第4回勉強会の記録



斉藤/会場の皆さん、こんにちは。私はこの勉強会の司会を担当させていただく、運営委員の斉藤陽子と申します。今日は休日ですが、コクレア様。NTTドコモショップ田町店さま、PC要約筆記の皆様、勉強会にご協力いただき心よりお礼申し上げます。それでは、「第4回勉強会」を開会いたします。東京支部会長:宮嶋さん、開会の挨拶をお願いいたします。

宮嶋/みなさん、こんにちは。連休のさなか勉強会に参加していただき、ありがとうございます。今日は、テーマが2つ。一つは、コクレアさんから、アダプタなど、装備品のことについて、甘佐さんから説明していただきます。もう1つは、現代社会に不可欠になってきた、携帯電話。これについて、ドコモショップの方に、詳しく説明をしていただく予定です。何か、聞きたいことがあるようでしたら、質問のメモ用紙が、後ろですよね、吉田さん。後ろに質問のメモ用紙があるので、書き留めておいて、後で聞いてください。あとは、難しいお話はやめて、今日は、要約筆記の方は、宮下さんはじめ、はじめ、4名さん。宮下さんから紹介していただきます。

宮下/みなさんこんにちは。本日、PC要約筆記の担当を者を紹介します。酒寄さんです。望主(もちぬし)さん。三木さんです。宮下です。4名です。よろしくお願いします。
宮嶋/ありがとうございます。今日は一日忙しい思いをさせますが、よろしくお願いします。コクレアからは、おなじみの甘佐(あまさ)さん。

甘佐/皆さん、こんにちは。コクレア社の甘佐です。このあと、お話ししますので。

宮嶋/もう一方、真島さん、いる?いるね。今回から今日、真島さん、初めてですよね。小児部として。東京の会でも、小児部が立ち上がりましたので、そちらの方の担当を、真島りんちゃんのお母さんが受け持ってくれます。一言、自己紹介を。

真島/小児部の取りまとめをしてます、真島りんの母です。こんにちは。東京も子どもの人工内耳が増えていますので、東京支部として、小児部会ができました。私が取りまとめとして、引き受けています。真島凛(りん)の母です。今日は小児部の母としては、後ろにいますが、7人参加しています。(後ろで立っています。)子供たちは学芸大の教授の好意で、学生さんが保育をしてくださっています。東海支部の事務局長の水口さんのお嬢さんも来て下さっています。試聴の時は、子どもも連れてきます。子供と言うのはうるさいので、末永く仲良くしてください。
宮嶋/小児部のことについては、真島さんの方に、お聞きしたり、問合せしてみてください。それでは、、一応これで私のお喋りをおわりにします。次に移りましょう。今日は宜しくお願いします。

斉藤/ありがとうございました。お願いがあります。皆さんが発言される時は、はじめにお名前を言っていただくよう、お願いします。
これから、2時10分まで、日本コクレアの甘佐(あまさ)様に、コクレア人工内耳の機器について、普段疑問に思っていること、使い方など、質問し、お答えいただきます。また、「電話アダプタの試聴」もお願いします。それでは甘佐様、よろしくお願いいたします。

甘佐/こんにちは。コクレア社の甘佐です。今日のプログラムですが、人工内耳機器と質疑応答と、二つの話です。電話アダプタの話と、その前によくいただくご質問として、人工内耳の人が携帯電話を使っていいかということ。これは心配しないでください。どんどんトライしてください。
では最初に、ニュークレアス24と書いていますが、ここの続きの話をします。皆様の中にはニュークレアス22を略してN22。人工内耳はN22が最初に出まして、2000年1月からN24というのが使われてまいりました。皆様お使いのスピーチプロセッサ、いろいろな種類があります。MSPというもの、スペクトラというもの。これがN22の方が付けてられるスピーチプロセッサです。N24になってスプリントというのとエスプリというのがでてまいりました。唯一エスプリが耳掛け型のもので他のものは、ハコ型と呼ばれています。去年の夏、N22の型の耳掛け型のスピーチプロセッサがでました。これにESPrit24と。たくさんの種類のスピーチプロセッサがあります。私はどの機械かなということも自分で知っておいて使って下さい。最初に、電話アダプタの話をします。皆さん宛の耳より通信。電話アダプタのご案内が届いていると思いますが、電話アダプタとは何か?電話をよりよく使いこなすための機械です。実際にはこういうものです。カタログのなかにいろいろ書いてあります。現実問題、ご家庭の電話を想定してください。電話を聞くときに、電話とアダプタを使ってスピーチプロセッサに直接電話の音を入力します。
実際には、このような形で電話と電話アダプタをうまく接続すればいいんです。これは説明よりも、後で実際に触って接続してもらうのがよいと思います。後で触ってください。一応、こちらの方にセットしてありますので後で使えます。
電話アダプタをご紹介しますが、皆様からのご質問をご紹介します。電話アダプタを使っても聞き取りは飛躍的に良くなるわけではありません。ご理解ください。もうひとつ。耳掛けのかたからのご質問です。
電話アダプタと耳掛け型のスピーチプロセッサが接続できないという質問があります。これが耳掛け型スピーチプロセッサの普通の状態です。他の付属品を使うとき耳掛け型の場合、もうひとつこういうものが入っています。これのカバーの予備と思っているかたがいらっしゃるようで、裏に穴がついています。電話アダプタの時もそうですが、たとえば他の付属品を使うときには、これをつないでやるということを知らないで電話アダプタを使えないという質問を受けることがあります。

坂井/予備だと思ってました!

甘佐/この会場の中にも予備だと思っている方がいました。本当にたくさんいらっしゃるようなので今後は注意してください。電話アダプタについてはこれくらいですが、それ以外のことで、ご質問があればお受けいたします。

坂井/今、甘佐さんから、予備のアダプタのケースカバーを始めて教えていただきました。それで、これから電話をかける場合が多い人は、そのケースカバーをはめたまま、使いますか?

甘佐/これが普通の状態です。これが、アダプタをつけた状態です。たとえば、何かをつなぐ時には、こういう形になります。また、別な物もつないでみました。今日持っている方は、この後つないでみてください。分からなければ、休憩時間に個別に対応します。まだ試聴がはじまったわけではないのですが、つなぎ方が分からない方、ここで実演をしましたが、このような形でつないでいます。
もちろん、今、この電話では、実際の電話ではありませんから、聞こえるわけではありませんが、イメージとしてこういう形でつないでいただきます。もちろん今は聴こえない。この電話は、ニセモノだから。
会場/一生懸命聞いていた。(笑)まだつないでないんだって。

甘佐/電話に関しては、あとで試聴してみましょう。百聞は一見にしかずですから。

土屋/神奈川からまいりました、土屋です。今日はありがとうございます。つなぎ方ではないのですが、オーディオカバーのことで、疑問に思っている事があるので、教えていただきたいんです。オーディオカバーと電池カバーと二つありますよね。私思うのですが、何のために2つあるの?オーディオカバーを常時使うと、支障があるから、電池カバーを作ったのか。まぎらわしいですよね。何か理由があって2つ作っていると思うので、それを教えて下さい。

甘佐/そうですよね。非常にいい質問だと思います。質問はくりかえしません。これが普通の電池カバーです。これで、外部の機器を接続しようとすると、接続する端子がないんですね。こちらに。それで、接続用端子付き電池カバーと、考えて下さい。これで一つでようが足りるという意見もあると思いますが、これで、常にこういう状態で使ってもらっても構いませんので、このときに、何かを使うときに、差したり抜いたりすればいいと言う事も。

土屋/今も、入れてないです。

甘佐/ただ、やっぱりこの電池カバーだけの方が非常に小さくてコンパクトだというところもあると思います。人それぞれです。使い方に関しては。ですから、どっちを使ってもこれで使っていただく。構いません。これで使っていただく。外部機器と接続するときには、これで付け替えて使ってください。

土屋/いつもオーディオカバーをつかっていればカバーをいちいち取り替えないで、Tコイルなどは差し込むだけでいいですよね?普通の電池カバーではTコイル使っているときはなんでカバーが2つあるのか。Tコイルのプラグが常に空いているとほこりがたまるから電池カバーがあるのか?特に意味ないんですね?分りました。

甘佐/特に意味はないです。

(事務局:注 オーディオカバーと電池カバーは、価額が違います。オーディオカバーは高額なので日常は電池カバーの使用をお勧めします。)

真島/小児部の真島です。試聴機を借りました。質問2つあります。買うときにスピーチプロセッサの種類を確認してくださいといわれ、うちはN22のスペクトラですが、もしエスプリをかったら接続が使えなくなるんでしょうか。FMを使うときのようなミキシング効果がないので、私の声がきこえないのに、相手の声を良く聞こえるのですが、親が話しかけたい場合に私の声が聞こえないので子供が自分の声が修正できないので、それが不満なのですが今後改良されますでしょうか?
あと、それ以外の質問ですが、N22のスペクトラで手術の時にアクセサリーキットが付かなかった世代です。ラベルマイクも実費で買いました。N24のときの人は手術のときに素敵なプレゼントを貰えているようです。去年東大で勉強会がありました。18000円もするケーブルをテレビとかステレオとかじかにコンセントを使うものの電源を使えると聞き、とっても買いたかったのですが、18000円もして買えなかった。N22の人は付録でもらえなかったので安くしてくれないかな?と思いました。試聴機もないと言われるんです。割引も試聴機もなくてこどもが使えるかも分からず、この点どうにかして貰えないでしょうか。

甘佐/非常にいいご意見ですね。皆様のおっしゃるとおりです。しかし、ここで今からどうのこうのという答えは出来ません。今日の声は持って帰ります。がんばってみます。それ以上のことは言えません。責任ある発言ということで、社内でご意見として承ります。それから最初の質問についてです。スペクトラで買って、携帯型を買ったときに新たに必要かという質問です。申し訳ないのですが、新たに必要になります。相性がそれぞれあって、本社の答えはそうです。ミキシングの問題です。この問題は何かいい方法があるかどうか。現段階ではありませんが、持ち帰らせていただきます。後日回答いたします。

斎藤/質問はございませんか。

吉田(欣)/N22を使っている吉田です。アダプタの差込がコクレアさんは特殊ですよね?このアダプタはコクレアさんでしか買えないのですか?

甘佐/そうですね。

吉田(欣)/わかりました。

斎藤/質問ありますか。

菅野/耳掛け式を使っています。今年の2月に手術をしたばかりです。時々音声がとぎれます。電池を交換したばかりでも。病院の先生は感度が低いとき止まりやすいということでときどき止まってしまって後で動かしたりすると聞き取りやすくなる。(2〜3にする。)どうして音がとぎれるのか疑問です。汗をかいたりするとボタン(事務局:注 調節ダイヤル)の部分が動いてしまうのでしょうか?髪の形の問題もありますか。よろしくお願いします。

甘佐/音のとぎれの問題ですが、髪の形は関係ありません。あと、音がとぎれる原因はたくさんあります。汗を私のようにかく人は、汗が少しはいっただけでとぎれます。菅野さんの場合は、これは病院の先生によくご相談いただけないでしょうか?機械の故障なのかいまここでは…。

菅野/問題が起こりましたときは、最初に病院に行き、それから、コクレアさんに相談と言う形になるのでしょうか?

甘佐/この問題にお答えします。皆さん、聞こえがある日異常があったと。こういう場合には、色んな事が考えられます。一つは、機械が故障している場合。スピーチプロセッサなど。あと、マップを調整すればきこえるなど、色々ありますので、問題があったときは、まず手術を受けた病院に行き、原因が何かを見極めていただきたい。その上で、機械がおかしければ、当社で満足いただくまで修理します。

坂井/菅野さんの聞こえのことで、時々、音が途切れたり、聞こえたりする話でした。私も似たことがありましたので、はずして、ここをふいてみました。浮いていました。パチンと音がして、はまりました。そして、セットして、掛けて、音を入れたら、直りました。1日、自分の声も聴こえません。その時は、にわかにどうしていいか分からないので、コクレアさんや病院に連絡するのも、時間がないというときに、切羽詰って、そこまでやってみましたら、なおりました。ご参考までに。

齋藤/どうもありがとうございました。質問はございませんか?

宮嶋/音が途切れる問題は、甘佐さんからも説明いただきましたが、原因はたくさんありますから、コンセント差込がさびていたとか、緩かったとか、坂井さんのように、差込が悪かったとか、汗が入ったとか、様々で、人様々で、病院にいって、先生がコクレアさんに機械を見ていただいた方がいいとなれば、点検をお願いするという形が一番良いかと思います。
それと、今日、アダプタの事とか、甘佐さんにお話いただきましたが、アダプタを使って電話の音声を聞き取る。これ、実際に使う以前の心構えというのが大切です。電話を、アダプタを使って実際に聞き取る前に、一番大事なのは、まず、気持ちを落ち着ける事。あせらない。気持ちを落ち着けて、そして、気持ちを聞き取ろうという気持ち、しっかり持って、健常の人でいうなら、「聞き耳をたてる」そういう気持ちで電話の向こうにいる人を思って、電話の声に神経を向ける。そうすると、聞こえ方は、随分違う。私も、仕事の関係上、電話を日常茶飯事といっていいほど、受けています。その時、人にはいうものの、お客さんの言葉が聞き取りにくいと気持ちが焦ってしまうんですよね。そうすると、余計に聞き取りにくくなります。そこで、一呼吸おいて、気持ちを落ち着ける。そして、相手の話している人のことを思い浮かべるような気持ちを持って耳を傾けると、だんだん、聞こえてくるんです。ですから、事務局長の吉田さんの奥さんとは、忙しいときは、ほとんど、電話ですませます。FAXでなくて。最初、奥さんの声、「ん?」と思うぐらい聞き取れない。でも、集中すると、倍くらいに聞こえるようになります。聞こえなくて当たり前なので、少し開き直って、気持ちを楽にして、そして電話受けてもらうと、甘佐さんが説明してくれたアダプタ。相当無意識で使うよりも効果が出ると思います。もし買い求めた人はチャレンジしてもらって、いい聞き取りをしてもらいたい。

齋藤/ありがとうございました。質問はございませんか?

山本/97年に手術しました。5年目です。山本です。途中できこえなくなるという話でしたが、私の場合はN22スペクトラ、古いやつです。この送信コイルが、5年前に3年間は一度も故障しなかったけどこのところ4,5回きれちゃっています。パチンという音が耳にはいり、突然聞こえなくなった。いろいろさわっていると聞こえるようになります。またパチンという音がして最初のうちは2,3日おきに。だんだん間隔がつまってきました。虎ノ門にお世話になっていますが、通ってみてもらって、これ自体が悪いと思って、FAXやりとりで苦労しました。最終的に他の送信コイルを取り替えてみたらなおりました。自分では3,4年大丈夫と思ったけど、何かの拍子に切れるということがあるんですね。先ほどの方も接触不良という感じがありましたが、自分で予備を。古いのも持っておいて、何かのときは念のために使ってみると言うのも手っ取り早いテスト法ではないかと思います。当時は3年間はあらっぽく使っても切れなかったのが、ここ1年くらい、つぎつぎに。クリップでここをとめていますが、その辺りにつっぱり、ひっぱりがはいります。そういう形に線切れしちゃうんですが、コイルが3本のうち1本がきれるのが多い。荒っぽい訳じゃないのですが、品質改良され、経済的なコストダウンをされたのかを聞きたいです。特に同じだったらかまいません。

甘佐/ケーブルの強さに関しての改良というのはされてないです。ただ、信号を安定に送る改良は何年か前にされています。それとケーブル短いケーブル、長いケーブル、寿命ですが、ひとによって、使い方によって大人、子供によって違います。一概に何ヶ月とはいえませんが、平均的には6ヶ月から1年です。普通の型の場合。子供さんはもっと早いかと思います。3ヶ月ぐらいで変える方もいます。運動量によってケーブルへの負担が変わります。それから、古いケーブルを予備にもつということですが、どうでしょうね。会社の方ではあまりおすすめはしませんね。もし予備をお持ちになるなら、新しいのを持ってください。確かに古いケーブルをお持ちの方いらっしゃいますが、どれがきこえて、どれがきこえないのかわからなくなりますから古いものは捨てた方が、何かのときに安心です。

斉藤/ありがとうございました。そろそろ時間になりましたので、20分休憩にします。お茶の準備をしましたのでご利用ください。

甘佐/休憩時間を利用して、視聴しますか?試聴はこちらの方に、携帯型の電話アダプタをセットしています。あとで隣の部屋に耳掛け型のアダプタをセットしています。最初に携帯型の方、やりましょう。私が他のところから電話しますので電話がなったらでてください。携帯型が終わった時点で。変更します!耳掛け型に変えます。最初に携帯型の方、次に耳掛け型のかた。こういう形で休憩時間を利用して視聴します。

斉藤/休憩時にはパソコン要約筆記はありません。

宮嶋/このあと、休憩時間内はパソコンの方にはお休みしていただきます。その間はパソコンの要約はありませんので了承してください。

斎藤/休憩時間中に名古屋の坂井さんがフラダンスを披露してくださいます。お楽しみください。休憩時間に写真をとりますので、全員あがってください。
始まりは2時20分です。

【2:20、再開します。】

齋藤/お茶の時間が終わりました。坂井さんありがとうございました。
それではこれから、4時20分まで、携帯電話について、NTTドコモショップ田町店の福田様に、いろいろご説明や、実際の使い方についてアドバイスを頂きます。
通話料は田町店がご負担くださるそうですから、どんどんお試しください。田町店の福田様、よろしくお願いいたします。

真野/みなさん、こんにちわ。よろしいでしょうか?まず、初めに、ドコモ田町店のお手伝いをしていただく方をご紹介します。福田さんです。鳥越さんです。
お二人にお手伝いをいただきます。
その前に、私が今回のことで、少し知りえたことを、お話します。今日お集まりの方で、携帯電話を既に使っていらっしゃる方、いらっしゃいますか?あまりいないようですね。過去に携帯電話を使おうと思ったが、いろいろな理由で断念された方もいらっしゃいますか?
いらっしゃいますね。そういう方には、多分、役に立つと思います。
携帯電話というのは、耳が不自由でも、今は十分にコミュニケーションのツールの1つとして役立つ形になっています。音声は当然ですが、メールという文字による通信と言いますが、おたがいのコミュニケーションを図る方法があります。携帯電話と人工内耳について知りえたことをお話します。
私自身も誤解していたのですが、雑音の問題ですが、携帯電話を使うと、雑音がする、それで、使用をあきらめていた人が多いと思います。雑音というのは、私は要するに、コイルからインプラントにデータを送信する時に、電波を使っていますね。そこで、携帯電話の電波がインプラントとコイルとの間の送信を邪魔するんだと私は思っていました。ところが違ったんです。本当の理由と言うか、分かったことは、マイクロフォンに携帯電話の電波が干渉するんだそうです。
つまり、耳かけのマイクロフォンに携帯電話の高周波が入り込むことによって、マップの状態によって、聴こえる周波数と干渉して雑音が発生する、と言う事らしいです。

宮嶋/干渉という言葉が、その言葉を理解できない人がいるとおもうので、分かりやすい言葉でお願いします。

真野/私も実は、干渉の意味がわからないのですが、要するに、携帯電話の高周波、電波、それがマイクロホンに電波が悪影響を及ぼす、要素がある。

宮嶋/それを「干渉」というわけね。

真野/そうです。影響を与えると、私は理解しています。難しいですか?説明も難しいのですが。
ここまで、なかなかつかみにくいですか?また後で、質問の時に、答えますので、進みます。ここで、それぞれのいわゆるN24、N22,MSP、それぞれの機器に対するいわゆる雑音の問題。まず初めに、N24がマイクのフィールド効果がとても高く作られています。ですから雑音が起きる割合が、少ない。これは、人工内耳の機械と携帯電話の電波が問題になって、雑音が起きるのではない。マイクロフォンと携帯電話の関係ということを一度頭にいれてもらって、マイクロフォンのシールド効果がN24は始めから高い。N22はどうか?MSPはどうか?今はマイクロフォンでは問題がなくなっています。古いマイクロフォンの場合はシールド効果が低いのですが、新しいマイクロフォンはN22で使うマイクであろうとMSPであろうとシールド効果を高く作ってあります。ですから、古い人工内耳だからといって携帯電話をあきらめる理由はないです。それと、さきほどの資料、こちらの資料を見てもわからないかと思いますが、見ていただきたいのですが。これは厚生労働省が発表している医薬品、医療用具等、安全性情報179号というのがあります。そのなかから抜粋した表です。そのなかで心臓ペースメーカー、除細動器、除細動器とは埋め込みの機器で直すものらしいです。不整脈を。このデータを取るときに人工内耳のデータをとっていません。いわゆる、厚生省の役人には人工内耳が眼中にないという感じだとおもいます。この話は果てしないのでおいておきます。ここのデータを見ると、8年度のデータと今回というのは今年度ということですが、データをみても、最大干渉距離をみてください。心臓ペースメーカーの場合ですので、ペースメーカーにどれだけ近づいたら影響がでるかという値です。その除細動器の方も見るとわかりますが、5センチとか1センチとかありますが。実際にはこの数字まで近づいても数字以上に近づいてもほぼ今は問題がない。その理由は干渉率というパーセンテージをみてもらえばわかります。1,8%とか影響のでた台数が少ないということです。これは携帯電話の進歩ということも理由にあります。今みてもらったように携帯電話は進歩しているというデータを頭にいれて、先ほどの人工内耳についているマイクロフォンのシールド効果がたかくなってきている。その2つをあわせても携帯電話の雑音の問題はだいぶ低減されていると思います。ただ、マップの関係が多少、影響する部分に残っているようです。たとえば、私の場合は聞える範囲の広さが、こうだとします。(手で)みなさんの場合はさらに別の山の形のようなマップの形がそれぞれ違います。周波数のある部分がマイクにシールドされていても、多少は入り込むと周波数と周波数がぶつかって雑音という形に出るようです。
実際に田町店さんがこちらに17台ほど用意してもらいましたのでみなさんにきいていただいて、影響がないのかどうか自分なりに携帯電話がどう使えるのか体験していただきたいです。
それから、人工内耳そのものが携帯電話と同じように電磁波を出す機器のひとつとして挙げられます。そのことはコクレアさんが研究段階から電磁波を出す機器の。スピーチプロセッサが電磁波を出す機械なので、電磁波の影響に関しては開発当初から細かく対応し、研究しているようです。現在では電磁波についての規制がいろいろありますが、コクレア社ではこれらの規制に合致した製品を製造しいているということなので他の機器に影響をあたえない、また影響を受けないという基本姿勢で作っているようです。今後はそういったこともありますので、マイクについてもコードについても、改良されていると思います。携帯電話を使う、あるいは一般電話をつかう、一般の音声を聞くにもいろいろといい影響がでてくると思います。私の話はこのくらいにしまして、試聴の形を説明します。まず福田さんと鳥越さんに電話のあらましを説明してもらいます。その後にメールについて。そのあとは実際に体験の前にグループ分けをこちらでしますので。お店ではできないので、この場を借りて聞いてください。
お店で聞けないことも聞いてください。

宮嶋/シールドって言う言葉をもう一度皆さんに説明してください。

真野/シールドについて簡単に言えば、言いにくいですが、電波を入り込まないように、何らかの処置を施している、ということだと思います。

宮嶋/わかた?

真島/古いマイクは何年のことですか。

真野/コクレアさん、いかがでしょうか?私が聞いた範囲では、最近買い換えたマイクの場合、修理に出したマイクについては、シールドをほどこしていると言う事だそうです。古いマイクと言うのは、当初からついていたマイクについては、古いと言う事ですが、

真島/うちは98年と99年です。99年

甘佐/会社で調べてご報告します。

真野/古いマイクについて説明が足りず、すみませんでした。個々にコクレアさんに確認して下さい。
よろしくお願いします。次に入って宜しいですか?その前に、皆さんにアンケートをお配りしていますので、ご協力をお願いします。全部、回収して、データを取りたいと思います。

ドコモ:福田/それでは、ドコモショップ田町です。宜しくお願いします。携帯電話のあらましと言う事で、紹介しますが、一番皆さんに分かってもらえるのが、機種の細かい種別よりも、実際使っていただいた方がよろしいのではないか?と思い、実際に皆様に使っていただきつつ、何か、わからない事があったら、その都度福田か、鳥越の方に手をあげてよんでくだされば、その場に言ってお伺いします。

真野/グループ分けしますので。そこに携帯電話を1台ずつおくので、皆さんで協力して試聴してください。

宮嶋/ちょっといいですか?皆さんにこの携帯電話の試聴をしていただくまえに、携帯電話を持っていない、使った事のない人、ちょっと手を上げてください。皆さん、携帯電話お使いですか?そう言う人は、試聴したくても、どういう風に使ったらよいのか何もきっと分からないですから、その辺、手を上げてる方には、特に分かりやすく説明してくれますか?

宮下/文字通訳はどうしますか。

宮嶋/後ですね、皆さんに個々に携帯電話が渡りますが、その間、要約筆記の方はお休みになってしまいすが皆さんに文字にして聞きたい事があったら、宮下さんの方に申し出て、要約してもらってください。

真野/すみません、もう一つあります。アンケートの中に補聴器とあるんですが、これは、人工内耳と置き換えて考えて下さい。お願いします。では、それぞれ皆さんに電話が行きわたったと思います。こちらの電話番号を書きますので、電話の押し方から説明してもらってかけてみてください。
聴力レベルというのは、人工内耳でです。

二つ電話番号を書きます。
(板書)電話番号は一つだけにしまして、電話のかけ方を一人が回ってくれます。まず、電話番号の押し方から行きます。電話番号の押し方。電話持ってます?まず、電源の入れ方から。正面にむいて、一番右。一番右のボタン、上から2番目の電話のマークがあります。分らない人は手をあげてください。電話のマークを2,3秒押してください。電話の絵がありますね!押してみてください。電源が入って、画面でましたか?画面のでない方手を挙げて。鳥越さん、行ってあげてください。分らない方いますか。みんな電源入りましたか?入ってない人手を挙げて。電源入った方、手をあげてください。次にすすんでもいいですか?次進みます。入らない?okですか?いいですね。次いきます。電話番号の押し方。数字が書いてありますので。
鳥越/電源が入ったところで他のボタンをおすと違う画面になるので、電源のボタンを長く押したと思いますが、そのボタンを軽く一回だけおしえてください。そうすると元の画面に戻りますので。一回だけ軽くおしてください。

真野/大丈夫ですか。画面が出たということで番号の押し方です。ボタンを090−090105746504650順番に押してください。画面に数字が出ますね。どなかたもう通じたようですけど。

鳥越/全員で掛けているので、話中になったりします。

真野/こっちの電話番号につなげるのは順番にしますので画面に番号が出た方手を上げてください。
手をあげたかた、スイッチを押してみてください。受話器をはずしたボタンです。ちょっとまって。横山さん、番号でましたか。今電話で話をしてますのでつなげないでください。どうですか?誰かつながった方いますか?福田さんどうですか。

福田/今つながってたんですが、切れたみたいです。

真野/1回静まってください。みなさん、静まって。中止してください。ちょっとみなさん、静かにしてください。電話切ってください。切って貰いたいんですが。いったん止めてもらいましてこちらから言ってやってもらいます。誰ですか電話。言うこと聞いてくださいよ。いいですか?まず始めに、前の斎藤陽子さんから電話番号を書きますのでこちらに掛けてください。いいですか?
(着信音)
話してみてください。静かにしてください。すいませんけど、長話はご遠慮ください。はい。どうも。大丈夫ですか、
では次、やってみてください。後ろの方。やってみてください。難しいですか。ありがとうございます。次、後ろの方、小野さん、横山さんですか?小野さんですか?小野さん?みなさんちょっと静かにお願いします。横山さんやってみましょう。どうぞ。

横山/大きい番号?

真野/どっちでもいいです。静かにお願いします。

鳥越/切れちゃいました。

真野/次の方いってみます。(着信音)なんか鳴っていますね。
後ろの方。横山さんの後ろ。誰と誰とが話しているんだか分らないんだけど。すいませーん。すいません、次の方にいきますので。電話用アダプタもありますので、試してみたい方は。次菅野さんいってみますか。うしろ。こちらに(板書の2番目の番号)掛けてください。持ってない?(着信音)

鳥越/もしもし、聞こえますか。

真野/携帯電話のアダプタもあります。使ってみますか。

◆現在、甘佐さん、鳥越さん、福田さんの3ペアーが電話をしています。

【個々に電話視聴体験中!!】

【個々に、電話試聴を体験中!!】

真野/だいたい、…。みなさーん、ちょっとこっち見て下さい!
メールの使い方のこともあるので、音声の事はだいたいよければ、メールに進みたいと思うのですが。どうですか?
みなさぁ〜ん!!静かにお願いします。甘佐さん、お願いします。大体音声の様子、よろしいですか?次に、メール。メールを思っています。教えてもらいたいと思っています。教えてもらいたいとたいと思っています。よろしいですか?
メールを教えてもらいますので、電話機を手にとって、メールのやり方を福田さんに教えてもらいますので、よろしくお願いします。がします。よろしくお願いします。

福田/皆さん、通話のほうでは、個人差が大きいようですが、メールのやり取りなら、皆様問題なくできるのではないかという事で、一応、お試し頂きたいと思います。
機種によって、メールの操作方法が多少違うので、私どもが席まで細かく説明が必要。送るだけならひとまず簡単なので、試してください。携帯電話の端末がある人は、その中に、メールのアイコンがあるボタンをさがしてください。鳥越が書いているものです。【板書】
こちらのついているボタンを探してください。メールのアイコンのマークが見つけられない人?いらっしゃいましたら、手をあげてください。皆様見つかりましたか?たいていの機種は、この、メールのアイコンのボタンを、3秒ほど押しっぱなしにしていただくと、「新規メール作成」画面になります。一度3秒ほどメールのアイコンのついたボタンを押してください。そのときに、3秒ほど押しっぱなしにしても、メールのアイコンに写らない人がいたら、いらっしゃいましたら、手を挙げてください。お分かりにならない方がいらっしゃいましたら、手をあげてください。すぐお伺いします。
すみません、本当に機種ごとに、同じドコモの製品ですが、微妙に操作方法が違うので、わかりにくいと思うのですが、分からない方がいらっしゃいましたら、手をあげてください。
そうしましたら、ひとまず先に進みます。今までの所でわからない人?
真野さん、大丈夫そうですか?そうしましたら、ひとまずこの先にメールを送信するところまで説明させていただきます。それぞれの席にお伺いして細かいところを説明します。先程のメールのアイコンのボタンを長押ししていただいてメールの作成画面にいけます。その後に大体の機種だと、題名、あて先、本文の3つの枠がでてくると思います。こちらの枠は本文等を四角の枠にいれていただき、送信という形になりますので、今回の題名はテストとしてください。宛先の部分にこちらに書きました(板書)mo09010574650というこちらの文字を入力してください。ちょっとこちらの件に関して席へ伺いますので、少々お待ちくださいませ。

真野/そろそろいいですか?時間が迫っていますので。みなさん、だいたいやってみましたか?反応がないですね。やってみましたか?/わかんねーんだよ。

真野/どうですか?やってみた感想は。

榎本/聞くのは難しいけどメールは大丈夫です。まだ目はみえます。

真野/携帯電話について質問はありますか。質問無いですか。どうですか?質問のあるかたはどうぞ。菅野さん。どうぞ。

菅野/質問ではないのですが、ドコモの機械を作る方にお願いがあります。私たちのまわりの人はボタンが小さいと操作がしにくいといっているので大きめのボタンでつくる工夫もお願いしたいです。

真野/ありがとうございます。福田さーん。鳥越さん、福田さんは?

斉藤/こちらの方がよく見えるけど。

真野/ドコモさんのらくらくホーンです。画面の文字が一般よりも大きくなっています。操作もやりやすくなっている携帯電話です。見やすいのではないかと思います。よろしいですか?榎本さん個人の?ああそうですか。息子に持たされたそうです。他に質問ないですか?何もありませんか?何もなければアンケートの記入をお願いしたいのですが。お願いします。

斎藤/これのメーカーはなんですか。ドコモのなんてやつですか?

榎本/ドコモのラクラクホンです。

真野/電話のカタログを参考に配りますのでもって帰ってください。アンケートを書き終わったら後ろからまとめてもらうとありがたいですが。だめだな、取りに行きます。

鳥越/今、お貸ししている携帯電話を回収します。

鳥越/今日参加していただいた皆様にドコモショップ田町店からクーポン券をさしあげます。本年度いっぱい、3月まで使える携帯電話の割引券です。3,000円引きです。3,000円で買えるわけではありません。

真野/これで携帯電話の勉強は終わりにします。吉田事務局長さんからお話があるということなので。吉田さん。

吉田(宥)/みなさん、お疲れ様でした。Eメールをぜひ使ってもらいたいです。なぜかというとFAXでは同報送信でも10人に送ると20分もかかります。ところが、Eメールで送るとわずか3秒です。3秒でみなさんに全部着いてしまいます。だからFAXは使いたくないです。私がこういう会を開催するときたくさんのFAXを使います。毎月4000円FAX代がかかります。ところが、行事をすると8000円から10000円のFAX代になります。ぜひEメールをお使いください。是非携帯電話を買ってください。よろしくお願いします。

真野:クーポン券の字が間違っていたようですが使用には差し支えありませんのでお店にぜひ行ってください。

齋藤/ドコモショップの方、いろいろありがとうございました。皆さん、お疲れ様でした。ありがとうございました。東京支部副会長の榎本さん、閉会の挨拶をお願いいたします。

榎本/みなさん、こんにちは。今年は本当にあつかったですね。特に私たちのようにこぶつき、紐付きはもう体に応えました。にもかかわらず、こんなに集まってくださって本当に嬉しいです。いろいろ勉強になりましたか?暑さの後の汗の対策も、病院に聞いていろいろ機械をふいたり、お掃除したりたまには病院でマップを変えてみてください。気圧は夏から秋にかわると聞こえの方も少しは変わるかもしれません。少しでもよりよい聞えになるようにみなさん、教えあったり、病院の先生に聴いたりして分らないことがあったら、教えあってください。聞えない、どうも、自分は人に比べて悪そうだと思うとこういう場所出てこない方が多いんです。みなさんひっぱってきて、いろいろ勉強にかかわるようにしていただきたいです。楽しいおしゃべりやいろいろな交流がリハビリにつながります。ゆっくり、はっきり話せば、人工内耳はよくみなさん、わかるんじゃないかと思います。疲れすぎないように自分の運命を仕方がないと思ってあきらめすぎないように自覚して前向きにみんなでがんばりましょう。
人工内耳という思いがけなかった神様の贈り物に感謝して閉会の辞としたいと思います。ありがとうございます。

宮嶋/神奈川の会で企画している房総半島の旅行の参加者をあと3名、募集しています。会費は21,000円です。9月29日、30日です。来週。参加希望の方は後ろにおられる土屋さんにお願いします。よろしくお願いします。以上です。じゃ、要約筆記さん、ありがとう。

斉藤/これから交流会に参加される方は、休憩室でお待ちください。運営委員の方は、お部屋を元の配列に戻してください。よろしくお願いいたします。
どうもありがとうございました。

(拍手)


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