎると思います。経費からしておおざっぱな感じがします。言葉をすっぱりと考えて言ってもらいたい。だめだとかいっているんではなくて。こういう席でそういう答弁が通るとは思わない言葉だと思います。以上です。

宮嶋/おおざっぱという言葉が気に入らないということであれば、差し控えますが、予算案はあくまでも未定のものを想定して組み立てています。そのために前年度の行事、その他、詳しくみなさんに報告して、先ほどもご承認をいただきました。そういうことで、又来年も、今年、こういう予定で組みましても、実際に動く形は多少かわってくるのが当たり前だと思う。

そのときに詳しくみなさんの納得いくような形で報告をしてご承認をいただいていく、こういう形で進めていかないと、ちょっと運営委員としてもやりくりが付かないと言うことも出てくるので、「だいたい」ということばがお気にさわりのようなら訂正しますので、言い換えましたような形でご承認いただきたいと思いますがいかがでしょうか?

司会/他にご質問は?よろしいでしょうか。

平成15年度の収支予算案を決定に変えます。拍手お願いします。承認いただきましてありがとうございます。

これで、すべての議案が、可決・承認されました。どうもありがとうございました。(拍手)

斉藤/以上をもちまして、総会を終了させていただき、議長を解任します。

それでは、人工内耳友の会東京支部、榎本副会長が閉会のご挨拶申し上げます。

 

閉会の挨拶

榎本/皆さん、こんにちは。

台風はそれましたが、雨で蒸し暑い中、ご苦労様でした。これからの時期は湿気や汗で声がくぐもって聴こえが悪くなってきますが、みなさんはどうでしょう。手術してから7年、私も11であいての顔を見ながらなら大体はわかりますが、健聴の人が横に並んでしゃべりかけられてもちょっと無理です。

もう部品も古くなってくるし、そろそろ分解掃除みたいのもしたいし新しい機械が出たら買いたいとも思っていますが、お金がちょっと、いっぱいあればいいと思うこのごろです。そこで、この春から福祉で区からいただいているお金がひと月に16000円あるから、それを耳のためだけに使ったらどうかと思って別に分けて通帳を作りました。もっと早くはじめていればよかったと今思っています。

会報誌などを見ると、みなさん、音入れ後すぐ会話もOK、電話もOK歌もまあまあ大丈夫なんて話を聞くと、もううらやましくて仕方がありません。

でも、人工内耳には限界があります。それが私の人工内耳の限界だと思って、現実に受け止めてこれから皆さんとご一緒にいろいろ勉強したり、励まし合ったり少しでも聞こえが良くなるようにしなければと思っています。

がんばりますからよろしくお願い致します。(拍手)

司会/ありがとうございました。本日、人工内耳友の会[ACITA]本部の小木会長がご出席いただきましたので、ご祝辞をいただきます。小木会長、よろしくお願いいたします。

小木会長のご挨拶

小木/遅れてしまってすみません。

横浜から向こうが大雨で、電車が今止まっています。それで走ってきました。というのは嘘で遅れてしまいました。すみません。

こんにちは。人工内耳友の会[ACITA](あした)の会長を務めております、小木(おぎ)と申します。どうぞよろしくお願い致します。いつも、1番汚い格好をしていてすみません。[ACITA]の運営にいろいろご協力頂き、ありがとうございます。また、本日の総会の貴重な時間に、ご挨拶の指名を頂き感謝致します。

さて、春には認可が出そうと言われていました、N24の新耳掛け型、クラリオンの耳掛け型、メドエル社(オーストリア)の人工内耳システムなどの承認が未だ出ません。これは、「人工内耳と髄膜炎」の件もあり、より、慎重に審議しているのかも知れません。

昨年末で特別価格が終わりました、N22耳掛け型は、650人ほどの方が購入したようです。この会場にも沢山の装用者がおりますが、聞き取りの具合は、いかがですか。

装用期間100日頃は、スペクトラの聞こえを100にして、耳掛け型の聞こえは7080と言う方が多かったのですが、装用経験を重ねた300日頃の、180名の回答では、20250の方がおりました。平均では、90弱にアップして来ていて、良かったと思います。詳しくは実態調査Vをご覧下さい。

新しい話題の再生医療は、新聞記事では「有毛細胞の再生をネズミの実験で成功し、5年後の臨床試験を目指したい」とありました。また、人工内耳のメーカーでは、全埋め込み型を開発中のようですから、近い将来には日本にも登場するものと思います。

それから、人工内耳業界の団体として、「人工内耳連絡協議会」を計画しているということも耳にしております。これには、企業事情優先で、装用者が不利益にならないよう、皆で見張りをしなければなりません。

午後には「再手術」の講演がありますが、これは、いつもよりしっかり聞いて納得し、心配の種を増やさないようにして欲しいものと願っております。それから713日に、横浜のJR石川町駅近くの「エルプラザ」で、人工内耳の説明会を開きます。概要は会報No.6115ページの通りです。近隣の方にPRをお願いします。ご清聴ありがとうございます。(拍手)

 

斎藤/ありがとうございました。では、ここで30分間休憩し、お茶の時間です。名古屋からおいでの坂井さんのフラダンスをお楽しみください。

 

真野/1部をこれで終了します。これから休憩を30分でお茶を楽しんでください。

間にお目汚しのフラダンスが入りますので、よろしくお願いします。

開始は2時25分です。

 

真野/お茶はよろしいですか?20分になりましたので、椅子に座ってください。25分からはじめます。席についていただきますよう、よろしくお願いします。きこえの調子はいかがですか?大きいですか?ちょうどいいですか?秋山さん。はーい!聞こえはどうですか?OK(とサイン)。

 

以上が総会の要約ログであります。(文責 吉田宥之)

 

 

講演会「再手術討論」

 

 

 

 

真野/それでは、これから懇談会に移ります。先ず懇談会第1部「再手術討論」です。本日は雨の中、あつまっていただいてありがとうございました。時間があまりないので、スグにはじめます。

まずはおはなししていただけるおふた方をご紹介します。

はじめに、東京都港区の虎の門病院耳鼻咽喉科医長の熊川先生です。次に鞄本コクレア:渡辺副社長、さんです。

そのあとに、こちらに何人か、再手術を経験されている人がいらっしゃいますので、のちほどお話を伺います。

尚、質問の時間を最後にもうけてありますので、お話をきいたうえで質問をまとめていただければと思います。

失礼しました。日本コクレア社の副社長、渡辺さんからです。

 

渡辺/みなさん、こんにちは。よろしくお願いします。渡辺です。今日はコクレア社の本社と日本、両方あるのですが、持っているデータで、おだしできる物について、お見せします。この中には、再手術の例の、全体的な原因などを含めております。

個別の問題は熊川先生からお話していただけると思いますので、私は、まとまったデータをお話します。

宮嶋:ありがとうございました。熊川先生の話をお願いします。

 

司会/今のお話。みなさん、わかりましたか?わからないところは最後の質問タイムで、じっくり質問してください。納得して帰ってください。

熊川先生おい願いします。

 

熊川/虎ノ門病院の熊川です。今日はいろんなところで講演した中で、こんなにみんなのまなざしが真剣なのは初めてです。私もチョット、緊張しています。そのぐらい、みなさん、非常に心配なことだと、ひしひしと伝わってきますので、今日は本当であれば、あまり、こう、だしにくいデータも惜しみなくだします。そして、いかにきちんと、私たちが対応しないといけないかを、おわかりいただけるようにします。

皆さんの気持ちをこういうことですよね?代弁すれば、1回の手術ですむとおもっていた。でも、再手術なんか必要なの?とほとんどのかたはこういう心境でしょう。一生もつだろうと、思っていた。

でも皆さんが持っているコンピュータで一生もつものがあるでしょうか?

これは難しいです。

人工内耳も、一種のコンピュータですから、でも、内部のコンピュータで比較的単純な回路だけ。それほどノート型パソコンほどは壊れません。

 

会場:(拍手)

司会/ありがとうございました。

熊川/熱をいれすぎたかな?

 

(以上が講演会の報告です。文責 吉田宥之)